常磐線 旧トンネル訪問の旅 第2章 ~金山トンネル

常磐線_旧トンネル訪問の旅_第二章_05_金山トンネル

福島県楢葉町2003年05月04日(日)取材
常磐線旧トンネル訪問の旅2003第2章 /////

 

 

今回の常磐線旧トンネル訪問は、3泊4日の計画。
本日はその3日目の後半です。前半の「末続、夕筋、台ノ山、東禅寺山トンネル」はこちらから。

 

常磐線 木戸駅

木戸駅電車で通過したことはありますが、下車したことはありません。GPSもあることですし、このまま自転車木戸駅まで行ってみますかー。右手に火力発電の煙突が見えます。

お地蔵さん<br srcset=

道路のど真ん中に、かなり派手な装飾のお地蔵さんが設置されています。” width=”500″ height=”375″> お地蔵さん
道路のど真ん中に、かなり派手な装飾のお地蔵さんが設置されています。

火力発電の煙突<br srcset=

人が生きていくためには、火力発電や原子力発電の力を借りなければなりません。” width=”500″ height=”375″> 火力発電の煙突
人が生きていくためには、火力発電や原子力発電の力を借りなければなりません。

さらに進むと、左手に大きな芝生のある公園が現れました。二ツ沼総合公園という公園らしいです。親子連れでスポーツを楽しんだり、サイクリングコースがあるらしく、サイクリングを楽しんでいる方もいます。少し進むとJヴィレッジという、スポーツ施設も現れました。

二ツ沼総合公園<br srcset=

園内では親子連れやサイクリングで楽しむ方が見えます。” width=”500″ height=”375″> 二ツ沼総合公園
園内では親子連れやサイクリングで楽しむ方が見えます。

Jヴィレッジ<br srcset=

サッカーのトレーニングセンター。先ほどの二ツ沼総合公園とは異なり、人の気配がありません。” width=”500″ height=”375″> Jヴィレッジ
サッカーのトレーニングセンター。先ほどの二ツ沼総合公園とは異なり、人の気配がありません。

道をガンガン進んで楢葉町(ならはちょう)に入ります。

楢葉町の看板<br srcset=

広野町から楢葉町に入ります。” width=”500″ height=”375″> 楢葉町の看板
広野町から楢葉町に入ります。

常磐線の線路に合流<br srcset=

しばらく進むと、常磐線の線路に合流できました。” width=”500″ height=”375″> 常磐線の線路に合流
しばらく進むと、常磐線の線路に合流できました。

GPSで線路のある方向を確認しながら、木戸駅へ。木戸駅の反対側に出てしまったので踏切を渡り、木戸駅正面に回ります。駅前には駅舎より立派なトイレがあります。お店もあったので、缶コーヒーとペットボトルのお茶を購入。しばし休憩。

常磐線 木戸駅 駅舎<br srcset=

いわき駅以北の常磐線駅舎に多いデザイン。木戸駅と言われないと、似ている駅舎が多くて分からないかも。” width=”500″ height=”375″> 常磐線 木戸駅 駅舎
いわき駅以北の常磐線駅舎に多いデザイン。木戸駅と言われないと、似ている駅舎が多くて分からないかも。

木戸駅駅前のお店<br srcset=

駅前はロータリーになっています。こちらのお店で買い物。” width=”500″ height=”375″> 木戸駅駅前のお店
駅前はロータリーになっています。こちらのお店で買い物。

 

常磐線 竜田駅

木戸駅からさらに竜田駅に北上します。木戸-竜田間の路線は曲がりくねっていますが、直線距離で見れば広野-木戸間よりも近いです。木戸橋を渡り、北田陸前浜街道踏切を通過。線路から離れないように進んでいくと、遠くに竜田駅が見えてきました。

北田陸前前浜街道踏切

北田陸前前浜街道踏切

竜田駅が見える<br srcset=

竜田駅は前回も訪問しており、ちょっと懐かしい気がします(^^;)。” width=”500″ height=”375″> 竜田駅が見える
竜田駅は前回も訪問しており、ちょっと懐かしい気がします(^^;)。

常磐線 竜田駅 駅舎<br srcset=

さあ、いよいよこれから常磐線 金山トンネルを攻略です!” width=”500″ height=”375″> 常磐線 竜田駅 駅舎
さあ、いよいよこれから常磐線 金山トンネルを攻略です!

