茨城県潮来市(鹿行)、土浦市(県南):2003年06月22日(土)取材
今日(06月22日)は潮来あやめまつりに行きます。
去年(2002年)の07月くらいから予定していた潮来のあやめ祭り。いよいよ本番!そんな感じです。
本日のあやめまつりでは、楽しみにしている「あやめ踊り」を観ることと、あやめ自体を観ること。さらに、06月の時期にだけ就航される、「ジェットホイルつくば号」に乗船し、潮来から土浦まで戻ってくることです。はたしてどれだけ達成できるのか!?
今回の旅の目標
- 「あやめ踊り」を観る
- あやめ自体を観る
- 「ジェットホイルつくば号」に乗船し、潮来から土浦まで戻ってくる
常磐線 我孫子駅 → 成田線 成田駅 移動
朝08時過ぎに起床。
旅の準備をして、最寄り駅に着いたのが09時半過ぎ。乗り換え、我孫子駅まで向かいます。
我孫子駅で成田線(我孫子駅~成田駅)に乗り換えます。
成田線は最新の「E231系」の車両に乗車。ゆっくりと成田駅に向かいます。
一番前の先頭車両に座ると、車両の前面は大きな窓になっていて、眺めが大変良いです。出入り口上部にあるLEDの案内板は2段式。そして車内放送が機械音声の日本語/英語両対応で国際路線(成田線)にマッチする最新式の車両となっています。(ってここはいつから鉄オタサイトになったのかしら?)(´・ω・`)ションボリ…
11時10分過ぎ、成田駅6番線に到着。6線ホームの階段が、エスカレータ工事のため幅が狭くなっています。こんなところにもバリアフリーの波が来ていますねー。
11時27分まで電車がないので、いったん改札を抜けます。成田駅の駅舎を出て、駅舎を撮影。何度もこの成田駅は撮影しています。
グダグダしているうちに、電車の時間になりました。
成田線(成田駅~香取駅)、鹿島線(香取駅~鹿島神宮)区間に当たる電車は3番線に待っていますので、ホームに降ります。
すると、期待していたボックスシートタイプの「113系」車両ではなく、スマートな「E217系」のかっこいい電車でした! しかし、車内はロングシートで、ちっとも“旅情”を感じさせてくれません…(´・ω・`)。
佐原駅で乗換え
成田駅を出発したE217は、佐原駅に到着します。
潮来駅に行くためには、佐原駅で鹿島線に乗換えます。
鹿島線 潮来駅に到着
12時25分ころ。じっと我慢の子で潮来駅に到着しました。潮来に来るのは3回目だにゃ~(´-ω-`)ゴロゴロ。観光地なのに、観光地っぽくないところが、茨城っぽくて好きだにゃ~(´-ω-`)ゴロニャン.。
潮来駅前で「東関道水戸線の早期全線開通」の署名活動をしていましたので、署名。って言うか「鉄道野郎」の私が、車のためになることに対してサポート(署名)するのは、どういうことですか? 車が便利になればなるほど、電車の立場が悪くなってしまうにゃー(´・ω・`)ションボリ。
うちわがもらえたから、良しとしましょう。(うちわコレクターなのです)
前川あやめ園 に向かう
潮来駅から歩いてすぐの、あやめ祭り会場に向かいます。
ところが、期待していた「あやめ踊り」はちょうどたった今、終わってしまったようです・・・。さらに、「あやめ踊り」は本日1回だけ。次回の「あやめ踊り」は来週になってしまいます・・・。来週はここに来る気はありませんので、来年になってしまいます・・・。ついていないにゃ~(´・ω・`)ションボリ。
いつまでもしょんぼりしていても仕方がないので、あやめを堪能することにします。
あやめはちょっと時期(時間)がずれてしまったためか、咲き方に力がありません・・・。それでも美しさはさすがですね~。
おもてが無いので、おもてなし?
13時ころ。お腹がすいたので、利根川沿いにある「●●●食堂」(※自主規制 2018年)にて食事をすることにします。B定食を注文。B定食は「コイの洗い」に「わかさぎフライ」、「しじみ汁」に「ご飯」といった内容です。
私の田舎はご存知のとおり茨城なのですが、ご飯といい、お新香といい、味付けとか食感が田舎(=都会、田舎の田舎ではなく、故郷の意)で食べる食事に似ています。やはりこれが茨城の味なのか?
