坂の上のがんけ ホテルがんけ
都心方面から鹿嶋市に訪問する主な公共交通機関は、鹿島線や高速バスでのアクセスです。東京駅から鉄道で移動しても、高速バスで移動しても、片道2時間以上かかります。
鹿島神宮では年間を通して、様々な行事(イベント)が催されます。
白馬祭、祭頭祭、御田植祭、提灯まち、鹿嶋のお祭り(神幸祭、行宮祭、還行祭)、などなど。
二,三時間かけて、せっかく鹿嶋まで来たからには一泊しておきたい。
そんな背景のある、鹿島神宮訪問の宿泊候補地のひとつが、ホテルがんけ です。
坂の上のがんけ
JR鹿島神宮駅がある一帯はその昔、海の水が入り込んでいました。鹿島神宮駅からまっすぐ歩き、タイル貼りの坂道を上る部分が丘(陸)でした。
ホテルがんけの前身、「堺屋旅館」
鹿島神宮への参詣者はこの坂を上り、鹿島神宮を参拝したと言われます。またその際に、足を休めたり、宿泊した宿として、堺屋旅館(のちの「ホテルがんけ」)を利用しました。
ホテルがんけ 公式サイトによると、
だらだら続く山道を登り切った崖の上に「がんけ」は建っていました。
汗を拭きながら歩いてきた参拝客は旅館の石垣を見て、ほっと一息ついたことでしょう。
「がけ」を意味する「がんけ」がいつの間にか、本名の「堺屋旅館」を押しのけて屋号になりました。
昭和46年(1971)にホテルがんけは、5階建ての鉄筋コンクリート造りとして生まれ変わりました。
しかし、それから時は約50年経過しようとしています。
当時は画期的だった鉄筋コンクリート造りの建物も、時を刻みます。
そんな思いをはせながら、ホテルがんけを楽しむのもオツなのです。
エントランス:ホテルがんけ
エレベーター:ホテルがんけ
1階の受付でチェックインを済ませ、部屋の鍵を預かったら、宿泊部屋に移動します。エレベーターで移動。
エレベーターがレトロチックで、緊張感が走ります。。
廊下:ホテルがんけ
レトロチックな廊下。
この窓のある部屋は、何に利用するのだろう?清掃用具入れ?受付け?
部屋設備:ホテルがんけ
昭和時代(昭和46年築)の建物なので、洋室のほか、和室も用意されています。
洋室:ホテルがんけ
和室:ホテルがんけ
昔(2006年)に一度だけ、和室に泊まったことがあります。
館内設備:ホテルがんけ
大浴場
2005年(平成17年)に新設された、地下1階の大浴場。
改修前の大浴場:ホテルがんけ
前述の大浴場(2018年撮影)は、改修されたものだと思われます。
2006年(平成18年)宿泊時、大浴場の内装は異なるものでした。
2005年の浴室は、使い方が分からなかった・・・
さらにその前年である、2005年(平成17年)にも、ホテルがんけに宿泊しています。その当時の浴室が特殊で、使い方が分かりませんでした。。
特に、写真右の小さな桶?は、どうやって使うのかしら?未だに分からない・・・。(この浴室は現存しません)
セルフコインランドリー:ホテルがんけ
楽天トラベルなどで紹介されているホテルがんけでは、「セルフコインランドリー」なるものが存在していることになります。
もしかすると、ホテルがんけの建物正面右に洗濯機がいくつか置かれている(記憶があるのだが)、あの洗濯機を使って良い、ってことかしら?
朝食:ホテルがんけ
ホテルがんけでの朝食は、ガーデンテラスみたいな食堂でいただく。
初めてこの朝食会場に入ったとき、不思議な気分になったことを思い出します。
自転車を玄関に置かせてもらう
自転車で訪問した年は、玄関に自転車を置かせてもらいました。助かりました。
このときは、「鹿嶋のお祭り」で人の出入りが激しかったけど、逆にそれが防犯になったみたいで、安心して自転車を置かせてもらうことができました。
ホテルがんけは、お祭りの時の拠点のひとつ
毎年09月02日早朝、牧野下座連の朝曳きはホテルがんけ前から出発します。
ネットに溢れる心霊現象のようなデマや、口コミに惑わされないように努め、レポートは「愛情」を持って接し、宿泊先を陥れるようなことがないよう、配慮します。
レポート内容は取材時においての内容になるため、最新情報と異なる場合がございます。
鹿島神宮 朝曳きと行宮祭、還幸祭_レンタサイクルで行く鹿嶋の歴史めぐり~鹿島の祭の旅19 190902
ロード鹿島神宮18_初日_~提灯まち_180901
大洗の旅 幕末と明治の博物館、大洗・アクアワールド 050903
鹿島神宮 朝曳き、行宮祭、還幸祭、年番引継 050902