土浦駅前経済の明暗~暗編
先日は土浦駅前の経済が良くなっているという『明編』として土浦駅前経済を語らせていただきましたが、その一方で未だに不況に立たされているであろう影の部分、『暗編』をアンサートークとして書き記したいと思います。。。
土浦駅前経済の暗
大きなマンションが建設中の土浦駅周辺ですが、その影にひとつ、またひとつと閉店に追い込まれている商業施設があるのも事実です。。土浦駅前経済の影の部分であろう、モール505に足を進めると、シャッターだった商業モールがさらに追い討ちをかけている状況にあります。。
- 愉茶房仁(モール505 2F)…喫茶店を閉店して、茶器と茶葉をネットで販売する経営に変換。
- サトウ手芸(モール505 1F)…開店以来18年間続いてきたサトウ手芸さんも完全撤退です。。
18年というと、まだこの地域に川の水が流れていたころからの営業なのかもしれません。。 - シューズセンターツチウラ本店(モール505 前)…いつも元気に頑張っていた靴屋さんもネット販売に運営を変更するそうです。。
他にも、モール505の2Fでスタジオを経営していた、つくばアクターズスタジオさんも2006年12月末を持って13年の活動に終止符を打っています。。
モール505 の新しいアクション
大きい器が次々と完成する中で、小規模な施設が撤退するこの事態。。中には世代交代がうまくできずに撤退したと思われるお店もあります。なので、一概に「景気が悪い」で片付けてしまうのは問題があるのかもしれません。。
モール505の店舗がこれだけ撤退するのを逆目に捕らえると、もしかしたら、モール505は何らかの「新しいアクション」が控えているのかもしれません。例えば、モール505の建物を建て直すとか、更地にして再度区画整理に身をゆだねるとか。。
表向きは土浦駅前経済の“暗”のイメージが付きまといますが、「壊すことによって、新しい芽が生まれる」こともあります。そういう含みを持ちながら、土浦駅前経済を見守り続けていきたいと思います。。
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土浦駅前経済の明暗~暗編 070208
追記 (令和04年11月)
土浦駅前は100年強の歴史しかない
鉄道が誕生して150周年とのこと。常磐線 土浦駅は国鉄時代、日本鉄道開業の1895年から見ても130年くらい?でしょうか。この取材当時の2007年は私自身が「鉄道ありき、駅前経済ありき」と言う視野でしか見ていませんでしたが、土浦駅前は100年強の歴史なんですよね。
水戸街道、国道6号寄りが土浦市街地の商業圏
それよりも歴史が古い水戸街道方面の方が土浦市としては経済力が強く、令和の今は「土浦市街地の商業圏が元の水戸街道、国道6号方面に移動しただけ」のような感覚を持っています。
地方の駅前は都心に出向くための窓口
「田舎(地方)の駅は都心に出るための窓口である」と言う考えも持つようになり、土浦駅周辺に高層マンションが建設されるのは適切だし、当然だと思うようになっています。人が集まれば経済も活動化する。
土浦駅前、京成土浦店のピーク時にいた
そのように冷静に分析するも、科学万博がやってくる前の昭和50年代後半(1980年代)、土浦駅前、目抜き通りは非常に賑やかで人が多かった印象があり、また土浦京成百貨店での楽しい思い出もあるので、「土浦駅前は賑わってこそ!」と個人的な私見を持っています。
〔 豆日刊茨城(ミラー) 〕