松屋製麺所 すいとんのような食感のらーめん
筑波山神社参詣、筑波山登山の玄関口であった、筑波鉄道の筑波駅。
筑波鉄道が昭和62年(1987)に廃線となり、その線路跡は「つくばりんりんロード(後年「つくば霞ヶ浦りんりんロード」となる)」として、サイクルコースに生まれ変わりました。
筑波鉄道の廃線後、筑波駅の跡地はバスの営業所、タクシーの営業所として継続運用されます。
2005年(平成17年)につくばエクスプレス(TX)が開業。TXが駅名を「つくば駅」としたため、旧筑波鉄道の「筑波駅」は名前かぶり(読み方が同じ)を避けるため、「筑波山口駅」へと駅名称を変更しました。
2016年(平成28年)、筑波山口駅前に「松屋製麺所」が誕生しました。「つくばの特産物を利用したラーメンを提供する」ということを聞いており、「いつか訪問したい」と思いつつ、訪問する機会を得ました。
松屋製麺所に訪問する
夏の終わり(令和02年/2020)08月31日。
多くの学生が、夏休みの宿題にヒーヒー言う夏休み最終日、五所駒瀧神社〔茨城県桜川市真壁町山尾〕ではたいまつのおまつり「かったて祭り」が催されます。
真壁町にある、以前から宿泊したかった伊勢屋旅館に宿を取り、かったて祭りを取材。今年の春先から流行している感染症、新型コロナウイルスの影響でおまつりは縮小運営されましたが、無事に取材ができました。
令和02年(2020)08月31日 五所駒瀧神社〔茨城県桜川市真壁町山尾〕にて催された、かったて祭の動画です。
筑波鉄道 筑波山口駅前の松屋製麺所
茨城県桜川市真壁街で行なわれた「かったて祭り」の翌日、ロードバイクで真壁駅からつくば霞ヶ浦りんりんロードを南下します。
お昼どきに筑波鉄道線、つくばりんりんロードの中心地点となる、筑波山口駅(旧 筑波駅)に到着します。自転車で汗をかいており、塩分を補給したいところ。
筑波山口駅前の松屋製麺所〔茨城県つくば市沼田〕でラーメンをいただくため、店の前に用意されたサイクルラックに自転車を固定し、入店します。
松屋製麺所の店内は、入店すると左手が製麺所になっていて、持ち帰り、おみやげ用の麺を販売しています。店舗内の右手(こちらは「試食部」と言うらしい)がその麺を用い、ラーメンを提供するお店になっています。
双方の話を個別に伺うに、お互い、運営上の連携は取っていない別々のお店のようです。
手打式 生らーめん 製造・直売所
特殊製法「ミルフィーユ」
営業情報 : 松屋製麺所
・飲食できる店内右手側を「試食部」としています。
住所:茨城県つくば市沼田300
営業時間: 07時~18時
定休日: 水曜日
※最新の情報は、お店にご確認くださいますよう、お願いいたします。
駐車場:店の横 4台 , 筑波山口駅 隣接の無料駐車場
お店の様子 : 松屋製麺所
- 試食部でのラーメン提供は、店員さんがワンオペで作業をされています。
- 座席は壁に向かって座るカウンター席(5席)のみ。テーブル席はありません。
- 座席が空くとその座席に座り、調理場の窓口にてオーダーをするシステム。
- 窓口でラーメンをオーダーする際に、お金を払います。
メニュー : 松屋製麺所
- らーめん(ねぎのみ・大盛不可)
- 松屋らーめん
- ちゃーしゅーめん
- ねぎらーめん(訪問当日の限定メニュー)
- たまごかけご飯
- 焼豚ご飯
- 厚切りちゃーしゅー
- 瓶ビール
- コーラ・ジンジャーエール
これは「すいとん」麺では!? : 松屋製麺所
先客で座席が埋まっていたため待っていると、食事を終えたお客さんが退店して座席が空きます。食べ終わった食器は、セルフで食器返却口に持って行くようです。俺っちは空いた座席を確保し、カウンターにオーダーしに行きます。
茨城県産のねぎたっぷりな「ねぎらーめん」(訪問当日の限定メニュー)もよかったけど、自転車で栄養補給を兼ねて「ちゃーしゅーめん」をオーダー。
