茨城百景 土浦国宝巡りと紅葉丘公園
茨城百景 名称 | 土浦国宝巡りと紅葉丘公園 |
読み方 | つちうらこくほうめぐりともみじおかこうえん |
包含風景 | 等覚寺の梵鐘,磐若寺の梵鐘,常福寺の薬師如来,浜街道の松並木 |
地域 | 茨城県土浦市 |
碑の現存 | 現存しない ※土浦市が公式に存在しない事を認めている |
実際の碑への記載 | |
説明 | |
関連リンク | |
注釈 | 茨城百景の包含風景リスト上では「磐若寺」と記載がありますが、現在は「般若寺」と表記されています。 |
茨城百景 土浦国宝巡りと紅葉丘公園
「土浦国宝巡りと紅葉丘公園」の茨城百景碑は存在しません。ただし、国道354号から常福寺に入っていく三角州の場所に「紅葉ヶ丘」の碑があります。もし、水戸の吉田神社入り口にある「 004 吉田神社の見晴台 」の碑を茨城百景碑とするのならば、こちらの「紅葉ヶ丘」の碑も、茨城百景碑と言うことができます。
茨城百景「土浦国宝巡りと紅葉丘公園」の該当地は、土浦駅前、土浦市街地から少し離れた地域に散在します。
等覚寺の梵鐘、般若寺の梵鐘、常福寺の薬師如来座像は“国宝”。文化財法によって国が指定した有形文化財のうち、世界文化の見地から価値の高いものを国(文部科学大臣)が指定したものを言います。
茨城百景 包含風景 等覚寺の梵鐘
等覚寺(とうがくじ)〔茨城県土浦市大手町〕は、土浦市街地、土浦城址の南門跡に近い、東光寺(とうこうじ)と隣接した場所にあります。
等覚寺には、茨城県内三古鐘のひとつに数えられる銅鐘(国指定重要文化財)を所蔵しています。この銅鐘は建永元年(1206)、小田氏初代の八田知家が藤沢城内の極楽寺〔つくば市藤沢〕に寄進し、藤沢城が落城後、土浦城主菅谷氏に預けられました。約350年間土浦城内にあったものが、明治17年(1884)極楽寺にゆかりのあった等覚寺に移されました。
茨城百景 包含風景 磐若寺の梵鐘
真言宗、般若寺〔茨城県土浦市宍塚〕は、土浦駅方面からつくば市街地方面へ西へ約4.5キロの場所にあります。天暦元年(947)、平将門の次男将氏の娘安寿姫が開いたと伝えられています。
境内の銅鐘は国指定重要文化財。建治元年(1275)の銘があります。鋳造は丹治久友。ほかに石造五輪塔、結界石、木造釈迦如来立像(いずれも県指定文化財)があります。
近所には、土浦市立考古資料館や上高津貝塚のふるさと歴史の広場が整備され、休日は市民の憩いの場になっています。
また、土浦の里山である宍塚大池は、農業用のため池として地域民が作った人造池です。鎌倉街道が通るその道沿いに、かつて般若寺があったそうです。今でも、地蔵があるのは当時般若寺があったときの名残になります。
常福寺の薬師如来
真言宗 常福寺〔茨城県土浦市下高津〕は、土浦駅の西側約2キロの高台にあります。
平安時代初期に最澄の高弟最仙上人が開基(天台宗)しました。後に律宗となり、その後、真言宗となりました。本尊は木造の薬師如来坐像(国指定重要文化財)です。
境内にはもみじ幼稚園のほか、茅葺きの愛宕神社があります。
茨城百景 包含風景 浜街道の松並木
土浦市板谷地区の水戸街道に、松並木(市指定史跡)がある。
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