月居山,鍋転山登山 標高404m,標高423m ~袋田の山の旅20

月居山,鍋転山登山 標高404m,標高423m~袋田の山の旅20

月居山,鍋転山登山 標高404m,標高423m ~袋田の山の旅20

令和02年(2020)は、『新型コロナウイルス(Covid-19)』に振り回された年、でありました。日本はもちろんのこと、世界においてもコロナウイルスにより多くの人命が失われ、今もまだ、その脅威に変わりはありません。

茨城県内においても、多くのイベント、行事が中止(“延期”と表現しているケースもあります)、縮小となりました。

経済も大きなダメージを受けています。
そんな中、経済を立て直す政策として『Gotoトラベル』が施行されました。

一定の経済的効果は現れたものの、コロナウイルスの『第三波』とされるものが見受けられ、2020年12月末をもって「Gotoトラベル」は一旦停止となります。(政府としてはGotoトラベルを、年明けにも再開したい意向を示しています)

「三密」を避け、ただしく新型コロナに警戒、対策し旅をする事を目的に、12月中下旬、茨城県県北地方の登山旅〔 #袋田の山の旅20 〕に出ました。


袋田の山の旅20 3日目

本日12月20日(日)は3日目。
「袋田の滝に一番近い宿」である、「悠久の宿 滝美館」にて目を覚まします。館内の自販機でスポーツドリンクを2本(1リットル)購入し、合計1.5リットルを持って登山することにします。

スポーツドリンク 500ml x3 を持って行く。

スポーツドリンク 500ml x3 を持って行く。

09:00 悠久の宿 滝美館をチェックアウト

袋田の滝のお土産ストリートの多くの店は、朝09時開店のお店が多く、開店の準備をされています。

滝川も凍っている。シガはない。

滝川も凍っている。シガはない。

朝09時から開店準備をする袋田のお店。

朝09時から開店準備をする袋田のお店。

袋田の滝の公衆トイレの便座は、ウォームタイプだった。ありがとうございます。水は冷たかった。

09:40 袋田自然研究路 登山開始

袋田の滝トンネル(有料)を通り、吊橋を渡ります。
吊橋を渡った先に「袋田自然研究路」と書かれた看板があり、階段があります。この階段が、月居山登山口のひとつです。

袋田の滝の吊橋を渡った先の階段が登山口。

袋田の滝の吊橋を渡った先の階段が登山口。

約13年前、俺はここからふらっと階段を上り、ちょっと難解なコースであることを知らず上り進め、月居山のピークまで上がったことがあります。あのときは、部分部分で階段が凍っており、上に行けば行くほど柵はスカスカになり、ピークまで行ったら吹き飛ばされそうなほどの強風(ジェットストリーム!!)に恐怖したことを思い出します。まだ、すっころびながら、それこそ転げ落ちるように下山したことも思い出します。あのときの俺は、あそこで死んでいた。今まさに今日、俺はあのときの俺を探すために月居山を登るのです!

階段を登りはじめてすぐ、くさり場なので、安易に上らない方が良いです。

階段を登りはじめてすぐ、くさり場なので、安易に上らない方が良いです。

10:00 生瀬の滝

登山コースは途中で分岐し、「生瀬の滝」に行くことができます。(盲腸コース)

生瀬の滝。

生瀬の滝。

生瀬の滝は、盲腸コース。

生瀬の滝は、盲腸コース。

角度のきつい階段

柵のスパンがだんだん広くなる。(間から人が落ちることができます)

階段は急で、踏み面も狭い。

階段は急で、踏み面も狭い。

自然の木が、コースを遮る。。。

自然の木が、コースを遮る。。。

月居山山頂方面から袋田地域へ向かうルートはふたつあり、現在登っているこちらのコースはちょっと難解なコース。もっとゆったりとしたコースは西側にあります。

俺は、こっちのコースで他の人と会うとは思っていませんでした。そうしたら、下山してこられる方がいて、思わず声を出して驚いてしまいます。。

10:20 あのときの俺に会えた!

13年前、私服、普通の運動靴でここまで登ってきました。そして、余りの強風に怖くなり、転がるように下山したポイントです。

13年前の俺に会いに来た!

13年前の俺に会いに来た!