試食部のラーメンはワンオペで作っておられます。ひとりで作業されているので、「ちょっと時間が掛かるのかなぁ~?、待たされるといやだなぁ~」と思っていると、オーダーしてから10分程度で提供されました。先に来店されていた2名と、後から来た先客1名、俺1名の4食分をワンセットで作っていたようです。セットでラーメンを仕上げる感じは、どこぞのラーメン二郎を思い出します。
ちゃーしゅーめん
チャーシュー (ちゃーしゅー / 叉焼)
提供されたちゃーしゅーめんは、アブラ味の混じったチャーシューで覆われています。
スープ (魚介からとった出汁を使用している)
スープは「魚介からとったダシ」をベースにしている、とのこと。スープの奥から、かつをぶしの香りを感じる気がします。スープはすっきりした感じで、なかなか美味しい♪
麺
麺は太ちぢれ麺です。麺はちょっとつぶれているので、平太ちぢれ麺が正解か。(一度しか食べたことがないけど、)ラーメン次郎(三田店)の麺の雰囲気に似ているのです。
表面はつるっとしており、中はもちっとした食感。麺が拉麺?っぽくなく、「どこかで食べたことがある食感だなぁ~」と思いながら食べ進めます。
この後も自転車に乗って汗をかくため、塩分補給を兼ねてスープを全部飲み干します。(完飲)
参考:真壁のすいとん / 真壁のひな祭り2018
「すいとん」とは、こんな感じ。亡くなったおばあちゃんがよく、すいとんを作ってくれたなぁ。
高久家で ゆず塩すい豚 をいただく。550円。すいとんは作りたてのようで、柔らかく美味しい😋。#真壁のひな祭りの旅18 pic.twitter.com/WcIdHUdfOV
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) March 3, 2018
お土産 販売 : 松屋製麺所
松屋製麺所では先のとおり、この建物内で麺を打っていて(製麺していて)、売っています(販売しています)。
今日(09月01日)の気候は暑いし、日差しもある。ラーメンをおみやげとして持ち帰ることができるのだらうか?と思います。店員さんにお聞きすると、「(ラーメンは)常温で持ち運びできます」とのこと。2回質問して、2度とも同じ回答なので、ラーメンの常温管理は可能なのでしょう。
ということで、先ほどいただいた「太ちぢれ麺(5食/1セット)」を購入。
スープが3種(醤油、味噌、塩)用意されており、5食分選択することができます。
通販 も行なっているので、お店に直接訪問しなくとも購入できます。
販売されている麺
- 松屋らーめん
- 太ちぢれ麺
- 細麺
- 全粒粉麺
四種類の麺が販売されており、それぞれ「5玉」入っています。
スープの元
- 醤油
- 味噌
- 塩
※購入した麺の玉の数だけ、スープ(袋タイプ)を選ぶことができます。
※スープは今回の醤油、味噌、塩以外にも、「限定テイスト」が提供されることがあるそうです。
美味しいラーメン屋は数あれど、松屋製麺所の新しい麺の食感に満足しながら、店を出ます。
お土産としても秀逸の完成度
帰宅してから、醤油、味噌、塩の3種のスープで、ラーメンをいただいてみました。
お店の方からのアドバイス通り、太ちぢれ麺を「5~6分」で茹でて調理してみたところ、お店でいただいた時と同じ食感の麺を食することができました!
「スープはお店で提供されるものとは異なる」と店員さんはおっしゃっておられましたが、醤油も味噌も、塩も、3種のスープをおいしくいただくことができました。個人的には、おみやげで購入した「太ちぢれ麺」は、醤油味が一番マッチしていたように感じられました。
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「製麺所」だけあって、朝7時から開店しています! 朝一番でラーメンを食べて、筑波山登山や、筑波山神社参拝などもできそうです!