茨城百景 六反田六地蔵尊
茨城百景 名称 | 六反田六地蔵尊 |
読み方 | ろくたんだろくじぞうそん |
包含風景 | 仏性寺 |
地域 | 茨城県水戸市 |
碑の現存 | 現存する |
実際の碑への記載 | 六反田六地蔵尊 |
説明 | |
関連リンク | |
注釈 | |
050711,170504,180401,190114 |
茨城百景 六反田六地蔵尊 / 六地蔵寺
常磐線 水戸駅から国道51号線を東南に5キロ。右手に見えるのが、六地蔵寺(真言宗)〔茨城県水戸市六反田町〕。名称は「水戸大師 六地蔵寺(旧称 六蔵寺)」と言い、大同02年(807)の開基で、六地蔵菩薩(行基菩薩作)を本尊とします。六体の地蔵菩薩を本尊とする寺院は、国内唯一です。
室町時代に恵範法印(えはんほういん)により中興(復興)され、恵範上人が西国の諸大寺へ遊学し、経典の収集、書写に努めました。
多くの学僧、修行僧を排出しました。
大掾氏、佐竹氏、徳川氏と、代々の領主から厚遇され、徳川幕府からは朱印をいただく格式を持ち、境内の「地蔵堂」、「旧法寶蔵」(いずれも、市指定重要文化財)は光圀公によって建立されました。
国指定重要文化財として、『根来塗布薩盥(ねごろぬりさつたらい)/朱漆足付盥』があります。
境内にはしだれ桜が植えられ、春先の開花時には多くの参拝客で賑わいます。
茨城百景 包含風景 仏性寺 (佛性寺)
仏性寺〔茨城県水戸市栗崎町〕は、六地蔵寺から東南へ1キロ。山門前の石造金剛力士立像(市指定文化財)が力強く迎えてくれます。
仏性寺は天長年間(824-834)に慈覚大師(じかくだいし)円仁(えんじん)によって創建されたと伝えられる、天台宗の寺院です。本尊の大日如来像(だいにちにょらいぞう/県指定文化財)を安置した本堂、八角円堂は全国唯一とされており、国重要文化財となります。
八角円堂は天正13年(1585)の創建以来、何度か修繕されています。東日本大震災に伴い、解体修理工事が行なわれました。その結果、元禄06年(1693)の修理により、本堂の正面が東側に改変されたことが分かりました。現在は、創建当時の南向きに復元されています。