復活!水郡線の旅21
2019年(令和元年)10月に発生した「台風19号」の影響により、茨城県では久慈川が氾濫。
茨城県久慈郡大子町に流れる久慈川の氾濫により、水郡線のJR袋田駅と常陸大子駅間に架かる橋「久慈川第六橋梁」が流出してしまいました。
「復旧まで2年以上かかる」、「令和03年/2021年の夏頃に工事は完了する」という予測、予定の中、予定よりも早く、令和03年(2021)03月27日(土)に「久慈川第六橋梁」は復旧し。水郡線は全線運転再開の運びとなりました。
令和03年、初茨城訪問
我々探検隊一行は、27日当日にJR常陸大子駅前を中心に開催されるという、「水郡線全線運転再開イベント」に訪問すべく地元駅を出発したのでした。
今年令和03年は新型コロナウイルスの影響で、政府による「緊急事態宣言」の発動や、茨城県においては「県独自の緊急事態宣言」などにより、我々は外出を自粛。この03月の水郡線乗車が今年初の茨城訪問となります。
JR水戸駅で常磐線から水郡線に乗り換え
水戸駅での乗り換え時間は、わずか6分。自分ひとりなら、2,3分もあればすぐに乗り換えられますが、本日はいつにも増して水郡線利用客が多く、通路や階段がつまり気味です。
本日の郡山行きの水郡線は5両編成のようです。(常陸大子駅で、先頭車両2両のみが郡山駅に向かう)
出発時間もすぐなので、水郡線の車両に乗り込みます。水郡線は、まもなく出発。
水郡線の車両が出発してから知ったのは、水戸駅の水郡線ホームには、みとちゃんやムコナがお見送り(何かのイベント?)していたのでした。
水郡線沿線では「フレ!振れ!水郡線」 イベント
水郡線の沿線や、主要駅ホームでは、地元の方々が旗を振ってエールを送っています。これは「フレ!振れ!水郡線」という地元民参加型のイベントです。
JR常陸大子駅に到着
駅前は大混雑。
政治家の梶山ひろし氏や、茨城県知事などが常陸大子駅に訪れ、水郡線全線再開に関するセレモニーが行なわれていたようです。
ムコナくんは、JR水戸駅のホームでもお見送りしていました。ここJR常陸大子駅にもムコナくんがいたので、ムコナくんは少なくともこの世に2体以上存在することになります。
自転車の無料貸出し
ビアンキ(ロードバイク)を借り、「明治二十三年洪水記念碑」を見に来ます。
また、鈴木宗製菓にて酒まんじゅうとかしわ餅を購入。
「水郡線全線運転再開イベント」にて
再び、JR常陸大子駅前に戻ってきます。
自転車を返却し、運転再開イベントに参加。
第二会場の文化福祉会館まいんの広場で、「奥久慈しゃも千人鍋」の配布。
コロナウイルスの影響で、会場では食べることができない(設定)ので、持ち帰っていただくような配布方法です。
当日は、新型コロナウイルスに配慮して、会場では飲食はできないことになっていました。よって、会場にはベンチなどがありません。そのため、会場での定着率がよろしくなく、しばらくすると来場者がほとんどいなくなってしまったのは、イベントが盛り上がらず、残念でした。。
歩いて常陸大子駅から袋田駅に向かう
水軍船で袋田駅にもどる予定でしたが、次の水郡線は1時間以上も時間があります。よって、このまま歩いて、袋田駅方面に向かいます。
イチゴももらいましたが、鮮度的に持って帰ることは不可能なので、全部食べてしまいます。甘くて美味しかった。
諏訪神社 「可怨(おそるべし)」の碑
諏訪神社〔茨城県久慈郡大子町久野瀬〕 参道鳥居前には、明治23年の久慈川氾濫で「ここまで水没した」ことを伝承する「可怨(おそるべし)」碑を見学。
地元の方に話を伺います。
- 台風の日は山の上のお寺に避難した。丸一日避難した。
- 氾濫した水は、一か月ひかなかった。
- 氾濫した水は、床上1800mmくらい。(大人一人を飲み込む)
- 地元の人で避難しなかった人もいた。
- 車を水没させてしまい、廃車になった人もいる。
青い屋根は昔の村長さん。
その村長さんが、諏訪神社の「可怨(おそるべし)」碑を建てた。
復活した、「第六久慈川橋梁」
久慈川を渡り、第六久慈川橋梁の足元周りに訪問すると、まだ工事は終わっておらず、作業員の方がおられる。
生瀬街道踏切近くの「可怨(おそるべし)」の碑
生瀬街道踏切近くにも、「可怨(おそるべし)」碑がある。
この碑は、当初立てられた位置よりも高い場所に移し替えられたそうなので、実施はもう少し標高の低い位置にありました。
JR袋田駅から帰ります
JR袋田駅に到着。
袋田駅から乗車するお客さんが10名以上待っており、水郡線復活の影響を感じられます。
天気予報では、明日(28日)は天候が悪くなるそうです。
15時59分、水戸行きの水郡線に乗車し、旅は終了します。
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… #大子町 #水戸市
〔この項、おしまい〕
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