福島県いわき市:2003年05月03日(土)取材
常磐線旧トンネル訪問の旅2003第2章 1/2/3/4/5/6
今回の常磐線旧トンネル訪問は、3泊4日の計画。本日はその2日目です。
午前中は向山トンネル、鞍掛山トンネルを攻略し、ますます乗ってきました。
午後は、常磐線久ノ浜駅から末続駅までの間にある、旧トンネルを攻略します。
久ノ浜駅と末続駅の間には、5つのトンネルがあります。
久ノ浜側から見て、
- 原見坂トンネル(273.10m)
- 大沢トンネル(226.02m)
- 天神沢トンネル(85.40m)
- 深谷沢トンネル(172.00m)
- 館ノ山トンネル(109.75m)
いずれも常磐線が電化される際に、架線を張るにはトンネル内の高さが足りず、架線を張れる大きく新しいトンネルが設けられました。これから訪問するのは、泣く泣く廃棄したであろう、旧トンネルたちです。
常磐線 久ノ浜駅再訪
午後の常磐線 廃トンネルの旅は、前回(2003年04月)の旅(常磐線北上の旅 第1章)の締めくくりだった、常磐線久ノ浜駅からスタートです。
前回、久ノ浜駅に来た時は、強い雨風の中の到着でしたが、今日はたいへん天気がよいです(^^)。
さて、久ノ浜駅前から再び北上していきます。” width=”500″ height=”375″> 久ノ浜駅前
さて、久ノ浜駅前から再び北上していきます。
左手に原見坂トンネルが見えてくるはずです。” width=”500″ height=”375″> 県道395号を北上中
左手に原見坂トンネルが見えてくるはずです。
常磐線 旧トンネル 原見坂トンネル
常磐線 久ノ浜駅を出て1km程度の位置に、原見坂トンネルがあります。
県道395号から分岐した県道246号の跨線橋から久ノ浜方面を振り返ります。現行線路向かって左側に、うっすらと線路があったように見えます。” width=”500″ height=”375″> 旧線路跡が見える
県道395号から分岐した県道246号の跨線橋から久ノ浜方面を振り返ります。現行線路向かって左側に、うっすらと線路があったように見えます。
県道395号から「現行 原見坂トンネル」が見えます。しかし、旧トンネルの原見坂トンネルの方は木々に覆われ確認することは困難です。いろいろな角度から見てみましたが、ベストショットが分かりません。
末続駅方面に視線を向けると、現行の原見坂トンネルがはっきり見えます。その右手にうっすらと、廃棄された旧トンネル原見坂トンネルがあるように感じられます。” width=”500″ height=”375″> 現行 原見坂トンネル
末続駅方面に視線を向けると、現行の原見坂トンネルがはっきり見えます。その右手にうっすらと、廃棄された旧トンネル原見坂トンネルがあるように感じられます。
県道の高さは線路のあるレベルからかなり高い位置にあります。封鎖されている階段を降りて確認しようにも、よくよく見ると線路位置は水位が低いようで水溜り(沼のようにも見える)になっています。
県道395号沿いに原見坂トンネルの場所に降りられそうな階段があります。” width=”500″ height=”375″> 県道沿いから下に降りられる封鎖された階段
県道395号沿いに原見坂トンネルの場所に降りられそうな階段があります。
こんもりとした木々の間から見えるのは、水面。もしかしたら、ずぶずぶの沼地状態かも!?” width=”500″ height=”375″> 水位が低い?
こんもりとした木々の間から見えるのは、水面。もしかしたら、ずぶずぶの沼地状態かも!?
