茨城百景 平磯海水浴場
茨城百景 名称 | 平磯海水浴場 |
読み方 | ひらいそかいすいよくじょう |
包含風景 | 観濤所,三つ塚古墳 |
地域 | 茨城県ひたちなか市 / 那珂市 |
碑の現存 | 現存する |
実際の碑への記載 | 平磯海水浴場 |
説明 | |
関連リンク | |
注釈 | 平磯海岸 |
茨城百景 平磯海水浴場
平磯海水浴場とくじらの大ちゃん
ひたちなか海浜鉄道 平磯駅から太平洋側にアクセスすると、眼前に防波堤に囲まれた平磯海水浴場が開けます。海水浴場の波間に浮かぶオレンジ色のくじら型の滑り台「くじらの大ちゃん」は、町のシンボルでもあります。
中生代白亜紀層
海水浴場から平磯海岸線沿いに北へ進むと、海岸線には「中生代白亜紀層」(県指定天然記念物)のノコギリの歯のような岩肌が露出します。この地層からはアンモナイトの化石が発見されており、アンモナイトには異常巻きと呼ばれるものがあるため、白亜紀終末期の今から約8000万年前の地層であると考えられています。
茨城百景 包含風景 観濤所
江戸時代の天保04年(1833)ころ、9代藩主徳川斉昭がこの地を訪れ、壮大な景観に感動し、水戸藩内随一の波浪の見どころとして「観濤所(かんとうじょ)」と命名し、水戸八景の番外景勝地として碑を建てさせたと言われています。碑に刻まれた「観濤所」の文字は、斉昭公自らが揮毫したものです。
昭和10年に、この碑を風化から保護するために、当時の平磯町で大谷石による「碑覆堂」をつくりました。しかし、平成23年03月11日の東日本大震災で倒壊し、修理不可能となってしまったため、撤去されます。現在は石碑に強化薬剤処理と撥水処理を施し保護しています。
茨城百景 包含風景 三つ塚古墳
平磯白亜紀層に沿う海岸線の台地には、100基を越える三ッ塚古墳群が存在していましたが、多くは削平されています。古墳からの出土品の多くは平磯中学校に保管されています。
三ッ塚古墳群の環境整備はほとんどされず、遠目にわずかに古墳群らしき様子がうかがえるだけになっています。