あのときの俺は、ここにいる。

10:25 月居山 北峰

この月居山から始まる大子の山々は、登っては下りを繰り返します。

階段を上りきると、月居山北峰が見える。

階段を上りきると、月居山北峰が見える。

北峰。休憩ができるスペース。

北峰。休憩ができるスペース。

10:58 徳川斉昭公 歌碑

北峰から下って、また登る。

北峰から下って、また登る。

右手の突き出した先に、碑が見える。

右手の突き出した先に、碑が見える。

斉昭公 歌碑。「尋ねれば人は昔の名のみにて 雲井の月ぞすみわたりける」。

斉昭公 歌碑。「尋ねれば人は昔の名のみにて 雲井の月ぞすみわたりける」。

10:59 月居観音堂

正しくは「月居山光明寺観音堂」といいます。宗派は天台宗で大同02年(807)に建てられたといわれています。このお堂の中には運慶作と伝えられる高さ6尺(約1.8m)の聖観世音菩薩が安置されています。永保03年(1083)源頼家が奥州征伐の時、このお堂の中に一夜おこもりして先勝を祈願したと伝えられています。 茨城県・大子町

お堂から下りてくると地蔵。

月居れ観音堂から下りてくると、地蔵。

月居れ観音堂から下りてくると、地蔵。

向こうに鐘が見える。

向こうに鐘が見える。

11:06 鐘があるので撞いてみました

観音堂から下りてくると、鐘があります。先客のミドル夫婦が鐘を撞いています。だれでも鐘を撞いて良いようなので、俺っちも鐘を撞かせてもらいます。

月居観音堂の鐘。

月居観音堂の鐘。

11:10 JR袋田駅方面に抜けられる分岐点。月居峠。

ここで、JR袋田駅方面に行ける分岐路。ここで袋田駅に戻るかたちになると、ちょっとしたハイキング気分のボリュームです。(袋田の滝側は、ちょっと注意が必要なコースですが)

JR袋田駅への分岐点。

JR袋田駅への分岐点。

いばらき森林浴の道 No.26

いばらき森林浴の道 No.26

11:20 再び登っていくロープ場が続きます。

岩場にロープ。

岩場にロープ。

木の根っこを階段代わりにするロープ場。

木の根っこを階段代わりにするロープ場。

ここを登り切ると、月居城址。

月居城址の碑。

月居城址の碑。

ここで、親せきのおじさんから電話がかかってきた。「コロナで売上げが10分の一だ。正月、会って食事でもしよう」と言われましたが、「コロナだから、来年も食事は良くないですよ。会うことは良いと思うので、飯を食べずに会いましょうよ」と話をします。

1145

11:55 月居山 ドローンポイント

良い頂点を見つけたので、ちょっとドローンを飛ばしてみます。

4名のお姉様方とすれ違う

さらっと左が崖なロープ場。

さらっと左が崖なロープ場。

右手下は遠く、袋田の集落。

右手下は遠く、袋田の集落。

ロープが張られた坂を下りていく。

ロープが張られた坂を下りていく。

「男体山登山口」の石。ここから男体山なのか。

「男体山登山口」の石。ここから男体山なのか。

12:27 鍋転山( 標高 422.7m)

坂を登っていくと、鍋転山(なべころがしやま / 標高 422.7m)。
休憩設備(ベンチ)があり、第一展望台となっています。先客のお兄さんがベンチで休憩をしていたので、俺っちは展望台から撮影。

鍋転山山頂のプレート。

鍋転山山頂のプレート。

鍋転山 第一展望台からの眺め。

鍋転山 第一展望台からの眺め。

第一展望台の休憩施設。

第一展望台の休憩施設。

13:00 第二展望台

続いて到着するのが、第二展望台。近くには「落石注意 崩れやすい岩石・・・」の立て札があります。

岩を削ったような階段を上る。

岩を削ったような階段を上る。

「落石注意」の立て札。

「落石注意」の立て札。

「第二展望台」と彫られた石があります、近づいて確認する勇気は俺にはありません。遠くから眺めるだけです。

「第二展望台」と彫られた石があります、近づいて確認する勇気は俺にはありません。遠くから眺めるだけです。

あの突き出した展望台。絶対にあっちに行ってはいけないトラップだ。落ちたらだれも探してくれないし、だれにも見つけてもらえない崖だ。。。

第二展望台を遠くから望む。あの崖の下に、多くの勇者が眠っていると思う。。。

第二展望台を遠くから望む。あの崖の下に、多くの勇者が眠っていると思う。。。

13:12 狸のクソ

この稜線区間を歩いていると、動物の真っ黒い糞(フン)が積み重なっている光景に出くわします。茨城県の山に熊はいないことになっているので、熊以外の動物の糞のはず。。

真っ黒な、何かの動物の糞(フン)が積み重なっている。あちこちにこういうのがあります。

真っ黒な、何かの動物の糞(フン)が積み重なっている。あちこちにこういうのがあります。

SNSで投げかけてみると、「狸の“ためクソ”では?」と適切な回答が!!