こういう時は無理をせずに、トンネルの反対側から責めるくらいの気持ちでいなければなりません。
県道の原見坂トンネルをくぐり抜けます。
沼地らしき旧トンネルへのアクセスは無理をせず、先を進む事にします。” width=”500″ height=”375″> 県道395号の原見坂トンネル
沼地らしき旧トンネルへのアクセスは無理をせず、先を進む事にします。
県道右手に小道を見つけたので、そちらに渡り、進んでいきます。
保守用の階段を見つけたので、登ってみるものの、トンネルらしきものは確認できず。さらに道を進むことにしました。
細い分岐する道を発見したので、そちらに進んでみます。方角的に、こちらに常磐線の線路があるはず。” width=”500″ height=”375″> 県道395号から外れる小道
細い分岐する道を発見したので、そちらに進んでみます。方角的に、こちらに常磐線の線路があるはず。
ここを上れば原見坂トンネルにアクセスできるかも!?と思い、上がってみました。” width=”500″ height=”375″> 常磐線 保守用の階段
ここを上れば原見坂トンネルにアクセスできるかも!?と思い、上がってみました。
残念ながら、原見坂トンネルにはアクセスできそうもありません。やっぱり先ほどの沼地からアクセスするしかないのか。。” width=”500″ height=”375″> 原見坂トンネルは見えなかった
残念ながら、原見坂トンネルにはアクセスできそうもありません。やっぱり先ほどの沼地からアクセスするしかないのか。。
たいへん高さの低いアーチを見つけました。常磐線初期の頃からある物のようです。” width=”500″ height=”375″> レンガ調のアーチトンネル
たいへん高さの低いアーチを見つけました。常磐線初期の頃からある物のようです。
レンガ調の橋げたをくぐり、さらに進みます。再び県道に合流。金ヶ沢第1トンネルを通過。休憩所があったので、ちょっとだけ休憩します。
210m。道は国道6号に戻り、北上します。” width=”500″ height=”375″> 金ヶ沢第1トンネル
210m。道は国道6号に戻り、北上します。
119m。第1、第2と連続してトンネルを通過。” width=”500″ height=”375″> 金ヶ沢第2トンネル
119m。第1、第2と連続してトンネルを通過。
高速道路並みな休憩所がありました。ちょっとばかり休憩させていただきます。” width=”500″ height=”375″> 大沢休憩所
高速道路並みな休憩所がありました。ちょっとばかり休憩させていただきます。
国道6号は、東京中央区から仙台まで連なる長距離道路。超長距離ですから、休憩所があるのもうなずけます。” width=”500″ height=”375″> 道路案内
国道6号は、東京中央区から仙台まで連なる長距離道路。超長距離ですから、休憩所があるのもうなずけます。
常磐線 末続駅
国道6号を北上していくと、末続駅の看板が出てきてしまいました・・・。この区間にあるとされる、5つあるはずのトンネルをひとつも見つけていない~。(原見坂トンネルはアクセスできていないので、見つけたことにしていません・・・)
国道6号沿いに末続駅を知らせる看板が現れました。” width=”456″ height=”337″> 末続駅の看板
国道6号沿いに末続駅を知らせる看板が現れました。
国道から右折し、たんぼの細い道に入っていきます。” width=”500″ height=”375″> 国道を右折する
国道から右折し、たんぼの細い道に入っていきます。
田んぼのつらなる道で右折。末続駅に到着します。
時間は14時になろうとしています。いったん末続駅で休憩+撮影。
前回はここ末続駅で旅が終わってしまいました。今回はこれから!!” width=”500″ height=”375″> 常磐線 末続駅 駅舎
前回はここ末続駅で旅が終わってしまいました。今回はこれから!!
末続駅から久ノ浜駅に戻るように南下して散策する
トンネルを探すため末続駅側から久ノ浜駅に戻るようにして南下していきます。
住宅街に入ってしまいました・・・。くねくねと続く道を進んでいくと、枕木が積まれているのを発見。これは何かある! そう確信していると、踏み切りに出ました。館の山踏切です。
末続駅から久ノ浜駅方面にもどるように進むと住宅街に迷い込みました。” width=”500″ height=”375″> 枕木が積まれている
末続駅から久ノ浜駅方面にもどるように進むと住宅街に迷い込みました。
GPSで確認すると、こちらに常磐線の線路があるはずなのですが。。。” width=”500″ height=”375″> くねくね続く道
GPSで確認すると、こちらに常磐線の線路があるはずなのですが。。。
小さい踏切に出ました。現行名は「館の山」で、究明は「館ノ山」なんですね。” width=”500″ height=”375″> 館の山踏切
小さい踏切に出ました。現行名は「館の山」で、旧名は「館ノ山」なんですね。
