筑波連峰を縦断する -御嶽山/雨引山/燕山/加波山/足尾山

筑波連峰を縦断する -御嶽山/雨引山/燕山/加波山/足尾山

筑波連峰を縦断する -御嶽山/雨引山/燕山/加波山/足尾山

年に1,2回、登山をすることがあります。

過去の主な茨城県内登山歴

今回、対象としたのは、筑波連峰の縦走。

筑波連峰北の入口は、水戸線JR岩瀬駅。かつての筑波鉄道の終発着駅です。
ここから、御嶽山、雨引山、燕山、加波山、足尾山、きのこ山、筑波山。。。と筑波連山を南下縦走していく計画です。

日帰り計画だと、朝一の水戸線岩瀬駅から初めても、筑波山まで行くことは難易度が高いようです。なので、加波山、足尾山あたりまでを縦走南下し、筑波鉄道の酒寄駅か真壁駅に下山しようと計画しました。

《計画ルート》岩瀬駅_雨引山_加波山・・・

水戸線 JR岩瀬駅から筑波連山を南下しながら縦走する計画ルートです。(実際のルートとは異なります)


小山駅乗り換えで水戸線に乗車

我がさいたま市から電車を乗り継ぎ、今回の「筑波連峰縦断の旅」のスタート地点である、JR岩瀬駅に向かいます。

朝いちの始発電車に乗車して、最速でJR岩瀬駅に到着できるのは、朝の07時。

乗り換えでエグいのは、東北本線宇都宮線から水戸線に乗り換える、小山駅。
乗り換え時間が5分も無いのに、階段ダッシュでホームを越えます。俺らみたいな若い人だったら余裕を持ってダッシュできるけど、お年寄りにこの乗り換えは“酷”だよな~、と毎回思います。(乗り換え時間に余裕のある時間帯もあります)

JR小山駅 宇都宮線から水戸線に乗り換え。

JR小山駅 宇都宮線から水戸線に乗り換え。

シビアでタイトな水戸線への乗り換えである。

シビアでタイトな水戸線への乗り換えである。

進行方向右手遠くには、これから縦走する筑波連峰が見えます。

水戸線 水戸駅方面進行方向右手に、これから登る筑波連峰のシルエットが朝焼けに浮かぶ。

水戸線 水戸駅方面進行方向右手に、これから登る筑波連峰のシルエットが朝焼けに浮かぶ。

水戸線JR岩瀬駅

07:03、岩瀬駅〔茨城県桜川市〕に到着。
岩瀬駅は朝07時35分からの営業とのことで、窓口はまだ開いていません。

水戸線 JR岩瀬駅ホーム。

水戸線 JR岩瀬駅ホーム。

JR岩瀬駅 駅構内:この時間は駅係員は不在。

JR岩瀬駅 駅構内:この時間は駅係員は不在。

駅前を散歩していたワンと、なぜか仲良くなってしまいます。
東区踏切を渡ると、前方に山々が。あれが今日、攻略しようとしている「筑波連峰」。

岩瀬駅前を散歩していたワンと仲良くなってしまう💦。

岩瀬駅前を散歩していたワンと仲良くなってしまう💦。

水戸線 東区踏切の先にはこれから登る、筑波連山がそびえる。

水戸線 東区踏切の先にはこれから登る、筑波連山がそびえる。

登山口入口にあるトイレは使用不可。

御嶽山 登山道入口のトイレは使用不可。

御嶽山 登山道入口のトイレは使用不可。

筑波連山 関東ふれあいの道 の看板。

筑波連山 関東ふれあいの道 の看板。

御嶽山神社

まず最初に攻略するのは、御嶽山(標高:231m)。
登山口から20分もかからずに登り切れます。御嶽山神社があり、その裏手には休憩の東屋が整備されています。岩瀬駅方面の眺めが広がります。

御嶽山神社

御嶽山神社

御嶽山神社裏手から、JR岩瀬駅方面の眺め。

御嶽山神社裏手から、JR岩瀬駅方面の眺め。

御嶽山から雨引山の途中、NTT岩瀬中継所。

雨引山

御嶽山神社から40分ほど登ると、雨引山山頂(標高:409m)に着きます。

御嶽山から雨引山のルートは穏やか。

御嶽山から雨引山のルートは穏やか。

雨引山 山頂。

雨引山 山頂。

雨引山 山頂からの眺め。

雨引山 山頂からの眺め。

雨引山は、標高409mで筑波山塊の北端に位置し、地質は花崗岩を主体に形成されています。
植生は、アカマツやスギを中心に植栽されていますが、部分的にクヌギ、コナラなどの二次林も残っており、その林内にはヤマザクラが混生しています。林床にはヤマツツジ類の花木が多く生育して、四季の変化を楽しむことができます。
また、雨引観音の周辺には、本県を植物分布の北限とする暖地性のスダジイが群落を形成しているのも貴重です。
自然を大切にしましょう。

