箱根の旅から観光を考察する!~Gotoトラベルで行く箱根研修(初日)
関東圏から旅行に行く場合、初心者でもわかりやすいのが「箱根」だと思います。
新宿駅からロマンスカーで約1時間半。お正月の箱根駅伝でも知名度がある。大涌谷の黒たまご。山岳鉄道、ケーブルカー、海賊船(遊覧船)、バスなど、各種乗り物にも乗れて、子どもでも楽しめる。
そんな箱根の旅を、「観光業のあり方」の消費者目線で研究しながら楽しんでみたいと思います。
ロマンスカーで新宿から箱根湯本へ
箱根に行こうと決めたのが、2,3日前。
以前からウワサに聞いていた「小田急のお得なきっぷ:箱根フリーパス」を使用してみたく、フリーパスの対象である特急ロマンスカーで新宿から箱根(箱根湯本駅)に向かう計画にしました。
2日券、3日券とある。
2日間有効 おとな5700円 こども1500円
3日間有効 おとな6100円 こども1750円
- 新宿駅から小田原駅までの小田急線往復割引切符。(ロマンスカーの特急券は別売り)
- 8つの乗り物(箱根登山鉄道、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山バス、観光施設めぐりバス、小田急箱根高速バス、東海バス オレンジシャトル)がエリア内乗り降り自由
- 名所、温泉、美術館、贅沢ランチなど、約70のスポットが割引優待
箱根フリーパスの件について小田急線の窓口に電話で問合せ、そのままロマンスカーの空席状況を確認したら空席が少なく、ぎりぎり座席を確保。当日の駅案内では、乗車したロマンスカーが「満席」扱いでした。
ロマンスカーの車内はオトナもいらっしゃるが、小さな子どもも多い。これは、都内から近場で子どもが移動に飽きない件と、たくさんの乗り物に乗れることも「箱根」が選ばれる要因なのかな~と推測。
特急ロマンスカーは、都内の住宅地を走ることと、箱根近くになると線路がくねくね曲がった敷設になっていることもあってか、移動速度は思っているより遅い。意外とちんたら走っている、そんな感じ。
特急ロマンスカーは、新宿駅から約1時間半で終着、箱根湯本駅に入線します。
箱根湯本駅 昼食
特急ロマンスカーが入線したホームは、そのまま強羅駅に向かう「箱根登山電車」と接続しています。
時刻は11時30分だったため、いちど箱根湯本駅改札を出て、昼食をいただくことにします。
箱根湯本駅周辺は、お土産屋さん、飲食店でにぎわいます。コンビニもあります。強羅、小涌園方面に上っていく自家用車、バス、自転車たちで道路も賑わっています。
箱根登山電車 スイッチバックで強羅駅に登る
ふたたび箱根湯本駅に入り、箱根登山電車で強羅駅まで登っていきます。
傾斜がきついため直線で登ることができず、電車はジグザグに進行方向を切り替えながら登っていきます。スイッチバック走行と言います。俺っちは、スイッチバックは九州の熊本県のとき以来の体験。
JR九州の豊肥線(ほうひせん)の立野駅、赤水駅区間がスイッチバックになっています。
箱根登山ケーブルカー
強羅駅からは箱根登山ケーブルカーで早雲山駅に登っていきます。
強羅駅と早雲山駅間は、乗車時間10分程度と短い。傾斜さえ気にしなければ、階段、斜路で登っていくこともできます。途中駅にはお店などもあるようで、カメラを構えた方々の撮影スポットでもあるようです。
箱根ロープウェイで大涌谷へ
箱根各地の名所に訪れるには、いろんな乗り物を乗り継ぎます。乗り継ぎ駅ごとに飲食店やおみやげ屋さんなど、お金を落とすための設備が充実しています。乗り継ぎ路線は十分便数があるため、観光客は乗り継ぎ時間に安心して食事をしたり、お土産を買ったりできます。
大涌谷にて「黒たまご」でキメる
大涌谷駅に到着。
箱根観光のピークのひとつとも言える、大涌谷。ここ大涌谷で「黒たまご」を食べることは、イコール箱根観光です。黒たまごを食べただけで、ワンセット終了です!
大涌谷には飲食店(座って食べるレストランから、揚げ物などのスナック菓子まで)はもちろん、おみやげ屋さんも充実。
大涌谷にはロープウェイで来る以外にも、路線バスや、自家用車で上がってくることができます。
芦ノ湖までロープウェイで下りる
ここまでで、電車(ロマンスカー、箱根登山電車)、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイと、子どもでも分かるたくさんの乗り物に乗れて満足でしょう!
さらには、海賊船(遊覧船)!
修学旅行の団体も乗車していて、賑やかです。良い思い出になることでしょう。
箱根町港
この海賊船(遊覧船)の到着港、箱根町港。
我々は箱根町港から三島駅方面に向かう計画です。船から路線バス乗り場に向かう導線上にも、お土産街があります。商売に抜かりないな~、と感心します。
ただ、今春からの新型コロナウイルスの影響もあったのか、こちらのお土産街では“シャッター店舗”が散見されました。。Gotoトラベルで少しずつ客足が回復しているとは言え、まだまだこれからなのかもしれません。
三島駅までの路線バスは接続よく、乗車できました。(路線バスは定刻運行より、ちょっと遅れていたみたい)
三島駅で泊まる
初日の箱根研修は、三島駅で宿泊します。
今日は平日だったのに、泊まりたかったドーミーイン三島は予約が取れなかった。。仕方が無い、と言ったら失礼ですが、三島駅反対側(新幹線口側)の東横インに予約を入れています。東横インもGotoに対応しており、ひとり当たり約3000円で宿泊することができました。
去年の春にドーミーイン三島に宿泊しており、今回も楽しみにしていたのですが、予約が取れなかったのは残念。先日のドーミーイン水戸は予約が取れたのに、ドーミーイン三島の予約が取れなかったのは、「三島、箱根」の集客力が強いからなのか。それとも、全般的に客足が回復しているのか。
アイデアが面白い 駅弁「港あじ鮨」
我がJR水戸駅でさえ、「駅弁」販売が実質終わっている(=駅弁屋さんが廃業してしまっている)のに、東海道線JR三島駅には「駅弁屋さん」が健在でした。
ホテルで夕飯を食べようと、三島駅の駅弁屋さんで調達していたのが「港あじ鮨」。お寿司のおいしさはもちろんですが、付属の醤油小皿(プラ製)の底がとげとげの“おろし器”構造になっていて、固形わさびを自分でおろして醤油と一緒にお寿司を食べる仕組みになっているのです。
こういう観光客を楽しませるアイデアって、すばらしいな~と思いながら、初日の夜が更けていきます。
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〔2日目に続く →〕
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