ふたつの『飛翔』 -茨城県・埼玉県-
『飛翔』――
我が茨城にて『飛翔』と言う単語を聞くと、常磐線JRひたち野うしく駅〔茨城県牛久市〕西口側にある『碑』を思い浮かべます。
常磐線 万博中央駅
「かつてここに、万博中央駅があった――」で始まるこの「飛翔」の碑は、昭和60年(1985)今のつくば市で開催された『国際科学技術博覧会』〔通称:科学万博つくば’85、EXPO85〕の際に、常磐線の臨時駅として誕生した「万博中央駅」にちなんだ碑石でした。
科学万博終了後、万博中央駅は予定通り解体され、残された駅ロータリーにはこの「飛翔」の碑が設置されました。
その後、1998年(平成10年)にひたち野うしく駅として、万博中央駅跡地(厳密には位置が異なります)に新駅が誕生したのでした。
JR浦和駅
我が埼玉県の県庁所在地があるJR浦和駅〔埼玉県さいたま市浦和区〕。
JR浦和駅 西口
浦和駅は県庁所在地のある西口が大きく栄えていました。
昭和50年代に西口駅前が改造され、伊勢丹/コルソが誕生しました。
駅前には「中の島」と呼ばれるバスロータリーができました。
浦和駅前バスロータリーに続くこの階段、雰囲気が 国鉄、って感じで好き💞。
ここも古いよ。浦和の伊勢丹、コルソができた頃の構造物だかんね。 pic.twitter.com/IHmhjaZ5J1— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) May 9, 2018
JR浦和駅 東口
2007年(平成19年)には、浦和駅東口も駅前区画整理が終了し、浦和パルコが誕生しました。駅前ロータリーも充実し、浦和駅東西のパワーバランスが逆転したようにも感じられます。
JR浦和駅の『飛翔』
さて、浦和駅西口のバスロータリー「中の島」には、駅前改造計画完了を記念して設置された像があります。
その像の名は、『飛翔』。
この広場のシンボル施設等は 県庁所在地浦和市の玄関口である 浦和駅西口の市街地改造事業の完成を記念し 埼玉県が浦和市に寄贈したものである。
昭和56年3月吉日
この『飛翔』の像は、埼玉にゆかりのある彫刻家〔吉野康彦、岩田健、細野稔人〕による像です。
彫刻や像などに名称を付ける際、簡潔に、コンパクトに命名するため同じ名称になるケースはあるかと思います。
今回は偶然、ふたつの「飛翔」の像に巡り会うことができました。
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〔 この項おしまい 〕