西暦2000年を目前にした1998年10月。西友土浦店(茨城県土浦市)が閉店しました。私が田舎である千代田村(当時)に遊びに来た時に、何度かこの西友土浦店に連れてこられたことがありました。
土浦の西友には、土浦京成百貨店ほど思い出深いことはありませんが、ひとつだけ鮮明に覚えていること。それは西友の建物の表に、科学万博-つくば’85のプレートが設置されていることでした。
西友土浦店が閉店してから3年近く経ちました。
閉鎖された西友土浦店の、あのプレートの場所は、悲しいことにベニヤで塞がれてしまっていました。。
常磐線 土浦駅ホームから西友を眺める
JR常磐線 土浦駅2番線ホームから、西友土浦店の建物を確認することができます。
閉店から数年経ちますが、建物だけはしっかりと残されています。
再び、この建物が利用される日は来るのでしょうか?。

常磐線土浦駅ホームから西友土浦店を眺めます。赤く見えるのが、西友の文字が入っていた看板です。現在は文字がはずされています。

写真拡大。うっすらと、「SEIYU」の文字が見えるのが分かりますでしょうか?。※明度の補正をしています
土浦駅のロータリーから、丸井のわきの通りに入っていきます
土浦駅西口を出ますと、高架型ペイデストリアンデッキのロータリーとなっています。
西友土浦店に行くにはペイデストリアンデッキを降り、丸井土浦店のわきにある通りへ入って行きます。

土浦駅西口の高架から丸井方面を撮影。 道路右手の建物は、あさひ銀行。左手の建物が丸井。

丸井のわきの通りを歩いていくと、金馬車(KINBASYA)というパチンコ屋さんが左手に見えます。その左手の細い道に入っていくと、西友土浦店があります。
ベニヤで囲まれた不思議な建物、それが西友土浦店です
金馬車のある細い道をモール505方面に入っていくと、左手に開口部をベニヤでふさがれた建物が見えてきます。ここが西友土浦店です。
ベニヤの下には、「科学万博-つくば’85」のパネルがあるはずです。
ベニヤをはがして、中のパネルを見てみたいとも思いますが、柵が設置してあり、中まで入ることはできません。

金馬車のある通りをモール505方面に歩いていくと、開口部をベニヤでふさがれた建物があります。ここが西友土浦店です。

写真がぼやけてしまっていますが、写真中央のベニヤの下に「科学万博-つくば’85」を記念して設置されたパネルがあるものと思われます。

西友土浦店敷地の建物の角部分。自転車置き場になってしまっています。

北西に当たる部分。ここが西友土浦店のメインの入り口であったと思われます。

西友土浦店は、40年に渡り営業されてきた。と書かれています。

駐車場入り口。柵で閉鎖されています。

西友 西側入り口。他と同様、ベニヤでふさがれています。

自動ドアのスイッチの足拭きゴム部分が柵からはみ出しています。
掲示板で「西友が解体工事をしている」との連絡が!
あの日から3年経った2004年10月、掲示板で西友土浦店について書き込みをいただきました。

以前、西友(写真右)側には防護壁が建てられていましたが、科学万博モニュメントの部分には防護壁がありません!
それならば!と、西友土浦店の「科学万博のモニュメント」を確認しに土浦駅。
土浦駅西口の階段を降り、西友土浦店を目指します。
パチンコ屋の金馬車脇の通路に入っていきます。

ガラスの屋根があったところの屋根はすでに撤去されており、建物の外壁ラインしか確認することができません。

モール505沿いはまだ防護壁が高くそびえ、中の様子を伺うことができません。
見ると、西友土浦店の敷地は防護壁で囲まれています・・・。このままじゃ、科学万博のシンボルマークのモニュメントを観ることができないかも・・・。一抹の不安。ところが、シンボルマークのある部分だけ柵が設けられておらず、シンボルマークを確認することができました~(T▽T)。

科学万博-つくば’85(EXPO’85)の△のモニュメント です。工事用重機ユンボが邪魔をしていて、全体像を確認することができませんが、あの日見た科学万博-つくば’85のモニュメントが確認できます。
このページは、2000年07月28日、2001年08月10日、10月09日、2004年11月03日に取材した内容に基づいて書かれています。
また、本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。
解体される前の科学万博のシンボルマーク / 西友土浦店 解体2004