筑波連峰を縦断する -御嶽山/雨引山/燕山/加波山/足尾山
年に1,2回、登山をすることがあります。
- 日立市の助川山、高鈴山、御岩山、
- 日立市の真弓山。
〔動画「閲覧注意!? ちょっと怖い 真弓山登山」をUPしました!〕 - つくば市の筑波山。
〔筑波山 茨城百景 包括風景の登山旅18 (181117)〕 - 笠間市の吾国山、愛宕山
今回、対象としたのは、筑波連峰の縦走。
筑波連峰北の入口は、水戸線JR岩瀬駅。かつての筑波鉄道の終発着駅です。
ここから、御嶽山、雨引山、燕山、加波山、足尾山、きのこ山、筑波山。。。と筑波連山を南下縦走していく計画です。
日帰り計画だと、朝一の水戸線岩瀬駅から初めても、筑波山まで行くことは難易度が高いようです。なので、加波山、足尾山あたりまでを縦走南下し、筑波鉄道の酒寄駅か真壁駅に下山しようと計画しました。
《計画ルート》岩瀬駅_雨引山_加波山・・・
水戸線 JR岩瀬駅から筑波連山を南下しながら縦走する計画ルートです。(実際のルートとは異なります)
小山駅乗り換えで水戸線に乗車
我がさいたま市から電車を乗り継ぎ、今回の「筑波連峰縦断の旅」のスタート地点である、JR岩瀬駅に向かいます。
朝いちの始発電車に乗車して、最速でJR岩瀬駅に到着できるのは、朝の07時。
乗り換えでエグいのは、東北本線宇都宮線から水戸線に乗り換える、小山駅。
乗り換え時間が5分も無いのに、階段ダッシュでホームを越えます。俺らみたいな若い人だったら余裕を持ってダッシュできるけど、お年寄りにこの乗り換えは“酷”だよな~、と毎回思います。(乗り換え時間に余裕のある時間帯もあります)
進行方向右手遠くには、これから縦走する筑波連峰が見えます。
水戸線JR岩瀬駅
07:03、岩瀬駅〔茨城県桜川市〕に到着。
岩瀬駅は朝07時35分からの営業とのことで、窓口はまだ開いていません。
駅前を散歩していたワンと、なぜか仲良くなってしまいます。
東区踏切を渡ると、前方に山々が。あれが今日、攻略しようとしている「筑波連峰」。
登山口入口にあるトイレは使用不可。
御嶽山神社
まず最初に攻略するのは、御嶽山(標高:231m)。
登山口から20分もかからずに登り切れます。御嶽山神社があり、その裏手には休憩の東屋が整備されています。岩瀬駅方面の眺めが広がります。
御嶽山から雨引山の途中、NTT岩瀬中継所。
雨引山
御嶽山神社から40分ほど登ると、雨引山山頂(標高:409m)に着きます。
雨引山は、標高409mで筑波山塊の北端に位置し、地質は花崗岩を主体に形成されています。
植生は、アカマツやスギを中心に植栽されていますが、部分的にクヌギ、コナラなどの二次林も残っており、その林内にはヤマザクラが混生しています。林床にはヤマツツジ類の花木が多く生育して、四季の変化を楽しむことができます。
また、雨引観音の周辺には、本県を植物分布の北限とする暖地性のスダジイが群落を形成しているのも貴重です。
自然を大切にしましょう。
雨引山から5~10分で、雨引分岐点に着きます。
ここで、雨引観音方面に下山するか、筑波連峰の縦走を続けるかを選択することになります。
燕山
雨引分岐点から縦走を続けます。
ここから燕山までのルートがちょっときつくなります。
登山コースにバイクが進入してきているのか、登山コースの一部が大きく削られ山肌が露出しています。この山の地質が粘土質で、表面が大きく滑ります。今回の登山で一度だけ、この粘土質の部分で滑って、転んでしまいました。
まもなく燕山頂上(標高:701m)、というところで、コース外から登山されてきた方と合流します。お聞きすると、「この近所に住んでいて、この山によく登りに来ている。今日は午前中時間ができたので、登りに来た」とのことでした。
雨引分岐点から約1時間50分で、燕山頂上に到着。
筑波連峰(北側)において、この燕山はあまりメジャーじゃありません。筑波連峰を登る際に、目標が「燕山を登ろう!」とはならないようです。そのためか、燕山山頂は視界の整備がなされていない。
燕山山頂から5分程度南下したところに、電波塔があったため、ここで早めの昼食にします。(10:45)
東屋(燕山)
関東ふれあいの道の看板
ここは加波山と足尾山の連峰を縦走する燕山近くの休憩所です。
