茨城百景 川尻海岸
茨城百景 名称 | 川尻海岸 |
読み方 | かわじりかいがん |
包含風景 | 川尻海水浴場,小貝浜,養蚕神社 |
地域 | 茨城県日立市 |
碑の現存 | 現存する |
実際の碑への記載 | 川尻海岸 |
説明 | |
関連リンク | 鵜の岬 ウミウ捕獲場 見学 十王駅になったばかりウミウ捕獲場公開 090118 ※外部サイトです |
注釈 | |
茨城百景 川尻海岸
川尻海岸は茨城県日立市の中でも最北に位置する、海岸線です。
ウミウ捕獲地
鋭い断がいの海岸線で国民宿舎 鵜の岬付近にあるウミウ(海鵜)捕獲地〔茨城県(旧)十王町〕は、県指定文化財であり、日本で唯一許されたウミウの捕獲地です。
断崖絶壁に設けられた捕獲地は、ウミウの渡来地(休息の場)として適しています。ウミウが羽を休めに捕獲地に降り立ったとき、特製の罠を、ウミウの足に引っかけて捕獲します。かつて、この捕獲地は一度崩落してしまったことがありましたが、その後復活しています。
茨城百景 包含風景 川尻海水浴場
蚕養神社の脇にある、軽く傾斜のついた遊歩道を上っていくと、茨城百景碑のある広場に出られます。そこから眺める海岸線が、川尻海水浴場です。日立市の北部に位置する海水浴場で”きれいな海”のキャッチフレーズで人気があります。
小貝浜側の荒い切り立った断がいとは異なり、こちらは砂浜が広がり、波はやさしい。
茨城百景 包含風景 小貝浜
太平洋に面した断がいの海岸線は、「川尻海岸」としても認識されています。
小貝浜(こがいはま)の周辺は緑地公園として整備されており、川尻灯台、波切不動尊、茨城百景碑、蚕養神社などを巡るように遊歩道を散策できます。
茨城百景 包含風景 蚕養神社
蚕養神社(こがいじんじゃ)の祭神は稚産霊命(わくむすびのみこと)、宇気母智命(うけもちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)。神代の昔、稚産霊命の御子神、宇気母智命の御体から蚕(かいこ)が生まれ出た。と言う神話や、「流木に乗った蚕が一匹蚕養神社に流れ着き、日本の養蚕の始まりとなった」と言う伝説もあります。
また、筑波山〔茨城百景 085 観音と小田城址〕の蚕影山神社(蚕影神社)でも登場している『金色姫伝説』の「豊浦」は、ここ日立市の豊浦港(川尻小貝浜)とされています。