入園無料の偕楽園が、入場料を徴収できるのだろうか_190215

偕楽園は、茨城県を代表する観光地のひとつ。
茨城百景の1番目〔001_偕楽園〕に制定されている場所でもあります。

これまで偕楽園は、入場料が無料でした。
今秋(2019年秋)から、茨城県外の入場者から、入園料を徴収すると発表しました。

 

茨城県外の入場者ってどれくらいの人数?

偕楽園には「年間100万人」が訪れると発表しています。入園料は300円ほどを予定(税込か税抜かは不明)。

この県外からの観光客による入園料により、「年間1億円ほどの料金収入を見込んでいる」とされているので、
100,000,000円÷300円=333333.33・・・人 → 30万人超
となります。よって、県外からの来場者は全体の3割程度であると考えられます。

 

県外から、年間30万人が偕楽園に来園されるとしています。その来場者の多く(約9割程度)は「水戸の梅まつり」の2,3月の来園かとワタクシは見ています。

オフシーズンの偕楽園<br>梅まつり期間〔02月中旬~03月いっぱい〕以外の時期は、それほど観光客は多くありません。

オフシーズンの偕楽園
梅まつり期間〔02月中旬~03月いっぱい〕以外の時期は、それほど観光客は多くありません。

 

徴収した入場料は何に使われるのか?

徴収する目的として、「観光地としての魅力をさらに高めるための資金を高めるため」としています。

新しく見込まれる収入、資金で、
・江戸時代の建物を復元した休憩施設を作る
・周辺の観光施設(おそらく、茨城県立歴史館のことかと思われます)から訪れやすくなる入場口を新設したりする
と計画しています。

 

県外からの観光客が減る恐れがあります

300円は妥当なのでしょうか?
絶対値として「300円」は、払うことのできない価格帯ではないと思います。

偕楽園の入場料は無料ですが、園内で唯一、「好文亭」は入場料を徴収しています。好文亭の入園料は細かく設定があるので、ここでは「おとな1人200円」という数字だけ用います。

この「200円」もまた、絶対値として払うことのできない価格帯ではありません。実際、梅まつりの期間中、好文亭の2階の戸が開放された通路には、たくさんの入場者を確認することができます。

有料の好文亭を見学する<br>梅まつりシーズンは賑わいます。

有料の好文亭を見学する
梅まつりシーズンは賑わいます。

 

でもワタクシ幸甚は、このちょっとした出費をケチるタイプです。これまで入園料が無料の偕楽園へは何度となく訪問しておりますが、有料の好文亭は、2度ほどしか入ったことがありません。
この数百円、と言う入場料は、意外と敷居が高いのかな?とも思っています。

そうなると、県外からの観光客においては、「有料の偕楽園ではなく、違うところに行こう!」となりかねません。入場料を設定したことにより、茨城県への観光客が減ってしまっては、本末転倒です。

 

弘道館も有料だが「県外」から徴収、と言うくくりはない

そう言う意味では、弘道館〔茨城県水戸市三の丸〕も、入場料が「大人200円」と設定されています。

弘道館〔茨城県水戸市三の丸〕<br>弘道館は入園が有料ですが、県内、県外というくくりはありません。

弘道館〔茨城県水戸市三の丸〕
弘道館は入園が有料ですが、県内、県外というくくりはありません。

『水戸市内観光パス』などが企画され、偕楽園や好文亭への入場が無料になるパスなどが販売される可能性はあります。しかし、好文亭は「県内」の人からも入場料と徴収しているので、「県内」のひとから徴収しない偕楽園とは徴収基準が異なってしまいます。。

 

どうやって、県外の人だけから入場料を徴収するか

茨城県外、県内の人をどうやって選別するのでしょう?
自己申告? 免許証? 学生証?。

チケットを販売する窓口を設けるのでしょうか?

今風に行なうのなら、事前にネットで購入し、スマホ等にQRコードを表示させる、方法が妥当でしょう。

 

偕楽園への入園、チケットチェックはどうやって行なうの?

偕楽園は、外部から入園できる入口、門、が5つあります。

偕楽園 東門<br>常磐神社や、常磐線 偕楽園臨時駅方面からアクセスできる、一番賑わう門。

偕楽園 東門
常磐神社や、常磐線 偕楽園臨時駅方面からアクセスできる、一番賑わう門。

偕楽園 御成門<br>偕楽園の北側にある門。明治天皇が偕楽園に訪問された際、「賑やかな東門」を避けるため設けられました。

偕楽園 御成門
偕楽園の北側にある門。明治天皇が偕楽園に訪問された際、「賑やかな東門」を避けて入園されるため設けられました。

偕楽園 東門<br>偕楽園にとっては、東門が正式な門。茨城県立歴史館方面にあります。

偕楽園 東門
偕楽園にとっては、東門が正式な門。茨城県立歴史館方面にあります。

偕楽園 西門<br>茨城県立歴史館に通じる通路。偕楽園の高台から下りた、西側の広場の先にあります。

偕楽園 西門
茨城県立歴史館に通じる通路。偕楽園の高台から下りた、西側の広場の先にあります。

偕楽園 梅桜橋<br>2000年中頃に架けられた常磐線をまたいで護国神社方面に渡れる橋。

偕楽園 梅桜橋
2000年中頃に架けられた常磐線をまたいで護国神社方面に渡れる橋。

偕楽園には、これだけの外部から出入りできる入口があります。
これらそれぞれに、券売所や入場ゲートを作るのか?といった管理面に課題がありそうです。

チェックするための人を配置すると、人件費もそれなりに掛かります。5ヶ所に5人、毎日10時間も人を配置するとなると、人件費はたいへんな額になりそうです。

 

こう言ったことを踏まえながら、「偕楽園は県外者からのみ入園料を徴収する」ことを考える必要があります。

入場料問題に揺れる偕楽園では、本日02月16日(土)から、『水戸の梅まつり』が開催されます。

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