科学万博会場で走った、21世紀の新しい乗り物 HSST / 岡崎南公園
万博会場で「未来の乗り物」として、展示されたのが「HSST(常電導磁気浮上システム)」でした。万博会場のAブロックで展示され、AブロックとDブロックが接するところまでの間で展示、運用されました。
万博終了後は岡崎南公園〔愛知県岡崎市若松町萱林〕にて静態展示されています。
岡崎南公園 へのアクセス
名称:岡崎市南公園
住所:愛知県岡崎市若松町萱林1−1
最寄り駅は東海道本線岡崎駅。
駅から岡崎南公園までは、徒歩で20分強。
HSST / 岡崎南公園 静態展示
岡崎市南公園に展示されている「HSST」は3号機。
1号機、2号機は、国立科学博物館〔東京都台東区上野公園〕の、国立科学博物館筑波地区〔茨城県つくば市天久保〕に保管されているそうです。
「リニアモーターカー HSST-03」 の案内板による説明
高速地表輸送機
リニアモーターカー HSST-03HSSTは、新交通システムの交通機関として車両を用いず、騒音や振動のない未来の乗物をめざして開発され、電磁石の吸引力によって浮上し、リニアモーターで走行するものです。
このHSST-03号機は試作機で、これまでに筑波国際科学技術博覧会、カナダ国際交通博覧会に走行展示されました。その後、昭和62年葵博岡崎’87にあわせて岡崎市に寄贈され、岡崎公園にて、平成2年8月まで走行展示され、この間、通算すると世界各国の145万人を超える人々が体験試乗されました。
諸元
開発:日本航空株式会社と住友電気工業株式会社の共同開発
製造:昭和59年6月
車体:
アルミ合金製
全長13.8m 全幅2.95m
全高3.0m 重量12トン
座席40席(最大50席)浮上:
吸引式電磁石(常電導)
浮上高さ1cm推進:
リニア・インダクション・モーター01号・02号機は上野国立科学博物館に寄贈、展示されています。
岡崎市