明治二十三年洪水被害伝承碑~明治時代の大子の水害

明治二十三年洪水被害伝承碑~明治時代の大子の水害

明治二十三年洪水被害伝承碑~明治時代の大子の水害

 

令和元年(2019)10月に発生した「台風19号」の影響により、茨城県では久慈川が氾濫ししました。水郡線JR袋田駅-常陸大子駅区間の「久慈川第六橋梁」〔茨城県久慈郡大子町〕は流出してしまいました。

「久慈川第六橋梁」は、当初の予定では令和03年(2020)夏頃の工事完了を予定していましたが、予定より早い03月27日(土)に工事は完了。水郡線は全線運転再開の運びとなりました。

 

明治時代の久慈川氾濫の記録を探る

「台風19号」が発生したのが令和元年(2019)10月。

令和元年から約百三十年前の明治23年(1890)08月。現在の大子町で久慈川洪水が発生し、水害が発生しました。その当時の水かさを記した碑(『自然災害伝承碑』と言う)が大子町各所に残っています。

今回、水郡線の『久慈川第六橋梁』が復活したことに合わせ、明治時代に発生した洪水の記録碑を追うことを裏テーマにしました。

 

 


『広報だいご No.748(2020/12号)』より引用

今回の取材に際し、大子町で発行された『広報だいご No.748』を参考にさせていただきました。また、下記のように記載があり、ここに文章を引用させていただきます。

『自然災害伝承碑』

過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害などの自然災害の様子や被害状況が記載されている石碑やモニュメント。

 

明治23年の水害

久慈川とその支流の八溝川、押川、滝川などの流域は、ほぼ毎年のように洪水に見舞われていました。

明治23年(1890)08月07日、前日からの大雨により久慈川沿岸は未曾有の大洪水に見舞われ、河川の水位は平時と比べて約6.6m増水しました。人や家畜が流され、旧大子村では大半の町家が浸水しました。

この洪水から1年後、袋田村大字池田仲組の有志が、後世への戒めとして、「洪水被害伝承碑」を建てました。

 

『明治二十三年洪水被害伝承碑』

『明治二十三年洪水被害伝承碑』

『明治二十三年洪水被害伝承碑』

国道118号を背景にした法面にある。

国道118号を背景にした法面にある。

ガソリンスタンド脇に、洪水記念碑。

ガソリンスタンド脇に、洪水記念碑。

 

場所:明治二十三年洪水被害伝承碑

場所:JA-SS PORT大子 の北側の法面
住所:茨城県久慈郡大子町大字池田(国道118号)

 

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〔この項、おしまい〕

 

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