震災から回復する、ホテル河鹿園

震災から回復する、ホテル河鹿園_茨城県久慈郡大子町大字袋田

震災から回復する、ホテル河鹿園

2011年(平成23年)03月11日15時前、東北地方太平洋沖を震源とした『東日本大震災』が発生しました。東日本大震災では多くの人々が命を失い、また、復興には多くの時間を必要としました。

ホテル河鹿園〔茨城県久慈郡大子町大字袋田〕も震災により被災をうけました。
震災から約3年ほど営業を中止していたそうです。

 

本作品は2016年(平成28年)10月に訪問、宿泊させていただいたときの内容です。
2019年の台風被害により、ホテル河鹿園は取材時時点(令和02年12月)で営業をしておりません。本作品は、アーカイブとしてご覧くださいますよう、お願いいたします。

袋田/大子 ホテル河鹿園は閉館していた (021219 訪問)

(令和02年12月吉日 加筆)

 

ロードバイクで行く、茨城紅葉の旅2016

2016年(平成28年)10月。
俺が茨城県の県北地方の紅葉の旅を計画したとき、1泊目の宿として袋田地域を候補に入れました。

袋田には、袋田温泉があり、多くの有名ホテル、旅館が営業を行なっています。
いくつか宿泊地を調べているうちに、ちょっとひっかかるホテルを発見しました。

『ホテル河鹿園』-

ホテル河鹿園を調べると、JR袋田駅から徒歩で5分ほどの場所に存在します。

袋田に来るようになって10年以上。今の今まで、このホテルの存在を知りませんでした。
ホテル河鹿園に対する口コミを調べると、なにかとよからぬことが書き込まれています。

逆に興味がわき、俺は楽天トラベルから予約を入れてみるのでした。

 

ロードバイクによるルート

今回はロードバイク( #ガンキャノンデール )でJR赤塚駅から北上し、袋田方面に向かいます。

 

JR赤塚駅から袋田までの風景

藤井川ダム

藤井川ダム

道の駅 かつら

道の駅 かつら

【 西塩子の回り舞台 】<br>常陸大宮市で復活した、西塩子の回り舞台は、2,3年ごとに一度催されます。

西塩子の回り舞台 2006(平成18年)
常陸大宮市で復活した、西塩子の回り舞台は、2,3年ごとに一度催されます。

 

JR袋田駅

水郡線 JR袋田駅 駅舎

水郡線 JR袋田駅 駅舎

袋田駅前には「思い出浪漫館」の看板。

袋田駅前には「思い出浪漫館」の看板。

看板「河鹿園」。こちらのホテルです!

看板「河鹿園」。こちらのホテルです!

 

 

ホテル河鹿園に宿泊したのは、2016年(平成28年)になります。最近のホテル河鹿園の口コミを拝見すると、年々評価は上がってきているようです。

被災したホテル河鹿園は、再オープンの2013年から3年しか経過していません。このときは、復興の途中となります。現状と異なる場合がございますので、2016年取材時のアーカイブとしてご覧くださいますよう、お願いいたします。

 

入口:ホテル河鹿園

ホテル河鹿園 入口:袋田の山に包まれた静かな場所。

ホテル河鹿園 入口:袋田の山に包まれた静かな場所。

 

エントランス:ホテル河鹿園

フロントでチェックインを済ませます。

エントランスは今風の作りになっています。

エントランス:ホテル河鹿園

エントランス:ホテル河鹿園

岩風呂に続く通路:ホテル河鹿園

岩風呂に続く通路:ホテル河鹿園

 

客室階の通路

3階建ての客室階にはエレベーターがなく、足腰の弱い方、身障者の方にはつらいところ。

建築基準法的には、3階までの建物にはエレベーター設置義務はありません。(設置するのは可能ですし、自由です)

客室階へは階段のみ:ホテル河鹿園

客室階へは階段のみ:ホテル河鹿園

客室階廊下:ホテル河鹿園

客室階廊下:ホテル河鹿園

 

部屋設備:ホテル河鹿園

ホテルの紹介サイトを調べると、洋室もあるようですが、俺っちが宿泊したのは和室でした。

和室:ホテル河鹿園

和室:ホテル河鹿園

「広縁(ひろえん)」がある:ホテル河鹿園

「広縁(ひろえん)」がある:ホテル河鹿園

床の間 :ホテル河鹿園

床の間 :ホテル河鹿園

かなり本格的に作られている、ホテル河鹿園の和室。
『広縁』に関しては、こちらのホテルだけではなく、多くの歴史のあるホテル(古いホテル)でシミや汚れが出てきてしまいます。雨水の進入や、湿気をうまく排出できないのかと思います。また、定期的にリニューアル工事(結構費用が掛かる)が必要なので、経営も大変だと思います。

ホテル河鹿園の裏手には、久慈川が流れています。
ほかのホテルの経営者が言うには、「川沿いの旅館などは、畳の痛みが激しい。年に一度。畳を取り換えている」とおっしゃる方もおられるくらいです。