13:28 8人パーティーとすれ違う

いくつかのポイントで見かける「水根」へのプレート。

いくつかのポイントで見かける「水根」へのプレート。

しかし丸太は「こっちに来るな」と言っている。

しかし丸太は「こっちに来るな」と言っている。

山道を歩いていると「青いリボン」があります。何を意味するのか?

山道を歩いていると「青いリボン」があります。何を意味するのか?

13:45 ひょうが降ってきた

山々に囲まれた地域、盆地だからか、パラパラと雹(ひょう)が降ってきました。俺っちにとっては、今冬初雪。

14:00 トレイルランナーとすれ違う

結構タイトな斜めな道を歩く。

結構タイトな斜めな道を歩く。

「白木山 分岐点」?かな?

「白木山 分岐点」?かな?

14:10 「ふたつの沢」が凍っていた

このふたつの木の橋が見える場所、通称「ふたつの沢」と言うらしいのですが、落ち葉の下が岩になっていて、しみ出した水が凍っていました。ここでアニメのバナナみたいにすってんコロリと転んでしまいました。

こういう「丸太の橋」がふたつ続く場所があります。

こういう「丸太の橋」がふたつ続く場所があります。

落ち葉の下が岩肌で、凍っていました。

落ち葉の下が岩肌で、凍っていました。

転んだ場所がほぼ平地だから良かったけど、転んだ場所のすぐ横が断崖とかだったら氷で滑って、谷に滑落しちゃいますね(汗)。これからもっと寒くなって岩肌が凍ることもあるだろうから、注意が必要ですね。

鎖場を登っていく。

鎖場を登っていく。

なんかエッチなカンジがする岩。

なんかエッチなカンジがする岩。

15:00 JR上小川駅 分岐点

笹の道になる。

笹の道になる。

近所の学生たちが作ったプレートにほっこりする。

近所の学生たちが作ったプレートにほっこりする。

このJR上小川駅への分岐点、油断をしていてちょっと危なかった。くわしくは、(↓の)動画をどうぞ。

15:20 休憩

男体山神社方面(JR上小川駅方面)へ下山中。

男体山神社下山もロープ下山があったりします。

男体山神社下山もロープ下山があったりします。

ちょっと休憩。3本目のドリンク。

ちょっと休憩。3本目のドリンク。

持ってきていたペットボトル、最後の500mlを移し替える。また、ちょっとおなかが空いてきたので、多めに行動食を摂る休憩。

15:35 男体山神社 / 男体山登山口 到着

眼下に神社が見えてきました。

眼下に神社が見えてきました。

奥久慈 / 男体山神社 拝殿。

奥久慈 / 男体山神社 拝殿。

上り水郡線 水戸行きが16:52。

「ありがとうございました」とお礼を言って出ます。

「ありがとうございました」とお礼を言って出ます。

夕焼けが奥久慈男体山を染める。

夕焼けが奥久慈男体山を染める。

軽ランニングでJR上小川駅に向かいます。
軽ランニングで駅に向かう途中の道から、以前、男体山登山をしたときに通ったことのあるルートに合流。知っている道に来ると、安心します。

16:47 JR上小川駅に到着

上小川駅前の商店、酒屋で買い物。

GoogleMapさんは、この下りる道を知らなかった。

GoogleMapさんは、この下りる道を知らなかった。

水郡線JR上小川駅前の商店街。

水郡線JR上小川駅前の商店街。

GoogleMapが示したルートは「旧道」。この旧道は現在、封鎖されていて通れない。
国道から分岐して左に降りる新しいルートがGoogleMapに反映されていない。この新しいルートだと、駅に向かうことができる“ショートカット”だった。

無事に、下り水戸行きに乗車できました。

無事に、下り水戸行きに乗車できました。

実際のルート:月居山、鍋転山 登山ルート

【スタート】滝美館 → 袋田の滝 → 生瀬の滝 → 月居山(月居城址) → 鍋転山 → JR上小川駅分岐点 → 奥久慈 男体山神社 → JR上小川駅【ゴール】

※GPSのスイッチを切り忘れ、JR上小川駅から乗車した水郡線の軌跡が含まれています。

いばらきだいすき セカンドシーズン

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関連項目

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