念願の偕楽園(茨城県水戸市)に向かうべく、9時半に家を出ました。
いばらきだいすき派の私は、幼いころに一度、偕楽園に行ったきりで、物心ついてからは訪れていません。
先月の02月に勿来へ行くため水戸を通過しましたので、水戸方面に来るのは久方ぶりといった感じはありません。そのときは臨時駅の偕楽園駅は開いていませんでした。
臨時駅の偕楽園駅は、水戸の梅まつりのこの季節だけ利用される、ちょっと変わった駅です。スキーの季節なんかで、臨時に設置される駅があるようですけど、まさにそういった駅なのです。
初心者鉄オタの私にとって、こうした「臨時」というのは、ちょっとぐっと来るものがあります。臨時駅の偕楽園駅に訪れるのもまた、楽しみであります。
常磐線 偕楽園臨時駅
柏で常磐線を乗り継ぎ北上して行きます。道中、休みの日の早起きが堪えたのか、ずーっと寝ていました。水戸偕楽園までおよそ3時間。やっとのことで偕楽園駅に着きました。
電車から下りる際にステップとホームの段差がかなりありまして、さらに電車とホームの隙間もちょっと広いかなって感じました。このあたりは、電車が新しくなっていくのに対し、偕楽園駅が臨時であるがために、整備が遅れているのでしょうか。
一般の方々は、駅ホームに降り立ちますと、すぐさま改札のある方向に向かいます。しかし、私は写真を早速撮りはじめるのでした。
駅ホームでたんまり写真を撮った後、改札脇の臨時清算窓口できっぷの清算を行ないます。
土浦駅までのきっぷしか持っていなかったからです。窓口で清算しますと、写真のような精算券をくれます。臨時駅なので、こういった券もその場しのぎのものなんですね。
改札のおねえさんに精算券を渡して、改札の外に出ます。
いやー、偕楽園ってすっごい混んでいますねー。偕楽園は元気いっぱいですねー。
常磐神社
駅から数分歩くと、写真のような階段があります。
あたりは出店がかなり出ておりまして、さらにお客さんで賑わっています。この階段を上ると、常磐神社(茨城県水戸市)があります。
常磐神社を見学、お参りし、いよいよ偕楽園に入ります。
偕楽園 東門から入る
偕楽園 東門の入り口はかなり混雑していましたので、ちょっと時間を見てから入ることに。それにしても、偕楽園自体って、入場料が無料なんですねー。知りませんでした。
もっぱら私は花より団子派なので、梅の木よりも、出店のじゃがバター(北海道)や、広島焼き(広島)に夢中なのでした(笑)。ぜんぜん、いばらきと関係無いやん!。
好分亭(こうぶんてい)
偕楽園の中で唯一有料だったのが、「好文亭」(こうぶんてい)。
もともと偕楽園は、水戸の九代目藩主 徳川斉昭(なりあき)の造園計画から出来上がったものだそうです。その構想の中で、好文亭が建築意匠を含め作られたとされています。
好文亭に入るには、大人190円が必要になります。好文亭はなかなか面白い建物です。一見の価値はあります。
偕楽園を歩き、千波湖を経由して帰宅する
好文亭を後にして、再び偕楽園内を歩き回ります。
先ほど見つけることのできなかった、吐玉泉を発見しました。
だいぶ時間も過ぎましたし、帰ることにしました。
帰りの上りの電車は水戸駅まで行かないとありません。偕楽園臨時駅は、下りホームしか存在しない、ちょっと変わった駅なのです。千波湖の遊歩道を通り、水戸駅に到着。
電車に乗って帰ってきました。
【水戸の偕楽園は幼少の頃ぶりの訪問だった】
水戸偕楽園の梅を観たく、常磐線で訪問しました。
小学生の頃、千代田村の親戚に車で偕楽園に連れてきてもらった記憶があり、それ以来の訪問。ほぼ初めてに近い、偕楽園訪問でした。でも、断片的に風景はデジャブっていました。
偕楽園駅が梅まつりの時限定の臨時駅で、興奮したのを覚えています。この当時は駅ホームの高さが低かったりして、時代のギャップを感じましたが、今は偕楽園臨時駅も改修され、駅のホームはかさ上げされ、当時は簡易プレハブだった駅舎も常設の駅舎ができあがりましたね。
このページは、2002年03月10日に取材した内容に基づき、2002年08月07日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。