雨引山から5~10分で、雨引分岐点に着きます。

「雨引分岐点」。右に行くと雨引観音。まっすぐで筑波山方面。

「雨引分岐点」。右に行くと雨引観音。まっすぐで筑波山方面。

ここで、雨引観音方面に下山するか、筑波連峰の縦走を続けるかを選択することになります。

燕山

雨引分岐点から縦走を続けます。

燕山方面へは、案内板が適宜続きます。

燕山方面へは、案内板が適宜続きます。

燕山の道中、一カ所だけ視界が開ける。

燕山の道中、一カ所だけ視界が開ける。

雨引山-燕山 区間で一カ所だけ眺めが良くなる。低山では木々に埋もれ、基本的に視界は良くありません。

雨引山-燕山 区間で一カ所だけ眺めが良くなる。低山では木々に埋もれ、基本的に視界は良くありません。

ここから燕山までのルートがちょっときつくなります。

登山コースにバイクが進入してきているのか、登山コースの一部が大きく削られ山肌が露出しています。この山の地質が粘土質で、表面が大きく滑ります。今回の登山で一度だけ、この粘土質の部分で滑って、転んでしまいました。

オフロードバイクが登山道に侵入しているようで、登山道の山肌が削られています。

オフロードバイクが登山道に侵入しているようで、登山道の山肌が削られています。

まもなく燕山頂上(標高:701m)、というところで、コース外から登山されてきた方と合流します。お聞きすると、「この近所に住んでいて、この山によく登りに来ている。今日は午前中時間ができたので、登りに来た」とのことでした。

まあまあきつい階段が現れる。

まあまあきつい階段が現れる。

ロープを頼りに登っていく区間。

ロープを頼りに登っていく区間。

幸甚

今回の筑波連山縦走の中で、雨引山ー燕山の区間がいちばんきつかったです。俺っちの場合、この区間は登りメインだったけど、この区間は下山する方が厳しいと思います。

雨引分岐点から約1時間50分で、燕山頂上に到着。
筑波連峰(北側)において、この燕山はあまりメジャーじゃありません。筑波連峰を登る際に、目標が「燕山を登ろう!」とはならないようです。そのためか、燕山山頂は視界の整備がなされていない。

燕山 山頂の標識。視界はまったく良くありません。歩を進めます。

燕山 山頂の標識。視界はまったく良くありません。歩を進めます。

燕山山頂から5分程度南下したところに、電波塔があったため、ここで早めの昼食にします。(10:45)

燕山の東屋手前に電波塔のスペースがありました。

燕山の東屋手前に電波塔のスペースがありました。

朝食は食べてきたけど、異様におなかが空いたので、早めの昼食。

朝食は食べてきたけど、異様におなかが空いたので、早めの昼食。

東屋(燕山)

関東ふれあいの道の看板

筑波連山縦走のみち(1)
関東ふれあいの道 筑波連山縦走の道(1)

関東ふれあいの道 筑波連山縦走の道(1)

ここは加波山と足尾山の連峰を縦走する燕山近くの休憩所です。
コースは、北に燕山から雨引山へ続く稜線の途中から板東24番札所の雨引観音へ、南は加波山からきのこ山を経て浅野家ゆかりの伝正寺へと向います。豊かな自然、眼下に広がる田園風景を楽しみながら、由緒ある名刹をたずねる道です。

電波塔から10分ほど南下すると、「加波山無線中継所」に出られます。

加波山無線中継所。

加波山無線中継所。

こういう中継所は高鈴山(日立市)にもあったな。

こういう中継所は高鈴山(日立市)にもあったな。

さらに10分ほど南下すると、加波山神社に到着です。

加波山神社と加波山山頂

左から社務所(見切れています)、拝殿、拝殿、おみやげ屋(廃業?)。

左から社務所(見切れています)、拝殿、拝殿、おみやげ屋(廃業?)。

一番左から社務所、加波山神社新宮拝殿、参拝道(山道)、加波山神社中宮拝殿、売店(跡地?)。

登山開始からここまで、筑波連峰を縦走するコース取りは順調でした。しかし、この加波山神社拝殿地帯からの進行ルートがわからず、少し右往左往してしまいます。

筑波山神社の拝殿の間にある山道を10分ほど登り、加波山神社新宮 本殿。
1分ほど登ると、たばこ神社。
5分登ると、加波山神社天中宮。

さらに10分ほど登ると、加波山山頂(標高:709m)であり、加波山神社の本宮、拝殿となります。

加波山 本宮御本殿。

加波山 本宮御本殿。

加波山山頂から数分南下すると、岩切御本殿。※こちらが「岩切御本殿」かどうか、未確認。間違っていたら、教えていただけると幸いです。

岩切御本殿。

岩切御本殿。

加波山神社 本宮 拝殿

これまで加波山神社の拝殿、本殿を通過してきて目の前が急に生活臭になります。
最初この場所にたどり着いたとき、民間の私有地に入り込んでしまったかと驚いてしまいました。どうやらここは、社務所のようです。

