吉見屋旅館、 本当なのだろうか?

吉見屋旅館、 本当なのだろうか?_茨城県鹿嶋市宮中

吉見屋旅館、 本当なのだろうか?

この体験記は今2020年(令和02年)から14年前の、2006年(平成18年)当時のものです。2020年05月現在と、実情が異なっている可能性があります。
アーカイブとしてご覧いただけますと幸いです。

2006年(平成18年)09月。
突然、鹿島神宮周辺で宿泊することになりました。

2006年当時、まだパソコンや携帯電話から宿泊予約をすることは珍しい時代でした。

おれはパソコンはもちろん、携帯もまあまあ使いこなしていました。携帯(スマホじゃないよ、ガラケーだよ)から楽天トラベルを介して、鹿島神宮駅周辺の宿泊地を検索。吉見屋旅館〔茨城県鹿嶋市宮中〕に本日の空きを見つけたので、予約を入れました。

携帯
携帯電話 / ガラケー

携帯電話 / ガラケー

2006年当時はまだ、俗に言う「スマートフォン(スマホ)」は存在していません。
iPhoneを初めとするスマホは2007年に登場し、日本においては「iPhone3G」が2008年から発売されました。
※本記事は、2006年のものです。

楽天トラベル
インターネット宿泊予約サイト。もともとは、「旅の窓口」というサイトだった。そんな俺は、「旅の窓口」時代からのユーザー。
出入りの激しい、楽天の若い社員に「楽天トラベルはM&Aされる前は“旅の窓口”と言うサイトだったんですよ」と言うと、若い楽天社員は皆驚く。

 

鹿島神宮 白馬祭 2006年(平成18年)

この日、2006年01月07日は、鹿島神宮で「白馬祭(おうめさい)」が催されました。

鹿島神宮 白馬祭(2006)

鹿島神宮 白馬祭(2006)

 

 

吉見屋旅館に楽天トラベルから当日予約を入れる

白馬祭が終了し、帰宅の途につこうとJR鹿島神宮駅まで行ったとき、「今日から3連休だし、鹿嶋で泊まっていこう」と、冒頭のように楽天トラベルから吉見屋旅館に予約を入れたのでした。

JR鹿島神宮駅前で楽天トラベルを使い、吉見屋旅館に予約を入れてから、まだ10分も経たずに吉見屋旅館に訪問。玄関で女将さんを呼び出すも、先ほど予約した情報が吉見屋旅館に反映されていない様子。女将さんは俺のことをちょっと怪訝そうに見ています。。

フロント:吉見屋旅館

フロント:吉見屋旅館 ※翌朝撮影

しばらく女将さんと話をしていると、受付の処にあったFAXが受信し、FAX紙が出力されました。
どうやらこのFAX紙に、楽天で予約した私の情報が掲載されているようです。

宿泊帳面に記載をし、部屋の鍵を女将さんから預かり、部屋に移動します。

 

JR鹿島神宮駅から吉見屋旅館までのアクセス

JR鹿島神宮駅からまっすぐタイル坂を上り、ホテルがんけの交差点を鹿島神宮方面へ左折。鹿島神宮の参拝、観光にベストな立地です。

 

入口、エントランス:吉見屋旅館

エントランスには、フロントの他に待合スペースがあります。

1階 待合スペース / フロント:吉見屋旅館

1階 待合スペース / フロント:吉見屋旅館(2006年度版)

 

部屋設備:吉見屋旅館

宿泊予約はシングルでしたが、ツインの洋室です。

ツインルーム:吉見屋旅館

ツインルーム:吉見屋旅館(2006年度版)

お茶セット:吉見屋旅館

お茶セット:吉見屋旅館(2006年度版)

テーブルにはテレビとお茶うけ:吉見屋旅館

テーブルにはテレビとお茶うけ:吉見屋旅館(2006年度版)

 

浴室 / 家族風呂:吉見屋旅館

予約制となっています。旅館側がお風呂を使用する順番を管理し、室内電話で入浴時間にお知らせが来るシステムです。

家族風呂(シャワーがなかった):吉見屋旅館

家族風呂(シャワーがなかった):吉見屋旅館(2006年度版)

更衣室:吉見屋旅館

更衣室:吉見屋旅館(2006年度版)

着替えの浴衣は、フロントで貸し出してくれます。

 

館内の様子

「旅館」として運営しているところは、廊下に共用の洗面所を設けているケースが多いです。

旅館に多い洗面所:吉見屋旅館

旅館に多い洗面所:吉見屋旅館(2006年度版)

出土品、土器?:吉見屋旅館

出土品、土器?:吉見屋旅館(2006年度版)

 

チェックアウト

階段を下りていく:吉見屋旅館

階段を下りていく:吉見屋旅館

エントランス、フロント:吉見屋旅館

エントランス、フロント:吉見屋旅館

俺が旅館をチェックアウトして出て行くとき、昔の旅館のしきたりなのか、女将さんは玄関に正座し、三つ指をついて深くお辞儀をし、俺を送り出してくれました。

幸甚
以降、15年近くホテル、旅館をあちこち利用していますが、三つ指をついて送り出してくれた旅館は、吉見屋さんだけです。

 

 

もの申したい!

今回、吉見屋旅館のことを執筆するにあたり、ネットで調査しました。俺が吉見屋さんに最後に宿泊したのは2006年で、情報が最新ではなかったからです。
実を言うと、吉見屋旅館には2006年の宿泊のあとも、何度か宿泊したいと思っていました。鹿嶋で宿泊の機会があるごとに空きを確認するのですがタイミングが合わず、2006年の宿泊が俺にとって最初で最後でした。

ネットで吉見屋旅館を調べると、いろいろ“悪口?”のようなことが散見されます。

俺は以前、『口コミでひどいことを書かれている、とあるホテル』にあえて予約し、宿泊しました。実際にそのホテルに行って泊まってみると、口コミで言うほどひどくなく、従業員も一生懸命働いていて、「実際に自分の目で見て判断しなければだめだな」と再認識したことがありました。

たしかに吉見屋旅館において、2006年(約15年前)に宿泊した際、女将さんはまあまあ年齢がいっていたことは確認しております。しかし、ネットで書かれているような「衛生面で問題がある」とか、「女将さんに小言を言われた」などのような情報を、野放しにして良いのか!?と思います。

(宿泊地候補として吉見屋旅館を紹介している)鹿嶋市観光協会や、(吉見屋旅館が在籍している)鹿嶋市旅館組合などは、

  • 吉見屋旅館におけるネット上のウワサと実態とを確認し、ウワサが事実であれば旅館側に噂される事がらの改善をさせなければなりません。
  • ウワサが事実無根であれば、ネット上の評価、書き込みの削除依頼を出すべきです。

(年がいった女将さんが、ネットのことに詳しいとは思えない。そういった方をお互い支え合うのが組合ではないでしょうか?)

 

ウワサで鹿嶋(鹿島神宮)地域の宿泊地のイメージが下がることは、俺たちの茨城のイメージを下げることなんです。
他人事ではないと思います。

『俺が大好きな茨城を護りたい』と思い、今回、あえて書かせていただきました。

 

「泊まる茨城」とは・・・
茨城県内を旅するにあたり、宿泊したときの模様を実体験を通して、感じたことをレポートします。
ネットに溢れる心霊現象のようなデマや、口コミに惑わされないように努め、レポートは「愛情」を持って接し、宿泊先を陥れるようなことがないよう、配慮します。
レポート内容は取材時においての内容になるため、最新情報と異なる場合がございます。