 

金山トンネルに藪コギリベンジ

竜田駅前の通りを進み、楢葉北小学校の脇の道を進みます。井出川の大きな橋を渡り、右折。しばらく進むとお墓のある道になります。Y字になりますから、左手の常磐線線路保守用の道を突き進みます。土が盛り上がる場所まではかなりの距離がありますから、スピードを上げます。

楢葉北小学校 脇の道

井出川を通過

常磐線 線路保守用の道<br srcset=

ここをまっすぐ突き当たるまで進みます。” width=”500″ height=”375″> 常磐線 線路保守用の道
ここをまっすぐ突き当たるまで進みます。

現行の金山トンネル入口<br srcset=

左手の藪を注意深く見ると、人が一人通れるような入口があります。” width=”500″ height=”375″> 現行の金山トンネル入口
左手の藪を注意深く見ると、人が一人通れるような入口があります。

土が盛り上がる場所まで来たら、自転車を持ち上げ、裏手に回ります。自転車を押していくと、目の前に小高い丘になっており、藪になっています。

自転車をそこに置いて、藪コギの準備。杖を出し、GPSをセット。よくよく見ると、藪には人が通ったような跡がありますから、そこを進んでいきます。しかし、ここの藪コギはかなりこの手の方々にも「評判」らしく、多くの人が道を踏み慣らしています。そのため、ここだと思った道を進んでも行き止まりになっていたりします。迷わせる藪道

結局、線路の脇に一度出て、現・金山トンネル入り口付近まで行くと、そこから簡単に旧金山トンネル方面に行けるる道があるのでした。といっても、は深く、時にはしゃがんで進まなければならない場所もあります。

細い木が覆い被さる<br srcset=

藪だけでなく、細い木が進路をふさぎます。しかし、踏みならされた跡があるので行くべき道が分かるはず。” width=”500″ height=”375″> 細い木が覆い被さる
藪だけでなく、細い木が進路をふさぎます。しかし、踏みならされた跡があるので行くべき道が分かるはず。

よつんばになってくぐる<br srcset=

踏みならされた道がだんだん狭くなり、よつんばにならないと通れなくなる場所もあります。” width=”500″ height=”375″> よつんばになってくぐる
踏みならされた道がだんだん狭くなり、よつんばにならないと通れなくなる場所もあります。

 

金山トンネル(竜田駅側/1654.76m)

今回は準備が万端だったので、これといって困るようなことがなく、藪コギに専念できます。深い深いを抜け、木々の視界を抜けたとき、目の前に大きな金山トンネルが聳え立ちました。

金山トンネルが見えた!<br srcset=

よつんばになって、細い道をくぐり抜けると、目の前に金山トンネルがそびえていました。。” width=”500″ height=”375″> 金山トンネルが見えた!
よつんばになって、細い道をくぐり抜けると、目の前に金山トンネルがそびえていました。。

 

金山トンネル。1654.76m。今回の『常磐線 旧トンネル訪問の旅』、最後を締めくくるには十分すぎるほどのトンネルです。入り口の真ん中上部には日本鉄道の紋章が埋め込まれています。

日本鉄道の紋章<br srcset=

今まで訪問した、常磐線旧トンネルには無かった、日本鉄道の紋章が白く輝いています。” width=”500″ height=”375″> 日本鉄道の紋章
今まで訪問した、常磐線旧トンネルには無かった、日本鉄道の紋章が白く輝いています。

 

神々しく寛大で、しかも神秘的な雰囲気まで漂わせます。トンネル奥からは涼しいというより、うすら寒い風が吹いてきます。トンネルの地面には、枕木跡の残ったセメントがしっかりと残っています。

「金山」の看板<br srcset=

金山トンネルの入口左手には、“金山”と書かれた看板があります。うっすらと読み取れます。” width=”500″ height=”375″> 「金山」の看板
金山トンネルの入口左手には、“金山”と書かれた看板があります。うっすらと読み取れます。

天井部分は青く苔ている<br srcset=

こういうふうに苔の生えているトンネルは、他にはありませんでした。湿気が強いのかな。” width=”500″ height=”375″> 天井部分は青く苔ている
こういうふうに苔の生えているトンネルは、他にはありませんでした。湿気が強いのかな。

地面部分<br srcset=

枕木が置かれていた溝が確認できます。奥からは寒い風が吹いてきます。” width=”500″ height=”375″> 地面部分
枕木が置かれていた溝が確認できます。奥からは寒い風が吹いてきます。