常磐線 館ノ山トンネル(109.75m)
館の山踏切の右手には、館ノ山トンネルがあります。
館の山踏切のすぐ右手に、館ノ山トンネルがあります。109.75m。出口が見えます。” width=”500″ height=”375″> 館ノ山トンネル〔久ノ浜駅方面/南側〕
館の山踏切のすぐ右手に、館ノ山トンネルがあります。109.75m。出口が見えます。
館ノ山トンネルの久ノ浜駅側には、セメントで彫られた文字があります。” width=”500″ height=”375″> 「館山ずい道」の文字
館ノ山トンネルの久ノ浜駅側には、セメントで彫られた文字があります。
トンネル内部側面部分には、白くなったレンガが見えます。天井部分はセメントで保護カバーされています。” width=”500″ height=”375″> トンネル内部
トンネル内部側面部分には、白くなったレンガが見えます。天井部分はセメントで保護カバーされています。
館ノ山トンネルは109.75mとあまり長くありません。それでも足場は砂利が厳しく、自転車をこぎながら進むのは困難なので、自転車を押しながら進みます。トンネルを抜けると、保守用の道路はすぐに終わってしまい、線路に吸収されるように行き止まりになってしまいます。遠くには末続駅のホームが小さく見えます。
旧線跡は、現行線路に吸収されていきます。写真では分かりづらいですが、遠くに末続駅のホームがあります。” width=”500″ height=”375″> 館ノ山トンネルを通過する
旧線跡は、現行線路に吸収されていきます。写真では分かりづらいですが、遠くに末続駅のホームがあります。
こちら側の方が草木に囲まれ、こんもりした印象を受けます。” width=”500″ height=”375″> 館ノ山トンネル〔末続駅側〕
こちら側の方が草木に囲まれ、こんもりした印象を受けます。
今通ってきた館ノ山トンネルを戻り、もう一つ別の保守用道路を自転車で通り抜けています。
保守用の道路は砂利が少なく、たいへん走りやすいです。深谷沢トンネルまでかなりの距離がありましたが、自転車だったのであっという間に着きました。右手の常磐線線路との間には背の高さ以上の藪があり、段々と木々が競りあがってきたので線路からの視界はなくなりました。
保守用道路でトンネルを散策している姿を通過する電車の運転手、乗客に見られ、通報されたりしたら面倒なことになってしまいます。視界が遮られているので、これで安心してトンネルに挑めます(^^)。
トンネルまで距離がありますが、自転車なのでらくらく。” width=”500″ height=”375″> 保守用道路を進む
トンネルまで距離がありますが、自転車なのでらくらく。
保守用道路は現行線路につかず、離れずで設けられています。” width=”500″ height=”375″> くねくね
保守用道路は現行線路につかず、離れずで設けられています。
常磐線 深谷沢トンネル(172.00m)
深谷沢トンネルは172.00m。決して短い距離ではありませんが、トンネルの構造が直線のため、出口の光が見えています。さらに言えば、その先の天神沢トンネルも直線上にあるようで、深谷沢トンネルの出口の先に天神沢トンネルの入り口がくっきりと見えています。
かっちりした印象。” width=”500″ height=”375″> 常磐線旧トンネル 深谷沢トンネル〔末続駅方面〕
かっちりした印象。深谷沢トンネルの先に、天神沢トンネルが見えます。
入り口脇にはさび付いた「深谷沢」の看板が打ちつけられています。
さびてしまい、何とか読める程度です。” width=”500″ height=”375″> 「深谷沢」の看板
さびてしまい、何とか読める程度です。
部分部分でレンガが落ちているところもありますが、比較的状態は良いです。” width=”500″ height=”375″> トンネル天井部
部分部分でレンガが落ちているところもありますが、比較的状態は良いです。
深谷沢トンネルに入っていきます。トンネル内は比較的乾燥しているようで、レンガの崩落の危険性は少なそうです。
線路内で汽車をさせる為に設けられたであろう、退避用のくぼみ。” width=”500″ height=”375″> 待避口
線路内で汽車を避ける為に設けられたであろう、退避用のくぼみ。
深谷沢トンネルを出ると、すぐ目の前に天神沢トンネルがありました。” width=”500″ height=”375″> 深谷沢トンネルを出る
深谷沢トンネルを出ると、すぐ目の前に天神沢トンネルがありました。
常磐線 天神沢トンネル(85.40m)
深谷沢トンネルを抜けると100m程度先に天神沢トンネルが見えます。天神沢トンネルは85.40mで今回訪問するトンネルの中で、一番短い距離です。このトンネルは久ノ浜に向かって右に曲がっていくようで、出口の光が半分だけ見えます。
右手には藪。藪の反対側は、現行の深谷沢トンネルが走っています。
左手に視界が開けました。工事現場のようで、工事車両が入っています。” width=”500″ height=”375″> 天神沢トンネル〔末続駅方面〕