社務所の建物を大きく反時計回りに進むと、加波山神社 本宮の拝殿になります。

社務所を左回りにぐるりと歩く。

社務所を左回りにぐるりと歩く。

本宮御拝殿。

本宮御拝殿。

また、この拝殿一帯で、次の進行ルート(自分の場合、足尾山方面に進みたい)が不鮮明で、10分ほどウロウロしてしまいました。ちょうどこの敷地内に訪問されている方に加波山神社へのルートを質問し、回答を得られ、歩を進めることができました。

旗立石

旗立石。

旗立石。

加波山事件(1884年/明治17年)のとき「自由民権政体造立」の旗をたてたという石。

→加波山事件「加波山事件志士の墓」は、筑西市下館の妙西寺にあります。

谷中霊園墓参り18~茨城の偉人たち

谷中霊園墓参り18~茨城の偉人たち


加波山事件に関わった剣士たち

ここからルートが不鮮明になり、「駐車場→」のルートを選択。
10分ほど「駐車場」への階段を下ります。

「自由の楷」の石

ここでも、ルート探索に時間をとられてしまいます。。

足尾山

30分ほどアスファルトの道路を南下し、「足尾山 登山道入口」を発見。

「<足尾山」のプレートを発見!踏み跡もある!

「<足尾山」のプレートを発見!踏み跡もある!

20分ほど登ると、足尾山山頂(628m)。足尾神社 奥の院。

足尾神社 奥の院

足尾神社 奥の院

奥の院から5分ほど下りていくと、足尾神社 拝殿。

奥の院、足尾山山頂から下りていく。

奥の院、足尾山山頂から下りていく。

足尾神社 拝殿

足尾神社 拝殿

ハングライダー離陸場

風がけっこうありますが、ハングライダーは飛び立ちます。

30分ほど、アスファルト道を南下していきます。

関東ふれあいの道 旧真壁駅

開けた芝生の場所に出ます。「関東ふれあいの道」の看板を発見。真壁駅方面に下りられるようです。

道路が開け、分岐点に出ました。

道路が開け、分岐点に出ました。

「←関東ふれあいの道 旧真壁駅」の案内。

「←関東ふれあいの道 旧真壁駅」の案内。

みかげ憩いの森

50分ほど、山の中を踏み跡と標識を頼りに下りていきます。

道中、「関東ふれあいの道」の標識と、踏み跡を頼りに下山していきます。

道中、「関東ふれあいの道」の標識と、踏み跡を頼りに下山していきます。

「みかげ憩いの森」の案内板を見つけたので、関東ふれあいの道からコースアウトし、敷地内に入っていきます。

「みかげ憩いの森 案内板」の案内板を見つける。

「みかげ憩いの森 案内板」の案内板を見つける。

「みかげ憩いの森」は、整備されない完全放置プレイだった。

「みかげ憩いの森」は、整備されない完全放置プレイだった。

つくば霞ヶ浦りんりんロード 真壁駅

つくばりんりんロードの真壁休憩所のトイレで、顔を洗います。

つくば霞ヶ浦りんりんロード 真壁休憩所。

つくば霞ヶ浦りんりんロード 真壁休憩所。

真壁市街地 / 伊勢屋旅館

16:00、伊勢屋旅館前に到着します。
今年(令和02年)は、真壁に四度も来ています。

真壁町 伊勢屋旅館に到着。

真壁町 伊勢屋旅館に到着。

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バス停 下町から筑波鉄道跡地の筑波山口駅〔茨城県つくば市〕までバス移動。

筑波山口駅前から、参拝道、筑波山を望む。

筑波山口駅前から、参拝道、筑波山を望む。

廃線となった筑波鉄道 筑波駅の跡地、筑波山口駅。

廃線となった筑波鉄道 筑波駅の跡地、筑波山口駅。

筑波山口からTXつくば駅

路線バスでつくばセンター、TXつくば駅に到着。つくば駅構内のファミリーマートで「水戸の梅」などを購入し、帰宅の途につきます。

つくばエクスプレス TXつくば駅 改札。

つくばエクスプレス TXつくば駅 改札。

「水戸の梅」個装パッケージ。

「水戸の梅」個装パッケージ。


実際に歩いたルート:筑波連峰を縦断する旅20

水戸線JR岩瀬駅→御嶽山(御嶽山神社)→雨引山→燕山→加波山(加波山神社)→足尾山(足尾神社)→筑波鉄道 真壁駅→伊勢屋旅館〔桜川市真壁町〕 〔 #筑波連峰を縦断する旅20

いばらきだいすき セカンドシーズン

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… #桜川市 #石岡市 #つくば市

〔この項、おしまい〕

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