旧金山トンネル自体の構造は劣化もあまりなく、安全そうな雰囲気さえ感じられます。しかし、2km近い道を歩きぬけるのは勇気がいりすぎます・・・(´・ω・`)。今回は入り口近くの内部だけ撮影し、金山トンネルを後にすることにしました。

 

神秘の金山トンネルでいただきもの

金山トンネルから藪道を戻り、現行の線路脇を自転車を置いてきた場所までダッシュで戻ります。線路の脇を走るので、電車が来ると、たいへんまずいからです。そのとき足元に大きな釘を発見。行きの時は見つけられなかったのになーっと思いつつ、拾い上げ走り続けます。
ここに来て貴重な「おみやげ」を発見してしまいました。

線路脇を急ぐ<br srcset=

現行線路のわきを歩いているのを見つかったら、いろいろややこしくなるので、急ぎ足で戻ります。” width=”500″ height=”375″> 線路脇を急ぐ
現行線路のわきを歩いているのを見つかったら、いろいろややこしくなるので、急ぎ足で戻ります。

犬釘(いぬくぎ)<br srcset=

枕木に線路(レール)を固定する時に使用するくぎ。現在ではあまり使われていません。” width=”500″ height=”375″> 犬釘(いぬくぎ)
枕木に線路(レール)を固定する時に使用するくぎ。現在ではあまり使われていません。

夕焼けが辺りを包む<br srcset=

日が傾いてきました。そろそろホテルに戻るために、竜田駅に戻りましょうか。” width=”500″ height=”375″> 夕焼けが辺りを包む
日が傾いてきました。そろそろホテルに戻るために、竜田駅に戻りましょうか。

日がだいぶ傾いてきました。夕焼けがあたりの新緑をきみどり色に染めます。感慨にふけているわけには行きません。竜田駅に戻らないと。
自転車を走らせ、来た道を戻ります。

 

竜田駅窓口にて、自宅最寄り駅までの乗車券を購入します。今日はいわき駅までしか戻りませんが、いわき駅では途中下車扱いにするつもりです。下りの電車は10分後。急いでトイレで顔を洗い、着替えて自転車をたたみます。跨線橋をわたり、ホームで電車を待つと電車が入線してきます。

運転席後ろの手すりに折りたたみ自転車を留めて、ボックス席に座ります。夕焼けがすごくきれいです。

満足した旧トンネルの旅でした<br srcset=

常磐線旧トンネルの旅は、たいへん収穫がありました。” width=”500″ height=”375″> 満足した旧トンネルの旅でした
常磐線旧トンネルの旅は、たいへん収穫がありました。

セブンイレブンの晩ご飯<br srcset=

ホテルの部屋にて、コンビニ飯で打ち上げです。” width=”500″ height=”375″> セブンイレブンの晩ご飯
ホテルの部屋にて、コンビニ飯で打ち上げです。

いわき駅に到着。ホテルに戻り、洗濯物を持ってコインランドリーセブンイレブンに行きます。

 

常磐線旧トンネル訪問の旅2003第2章 /////

 


 

Re:ぶらり茨城(2018年11月09日記載)

【 常磐線 旧トンネルの旅  】

2011年03月11日に三陸沖を震源とした地震が発生し、津波が発生。津波により福島第一原子力発電所の事故が起き、この金山トンネルのある楢葉町は警戒区域に指定され、近寄ることができなくなってしまいました。

それも2015年09月05日に避難指示が解除されましたが、まだ以前のような暮らしができる状態にまでは戻っておりません。

また、旧トンネルである金山トンネル内は勾配があり、富岡駅方面に向かって水位が下がる構造になっています。話によると、首まで浸かるほどの水位差があり、その水はおそらく原発の放射能により汚染されている可能性が高く、実質、旧トンネルを通過するような訪問の仕方は難しいであろうと推測しています。

私KOUJINN(旅人)は、政治的に原発云々を掲げる人ではないので、その目線で書くことはしませんが、一日も早い、福島県の復活を祈るばかりです。

 

なお、2015年05月05日に、10数年ぶりに常磐線旧トンネルの「金山トンネル」に再訪しました。余りこういうことを書きたくないのですが、この訪問後、くちびるが荒れたことを覚えています。。。たぶん気のせいだと思うのですが。。。


このページについて

このページは、2003年05月04日に取材した内容に基づき、2004年07月30日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。