茨城百景 村松の虚空蔵尊
茨城百景 名称 | 村松の虚空蔵尊 |
読み方 | むらまつのこくうぞうそん / こくぞうそん |
包含風景 | 村松の晴嵐,皇大神宮 |
地域 | 茨城県那珂郡東海村 |
碑の現存 | 現存する |
実際の碑への記載 | 村松の虚空蔵尊 |
説明 | |
関連リンク | |
注釈 | ・茨城県のサイトにある「皇太神宮」は記載間違いと考えられ、「皇大神宮」に訂正してあります。 ・村松晴嵐は 村松青嵐 と記載する事例有り。 ・村松虚空蔵堂 、 村松山虚空蔵堂 の表記もあります。 |
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060109 村松虚空蔵尊と阿漕ヶ浦公園
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茨城百景 村松虚空蔵尊
村松虚空蔵尊〔茨城県那珂郡東海村村松〕は常磐線東海駅から東へ5キロ。阿漕ヶ浦公園の南東側にあります。
周辺には日本原子力研究開発機構、日本原子力発電、いばらき量子ビーム研究センターなど、原子力にまつわる施設が多く存在しています。
村松虚空蔵尊(日高寺・真言宗)は大同02年(807)、東北巡礼中の弘法大師がこの地で夜ごと海中に不思議な光を放つものがあり、その物体が一本の霊木であることが分かりました。大師がそれを刻み、大満虚空蔵菩薩をつくり本尊としたのが始まりと伝えられています。
また伊勢の朝熊山(あさまやま)、会津の柳津(やないず/やいず)と並んで日本三大虚空蔵のひとつと言われています。
この虚空蔵尊は攘災招福(じょうさいしょうふく)の仏として、初厄の13才に参れば知恵と福徳がさずけられるという信仰から、「十三詣り」と称して近隣から参拝者が訪れます。
寺の裏には多宝塔。山村暮鳥の詩碑。虚空蔵村の壁には絵馬がたくさん掛けられ、「祈合格」など受験生のものが多い。
茨城百景 包含風景 皇大神宮
虚空蔵尊本堂の後方にある村松大神宮は、古くから虚空蔵尊と神宮寺の関係にありました。平安時代の初め、桓武天皇の時代に伊勢神宮の文連をまつり皇大神宮としました。水戸藩主光圀、斉昭の崇敬に厚く、本殿・社殿などが寄進されました。
茨城百景 包含風景 村松の晴嵐 / 水戸八景
天保04年(1833)、水戸9代藩主徳川斉昭が中国の瀟相八景(しょうじょうはっけい)になぞらい、藩内の子弟に自然観賞と健脚鍛錬とを図るため設定された「水戸八景」。そのひとつが、ここ「村松晴嵐(むらまつせいらん)」です。
烈公は、この村松の地を
真砂地に 雪の波かと見るまでに 塩霧はれて 吹く嵐かな
と詠み、「村松晴嵐」と命名しました。
碑は天保05年(1834)建立。碑石の題字は烈公自らの書です。