左手に視界が開けました。工事現場のようで、工事車両が入っています。
こちらはコンクリートで固められた現行のトンネル。” width=”500″ height=”375″> 現行 天神沢トンネル〔末続駅方面〕
こちらはコンクリートで固められた現行のトンネル。
天神沢トンネルの作りと、深谷沢トンネルの作りはたいへん似ています。丸いアーチ状にレンガを配し、その周りを横にレンガを積んでいく工法です。
見た目に、まだ現役で使われているような雰囲気があります。” width=”500″ height=”375″> 天神沢トンネル 上部
見た目に、まだ現役で使われているような雰囲気があります。
トンネル内は乾燥しており、安全性が高そう。” width=”500″ height=”375″> 天神沢トンネルを進みます
トンネル内は乾燥しており、安全性が高そう。
PCB汚染物
天神沢トンネルを抜けると、左手の山々の間から海が見えます。
もう少し先に、大沢トンネルがあるはずです。” width=”500″ height=”375″> 天神沢トンネルを通過
もう少し先に、大沢トンネルがあるはずです。
末続側と似ているデザインです。保存状態も良さそう。乾燥しているのがよいのかな。” width=”500″ height=”375″> 天神沢トンネル〔久ノ浜駅方面〕
末続側と似ているデザインです。保存状態も良さそう。乾燥しているのがよいのかな。
この辺りのトンネルは視界が良くなかったのですが、ここに来て、海が見ます。” width=”500″ height=”375″> 海が見えます
この辺りのトンネルは視界が良くなかったのですが、ここに来て、海が見ます。
自転車を進めると、コンクリートの棺があり、『PCB汚染物』の看板があります。「関係者以外の取り扱いを禁止する」の文字(´・ω・`)。近くに原発もあるし、そういった関係の廃棄物がしまわれているのかしら??(´;ω;`)。
『関係者以外の取扱を禁止する」らしいです。PCBって、ナニ?(´=ω=`)。” width=”500″ height=”375″> PCB汚染物
『関係者以外の取扱を禁止する」らしいです。PCBって、ナニ?(´=ω=`)。
この中に宝物があるのかしら!?誰にも渡さない!! (@@)ハアハア ヒトリジメ。” width=”500″ height=”375″> コンクリートで固められた石棺
この中に宝物があるのかしら!?誰にも渡さない!!(@@)ハアハア ヒトリジメ。
怖いので、これ以上PCB汚染物には近寄らず、次の大沢トンネルに向かいます。
常磐線 大沢トンネル(226.02m)
大沢トンネルはトンネル左手に山がせりあがる法面となっていて、右手には背の高さをゆうに越えた藪が覆いこんでいます。入り口の左手には、「大沢ずい道」の文字が彫られた石が構造物に埋め込まれています。
大沢トンネルに行く途中、枕木で作られた橋がありました。たたいて安全を確かめてから渡ります。” width=”500″ height=”375″> 枕木の橋
大沢トンネルに行く途中、枕木で作られた橋がありました。たたいて安全を確かめてから渡ります。
辺りが山に包まれるようにして、トンネルがあります。” width=”500″ height=”375″> 大沢トンネルが見えてきた
辺りが山に包まれるようにして、トンネルがあります。
木々に囲まれるようにして、トンネルがあります。反対側の出口の光が見えません。” width=”500″ height=”375″> 常磐線 旧トンネル 大沢トンネル〔末続駅方面〕
木々に囲まれるようにして、トンネルがあります。反対側の出口の光が見えません。
大沢トンネルはアーチ状にレンガで詰まれ、上のアールの部分がコンクリートでできており、その周りを横にレンガ積みしていっています。
トンネルの中はコンクリートで補強修理をした後のようで、安心感があります。距離は226.02m。かなりの距離があります。トンネルは左に曲がっていくようで、出口の光は見えてきません。しばらく自転車を押していくと、出口です。
「竣工 昭29.1.10. 施工者 ライ工業KK」の文字が彫られています。” width=”500″ height=”375″> 「大沢ずい道」の文字
「竣工 昭29.1.10. 施工者 ライ工業KK」の文字が彫られています。
トンネル上部に樹が浸食しています。強度が落ちていないか心配です(^^;)。” width=”500″ height=”375″> トンネル上部には樹が浸食
トンネル上部に樹が浸食しています。強度が落ちていないか心配です(^^;)。
トンネルは226m近くの長い距離があります。出口の光が見えないと言うのは怖い感じです。” width=”500″ height=”375″> トンネルの出口が見えない
トンネルは226m近くの長い距離があります。出口の光が見えないと言うのは怖い感じです。
