04 常磐線 万博中央駅にあった記念碑の行方 その5

常磐線_万博中央駅にあった記念碑の行方_5

万博中央駅の記念碑の行方123456完結編


 

科学万博つくば’85国際科学技術博覧会/EXPO’85)で、国鉄常磐線に臨時に設置された万博中央駅
万博終了後、壊されてしまった駅舎跡には「記念碑」が設置されました。
科学万博閉幕の1985年(昭和60年)から13年後の1998年(平成10年)、万博中央駅とほぼ同じ場所にひたち野うしく駅が建てられた時、その「記念碑」の行方が分からなくなってしまいました。

茨城県立図書館 2階の郷土資料コーナーを散策

茨城県立図書館(茨城県水戸市)内はとても広く、1階には雑誌や新聞のコーナーがあります。
科学万博つくば’85常磐線 万博中央駅の資料を探すため、郷土資料が置いてある2階へ向かいました。

さすが「茨城県立」の図書館だけあって、書籍の数が多いです。
その中で、近いうちに牛久市立中央図書館で探す予定だった「牛久市史資料」を見つけてしまいました。

 

常磐線 万博中央駅跡地に設置された記念碑の場所

牛久市史資料の目次を探っていても、万博中央駅記念碑らしきものがなかなか見つかりません。
この資料、地図からも検索できるので常磐線をたどり、旧・万博中央駅の辺りを探します。
すると、万博中央駅 跡地の辺りに「碑」のマークがついています。

「牛久市史資料 石造物編」(牛久市史編さん委員会編)より引用

「牛久市史資料 石造物編」(牛久市史編さん委員会編)より引用

 

常磐線 万博中央駅 跡地に設置された記念碑の写真

「牛久市史資料 石造物編」(牛久市史編さん委員会編)より引用

「牛久市史資料 石造物編」(牛久市史編さん委員会編)より引用

牛久市史資料の該当ページ。
目を疑いましたが、これが万博中央駅にあった「記念碑」です。
三角のシンボルマークがはっきりと見て取れます。

今までどんな形か分からなかったので、いろいろな形を想像していましたが、これで姿形がはっきりしました。

 

万博中央駅「記念碑」以外にも、重要な資料が続々と出てくる

常磐線 万博中央駅 跡地にあった記念碑の情報をGetしたので、すでに私の中では今回の訪問は十分な満足を得ておりました。
しかし、記念碑以外にも万博の基礎的情報をかなり得られました。

根本的に大切だと思ったのが、つくば科学万博の正式名称です。
「国際科学技術博覧会」

そして、一般名称として、
「科学万博-つくば’85」
が上げられます。

この情報は、「科学万博ガイドブック」から得ることができました。

他にも、土浦駅前にあったモニュメントの写真も2つの資料から得られました。
この2つの写真は、後日UP予定です。

 

「交通新聞」は見つからなかった

「科学万博-つくば’85」関連の資料はたくさん発見できましたので、今度は本来の目的でもある「交通新聞」を見つけることです。

国鉄太郎さんの情報によると、「交通新聞」「常磐線開業100周年記念特集」があり、そこに万博中央駅のことが触れているとの事。

1階の新聞・雑誌のコーナーに行き、探してみましたが見つかりません。
仕方なく、カウンターの方に調べてもらいました。
すると「交通新聞」は3年程前に取り扱いが終わっていて、現在では置いていないとの事でした。

残念です。
これはいずれ解決できるようにします。

 

 

万博中央駅の記念碑の行方123456完結編


 

このページについて

このページは、2001年06月02日に取材した内容に基づいて書かれています。
また、本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。

初出展時のタイトル
04 常磐線 万博中央駅の跡地に置かれていた記念碑の行方