ユニットバス:ホテル河鹿園

ユニットバス:ホテル河鹿園

お茶とお茶受け(吉原殿中):ホテル河鹿園

お茶とお茶受け(吉原殿中):ホテル河鹿園

浴衣とタオルと、アメニティセット

浴衣とタオルと、アメニティセット

館内Wifiもあります:ホテル河鹿園

館内Wifiもあります:ホテル河鹿園

ビニル袋に入っているタオルや歯ブラシを見ると、「旅館だなぁ~」ってうれしくなります。このビニル袋に入っているタイプの手ぬぐい(タオル)は持ち帰り自由です。俺はコレクターではありませんが、この手ぬぐい(タオル)を持ち帰る派です。

 

夕食:ホテル河鹿園

ホテル河鹿園周辺や、JR袋田駅周辺には飲食店はございません。夕飯は事前に済ませておくか、ホテルの夕飯を予約しておく必要があります。

夕食(2016年度版):ホテル河鹿園

夕食(2016年度版):ホテル河鹿園

シャモ鍋(2016年度版) だったかしら:ホテル河鹿園

シャモ鍋(2016年度版) だったかしら:ホテル河鹿園

 

自動販売機:ホテル河鹿園

エントランス階にある自動販売機:ホテル河鹿園

エントランス階にある自動販売機:ホテル河鹿園

 

大浴場 / 岩風呂 :ホテル河鹿園

この岩風呂に入るために、ホテル河鹿園を予約した、と言っても過言ではありません。

更衣室、浴室内に他の方がいらっしゃらないことを1024倍の注意力で確認したうえで撮影しております。※他人がいらっしゃるときは、ワタクシは絶対写真を撮らないし、カメラの類を持ち込みません。
岩風呂 湯舟:ホテル河鹿園

岩風呂 湯舟:ホテル河鹿園

湯舟に浮かんでいるのは、奥久慈大子名産のりんごになります。リンゴ風呂ですね!

洗い場:ホテル河鹿園

洗い場:ホテル河鹿園

更衣室:ホテル河鹿園

更衣室:ホテル河鹿園

 

朝風呂:ホテル河鹿園

昨晩は暗くて確認できませんでしたが、風呂場からは久慈川を眺めることができます。

風呂場からは久慈川が見える:ホテル河鹿園

風呂場からは久慈川が見える:ホテル河鹿園

 

朝食:ホテル河鹿園

レストラン オアシス:ホテル河鹿園 食事会場

レストラン オアシス:ホテル河鹿園 食事会場

朝食:ホテル河鹿園

朝食:ホテル河鹿園

ホテルの方にお話をお伺いすると、3.11の震災以来、ホテルの厨房が使えないらしく、提供している食事は近所の料理屋(弁当屋?)に作ってもらい、運んできてもらっているそうです。(2016年取材時点)

 

玄関回りと袋田の風景:ホテル河鹿園

袋田の山々の風景。ちょっとガスってる。

袋田の山々の風景。ちょっとガスってる。

駐車場にはたくさん車が停まっており、宿泊者が多いことが確認できます。ワタクシが停まっている建物とは別に、宿泊棟があるみたいで、(多分ですが)安価に宿泊できるプランがあるようです。

ホテルの入り口:ホテル河鹿園

ホテルの入り口:ホテル河鹿園

待合ブース:ホテル河鹿園

待合ブース:ホテル河鹿園

 

別棟 / 宴会用設備:ホテル河鹿園

乗ってきた自転車は、ホテルの係の方のご指示により、こちらの離れの屋内に置かせてもらっていました。

離れの宴会設備 / もみじの間 :ホテル河鹿園

離れの宴会設備 / もみじの間 :ホテル河鹿園

震災以来、使用していないそうです:ホテル河鹿園

震災以来、使用していないそうです:ホテル河鹿園

ステージのある宴会場もある:ホテル河鹿園

ステージのある宴会場もある:ホテル河鹿園

再び復活されることをお祈り申し上げます。

再び復活されることをお祈り申し上げます。

 

まとめ:ホテル河鹿園

ホテル河鹿園への取材は2016年のものとなっております。あれから4年が経過し、ホテル河鹿園の口コミは高評価の類いが増えてきていることを確認しております。再び、ホテル河鹿園に宿泊できることを希望いたします。

お世話になりました!

お世話になりました!

 

と言っても、2019年の台風19号被害による、第6久慈川橋梁の損壊。水郡線の不通問題。

また、2020年の新型コロナウイルスによる外出自粛の動きなど、これまで体現してこなかった自然災害や、ウイルス問題などが起きています。

私も茨城に訪問させていただき、たくさんお金を落として、お互いがWIN x WINになれる日が一日も早く訪れて欲しい!!

 

「泊まる茨城」とは・・・
茨城県内を旅するにあたり、宿泊したときの模様を実体験を通して、感じたことをレポートします。
ネットに溢れる心霊現象のようなデマや、口コミに惑わされないように努め、レポートは「愛情」を持って接し、宿泊先を陥れるようなことがないよう、配慮します。
レポート内容は取材時においての内容になるため、最新情報と異なる場合がございます。

 

関連サイト

袋田/大子 ホテル河鹿園は閉館していた (021219 訪問)