おいしい、という意味です!(^O^)。
ただ、「もてなす」という心遣いが少ないのか、他のテーブルの食べ終わった食器は片付けないし、座敷に上がったお客様の靴はそろえないし、注文は取りに来ないし、掃除は行き届いていないし、お会計の際に1万円を出したら財布を覗かれて、「千円札持っていますよねー」みたいなことを言われたりと、“接客業としてのあり方”を反面教師として学ばさせていただきました・・・。
常陸利根川沿いの風景
食事の後、常陸利根川(※1)沿いの潮来港にある、ジェットホイルつくば号乗り場に行きます。(※1:潮来の街に面している川は利根川ではなく、常陸利根川)
どうやら土浦行きの便が15時30分にあるようです。片道2000円(大人)。ジェットホイルの乗船券は、「名所十二橋めぐり案内事務所」にて売られているようです。まだ船の出発時刻までに2時間近く時間がありますから、いたこあやめ園まわりをぶらぶらすることにしますか~。
観光船としての帆曳舟
常陸利根川には、あやめまつりイベントの帆曳船が出港しています。
その昔、帆曳船を使い、霞ヶ浦でわかさぎ漁をしていた時代がありました。しかし、時代とともに自然の風を利用した帆曳船は不便とされ、エンジンを使った船に取って代わられました。現状、霞ヶ浦で見ることのできる帆曳船は“観光のため”に出港しているだけです。
京成マリーナ ホワイトアイリス号 乗り場
さらに常陸利根川沿いを歩いていくと、我が京成マリーナのホワイトアイリス号乗り場があります。
しかし何故か営業していなく、案内板によると06月、09月の第2、3火曜日にしか運行していないようです。なぜに火曜日が営業なの!?って気もしますが、どうなんでしょう!? シャッターも下ろされています。
鹿島線 潮来駅で183系 国鉄色車両
いったん潮来駅に戻ります。
潮来駅1番ホームに特急あやめ号が入ってきました。迷わず撮影。って、鉄道マニヤなのかにゃ~(´・ω・`)自分・・・。
ちなみにこの車両は485系に見えるかもしれませんが、これは183系です。直流区間専用である点が、485系との違いだそうです・・・。
ジェットホイルつくば号で土浦に帰る
気がつけばまもなく15時30分・・・。
土浦港行きのジェットホイルが出港する時間(潮来港15:30発)です。
常陸利根川沿いのジェットホイル乗り場に向かうと、すでにジェットホイルつくば号が出発を待っています。ジェットホイルは船の横から乗るのではなく、先頭から入ります。こういう乗り方ってあまり無いですね~(^^;)。
ジェットホイルつくば号は、2階建て構造です。
運転席のある2階は「VIPルーム」となっており、先ほどの乗船券代とは別に、さらに500円の「VIPルーム券」を購入することで乗ることができます。1階の通常席はまだまだ余裕がありますが、こういう機会はめったにあるわけでもありませんし、2階のVIPルームに乗ることにしますか~(*^^*)。
乗船員さんに500円を渡し、「VIPルーム券」を購入。2階へ続く階段に案内されます。
2階はあまり広くありませんが、それでも20席くらいありそうです。幸いなことに、2階席に乗るのは私以外におりません。完全に貸切です。目の前には船長さんがおられます。眺めもいいし、これでプラス500円なら安いのかも~(^m^)。
黒田船長の生ガイドによる霞ヶ浦の紹介
えーっと、このジェットホイルは土浦~潮来間を就航します。時速30ノット。およそ50分で到着します。
企業母体は常陽観光株式会社。どうやら京成マリーナ株式会社とは異なるようです。観光船で流れる案内はテープを流すことも多いのですが、この常陽観光株式会社は「生ガイド」を行なうことをポリシーとしており、船長さんによる、その場で気がついた情報を「生」ガイドすることで、オリジナリティーを生み出しています。
帆曳船がどうのこうのとか、最近はウォーターバイクが流行っていてとか、その場で目に付いた情報を適宜話すのが上手で、50分はあっという間に流れていきます。
しばらくすると、あの懐かしい土浦の町並みが見えてきました。土浦駅前のイトーヨーカドー ウララがとても目に付きます。次に目に付くのがヨットハーバーの国定公園と書かれた塔です。
たのしい“旅”にたいへん感謝。ジェットホイルから降りるとき、黒田船長さんに「ありがとうございました」と言いました。
京成マリーナ、霞ヶ浦土浦港の風景
まだ時間がありますので、京成マリーナの事務所建物にでも行ってみましょう。
いつもどおりの感じがしましたが、階段部分の傾斜路に設置されたスロープが新しくなっていました。前まではもっとボロっちいスロープでしたが。
土浦駅 西口側に行ってみる
土浦駅西口方面に行くために、高架道路下の道路を歩いていきます。
びっくりラーメンで食事をし、高架道路の階段を上っていきます。
高架道路(土浦ニューウエイ)にはバス停が設置されています。「川口町」というバス停です。ここからは土浦東武ホテルも見えますし、小網屋も見えます。たいへん眺めの良い場所です。
しかし私には、土浦の向かうべき“未来”がどこにも見えませんでした・・・。
【 3度目の潮来訪問の旅 】
かれこれ潮来には、この段階で3回目の訪問となります。
過去の2回は、ただ潮来に行く、ことが目的となっていましたが、この度では「あやめまつり」に訪問する、という名目で成立しました。
過去の潮来訪問は、
- 潮来(いたこ)~返り討ち編 (2002年11月03日)
- 潮来 ~霞ヶ浦リベンジ編 (2003年03月08日)
となっています。
また、今回の旅では「旅の目標」を定めており、
- 「あやめ踊り」を観る
- あやめ自体を観る
- 「ジェットホイルつくば号」に乗船し、潮来から土浦まで戻ってくる
と計画しました。
実際には「あやめ踊り」を観ることができませんでしたが、この「目標制度」は、移行の いばらきだいすき の旅の基本になっています。
このページは、2003年06月22日に取材した内容に基づき、2003年12月09日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。