トンネル内部にて、補強用のセメントがはがれ落ちています。。(´TωT`)ブルブル。” width=”500″ height=”375″> トンネルの壁面が崩落
トンネル内部にて、補強用のセメントがはがれ落ちています。。(´TωT`)ブルブル。
このまま先ほど行くことのできなかった、原見坂トンネルに行くつもりでした。しかし、保守用の道路は右に曲がっていくようにして、現行の線路に吸収されてしまいました・・・。
今回は原見坂トンネルはあきらめましょう・・・。
草木に包まれてしまった、ジャングルなトンネルです。” width=”500″ height=”375″> 大沢トンネル〔久ノ浜駅方面〕
草木に包まれてしまった、ジャングルなトンネルです。
原見坂トンネルはこちらかわアクセスする事はできないようです・・・(´・ω・`)。” width=”500″ height=”375″> 旧線路は、現行線路に吸収される
原見坂トンネルはこちらかわアクセスする事はできないようです・・・(´・ω・`)。
かなりの収穫を得た常磐線旧トンネルの旅2日目でした
今来たトンネルをすべて、末続駅方面に戻っていきます。
末続駅まで戻り、電車を待ちます。ちょうどいわき駅行きの電車が出てしまった後のようで、70分待つことになります。
駅舎内にて自転車を持ち込みます。いわき駅に戻る電車まで、1時間以上あります・・・。” width=”500″ height=”375″> 常磐線 末続駅 駅構内にて
駅舎内にて自転車を持ち込みます。いわき駅に戻る電車まで、1時間以上あります・・・。
駅トイレ脇の水道で顔を洗い、服を着替えます。自転車を輪行バックにしまいます。まだまだ時間があるので、末続駅ホームに出て、駅斜面の花々を撮影します。ホームの先には、先ほどの館ノ山トンネルが見えます。こうして見ると、末続駅ホームから歩いていったほうが近そうです(´^ω^`)。
きれいですねぇ~。” width=”500″ height=”375″> 末続駅のツツジ
きれいですねぇ~。
館ノ山トンネルが見えます。” width=”500″ height=”375″> 末続駅ホーム端から
館ノ山トンネルが見えます。
末続駅は今でこそ無人駅ですが、地元民が作り上げた地元の為の駅です。” width=”500″ height=”375″> 海が見える駅
末続駅は今でこそ無人駅ですが、地元民が作り上げた地元の為の駅です。
いわき駅に戻る為の電車が来ました。いわき以北の常磐線のカラーは緑色。” width=”500″ height=”375″> いわき駅行き電車が来る
いわき駅に戻る為の電車が来ました。いわき以北の常磐線のカラーは緑色。
電車が来ました。電車の手すりに輪行バックのわっかを結びつけ、いわき駅に戻ります。
一度ビジネスホテルに戻り、洗濯物を取ってきます。ホテルの方に教えてもらったコインランドリーで洗濯しつつ、近くのセブンイレブンで食事を購入します。
明日はいよいよ念願の金山トンネルを攻略します。
うとうとしながら眠りにつきました。
おまけ:東洋ホテル 予約通りの部屋
初日にも書きましたが、3泊中の2,3泊目は本来予約したとおりの通常の部屋に泊まります。比較してやってください~(^^;)。
ベッド幅が少し狭くなったでしょうか
作り付けのテーブルも、部屋のスペースの関係で詰め込まれています。
ユニットバス。一見普通です。
シャワースペースが、かなり狭いですね。
蛇口周りは清掃されていますが、古さは感じます。
次へ>>常磐線 旧トンネル訪問の旅 第2章 ~末続、夕筋、台ノ山、東禅寺トンネル
常磐線旧トンネル訪問の旅2003第2章 1/2/3/4/5/6
Re:ぶらり茨城(2018年10月31日記載)
【 今(2018年)の常磐線 旧トンネルは安全なのか 】
この常磐線の旧トンネル散策の旅は、かれこれ13年前の行動です。
当時のトンネル訪問に関して、ところどころで“旧トンネルは安全なのか”とビビりながら散策しています。現行のトンネルなら、JR側が安全性のチェックを行なうでしょうが、果たして保守用に使っているとは言え、“廃棄したトンネル”の安全性のチェックまでは行なっていないのではないでしょうか。
なので、本作品をご覧になって、「KOUJINNでも旧トンネルを訪問できるなら、俺でも(私でも)できる」なんて思って行動に移すのはご注意ですね。
特に、2011年03月には東日本大震災での、震源地に近い場所です。
当時、地震の揺れで、線路がゆがむ写真などが出回りましたが、そういう対外的な要素が加わっています。崩落するかもしれません。13年前とは、強度という目線でも劣化している事でしょう。
後は、もともと旧トンネルや保守道路はJRが管理する土地です。昔と違って法律的にビンカンな時代になっています。俺の口から「絶対に旧トンネル訪問は止めましょう」というのもおかしいので、皆様の賢明なご判断をお願いいたします。
このページについて
このページは、2003年05月03日に取材した内容に基づき、2004年07月11日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。