保立食堂 霞ヶ浦航空隊練習生が愛した天丼
常磐線 JR土浦駅西口から駅前通をまっすぐ進み、旧水戸街道(中城通り)との交差点にいかにも古い建物があります。
保立食堂。
店からはいつも、揚げ物の匂いがしてきており、店構えの重厚さからもワタクシのような一見さんがスルリと入店できるのか?いつも迷っていました。
自転車旅 「石岡土浦古蹟巡りの旅18」で立ち寄りました
2018年(平成30年)の12月、ワタクシは輪行でJR高浜駅に降り立ち、土浦市街地まで古蹟巡りを行ないました。
ゴール地点である土浦市街地に入った際、保立食堂に初めて入店し、天丼をいただきました。
保立食堂で夕食ナウ。なんか、昼食を食べ忘れて?いたなう💦。#石岡土浦古蹟巡りの旅18 pic.twitter.com/Jc9zrdCKrz
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) December 2, 2018
保立食堂
名称:保立食堂
住所:茨城県土浦市中央1丁目2−13
保立食堂名物 天丼
大きな海老の天ぷらが入った、海老天丼。この味を求め、市内外、県内外から多くのお客さんが来店します。
「水郷つちうら回想」の著作者
なにか昔の土浦の小ネタでも記載しようかと、ワタクシの所有する書籍「水郷つちうら回想」(筑波書林)をぺらぺらとめくっていると、この本の筆者が保立食堂の主(あるじ)である、保立俊一氏であることが分かりました!!
大正03年 土浦市中城町に生まれる
昭和07年 茨城県立土浦中学校卒業
家業、鮮魚商、飲食業に従事
昭和17年 海軍に徴用、一空厰に勤務
現在 土浦市民生委員
土浦市観光協会常任理事
土浦の自然を守る会 副会長 その他
とあります。
本書籍は「平成06年01月25日発行」と記載されています。
予科練指定食堂だった保立食堂
予科練指定食堂であった保立食堂。霞ヶ浦航空隊の練習生達が食事や休憩に訪れたそうです。
土浦の指定食堂に定められたのは、大和町の富久善本店、大和そば店、本町の豊島百貨店内食堂、中城町保立食堂、吾妻庵そば店、内西町保長食堂、やぶ広そば店など。
練習生たちは土浦の市街地に来ても、立ち入り禁止区域があり、自由に町中を歩けなかったそうです。
その中で、保立食堂などで家族らと会い、食事をすることは楽しみのひとつでした。
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〔 この項、おしまい 〕
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