コースは、北に燕山から雨引山へ続く稜線の途中から板東24番札所の雨引観音へ、南は加波山からきのこ山を経て浅野家ゆかりの伝正寺へと向います。豊かな自然、眼下に広がる田園風景を楽しみながら、由緒ある名刹をたずねる道です。
電波塔から10分ほど南下すると、「加波山無線中継所」に出られます。
さらに10分ほど南下すると、加波山神社に到着です。
加波山神社と加波山山頂
一番左から社務所、加波山神社新宮拝殿、参拝道(山道)、加波山神社中宮拝殿、売店(跡地?)。
登山開始からここまで、筑波連峰を縦走するコース取りは順調でした。しかし、この加波山神社拝殿地帯からの進行ルートがわからず、少し右往左往してしまいます。
筑波山神社の拝殿の間にある山道を10分ほど登り、加波山神社新宮 本殿。
1分ほど登ると、たばこ神社。
5分登ると、加波山神社天中宮。
さらに10分ほど登ると、加波山山頂(標高:709m)であり、加波山神社の本宮、拝殿となります。
加波山山頂から数分南下すると、岩切御本殿。※こちらが「岩切御本殿」かどうか、未確認。間違っていたら、教えていただけると幸いです。
加波山神社 本宮 拝殿
これまで加波山神社の拝殿、本殿を通過してきて目の前が急に生活臭になります。
最初この場所にたどり着いたとき、民間の私有地に入り込んでしまったかと驚いてしまいました。どうやらここは、社務所のようです。
社務所の建物を大きく反時計回りに進むと、加波山神社 本宮の拝殿になります。
また、この拝殿一帯で、次の進行ルート(自分の場合、足尾山方面に進みたい)が不鮮明で、10分ほどウロウロしてしまいました。ちょうどこの敷地内に訪問されている方に加波山神社へのルートを質問し、回答を得られ、歩を進めることができました。
旗立石
加波山事件(1884年/明治17年)のとき「自由民権政体造立」の旗をたてたという石。
→加波山事件「加波山事件志士の墓」は、筑西市下館の妙西寺にあります。
ここからルートが不鮮明になり、「駐車場→」のルートを選択。
10分ほど「駐車場」への階段を下ります。
「自由の楷」の石
ここでも、ルート探索に時間をとられてしまいます。。
→
足尾山
30分ほどアスファルトの道路を南下し、「足尾山 登山道入口」を発見。
20分ほど登ると、足尾山山頂(628m)。足尾神社 奥の院。
奥の院から5分ほど下りていくと、足尾神社 拝殿。
ハングライダー離陸場
風がけっこうありますが、ハングライダーは飛び立ちます。
結構、風が強いんだけど、飛ぶんですねー。#筑波連峰を縦断する旅20 pic.twitter.com/BClNRlZMDd
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) November 8, 2020
30分ほど、アスファルト道を南下していきます。
関東ふれあいの道 旧真壁駅
開けた芝生の場所に出ます。「関東ふれあいの道」の看板を発見。真壁駅方面に下りられるようです。
みかげ憩いの森
50分ほど、山の中を踏み跡と標識を頼りに下りていきます。
「みかげ憩いの森」の案内板を見つけたので、関東ふれあいの道からコースアウトし、敷地内に入っていきます。
つくば霞ヶ浦りんりんロード 真壁駅
つくばりんりんロードの真壁休憩所のトイレで、顔を洗います。
真壁市街地 / 伊勢屋旅館
16:00、伊勢屋旅館前に到着します。
今年(令和02年)は、真壁に四度も来ています。
バス停 下町から筑波鉄道跡地の筑波山口駅〔茨城県つくば市〕までバス移動。
筑波山口からTXつくば駅
路線バスでつくばセンター、TXつくば駅に到着。つくば駅構内のファミリーマートで「水戸の梅」などを購入し、帰宅の途につきます。
実際に歩いたルート:筑波連峰を縦断する旅20
水戸線JR岩瀬駅→御嶽山(御嶽山神社)→雨引山→燕山→加波山(加波山神社)→足尾山(足尾神社)→筑波鉄道 真壁駅→伊勢屋旅館〔桜川市真壁町〕 〔 #筑波連峰を縦断する旅20 〕
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… #桜川市 #石岡市 #つくば市
〔この項、おしまい〕
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今回の筑波連山縦走の中で、雨引山ー燕山の区間がいちばんきつかったです。俺っちの場合、この区間は登りメインだったけど、この区間は下山する方が厳しいと思います。