連節バスは常磐線 万博中央駅から科学万博会場までを結んだ、2台のバスが連なるようにして作られた特殊なバスです。
富士重工とドイツのボルボ社の共同制作によるもので、当時の道路交通法では利用できなかった連節バスは特別な処置により、万博期間中は一般道路で利用できるようになっていました。実行委員会は連節バスの利用需要をかなり多く見込んでいたようですが、科学万博が開催された1985年(昭和60年)代はマイカーや団体バスの利用客が多かったようで、利用計画目標の半分くらいしか達成できなかったとの報告があります。
前記のような特殊需要だったため、万博終了後は一般道路で利用できず成田空港内のリムジンバスとして使われたり、北海道旭川の旭川電気軌道においては学生の積雪時の通学用バス、およびオーストラリアなどで使われるために売却されました。
最近では新型の連節バスを幕張の京成バスが導入した実績があり、藤沢市でも平成17年03月に導入を予定しているようです。→その後、藤沢市でも慶應義塾大学の藤沢キャンパス(SFCキャンパス)で、学生の通学用に導入されています。
旭川電気軌道
岐阜駅-岐阜大学医学部 附属病院 《清流ライナー》
地方では、岐阜駅と岐阜大学医学部 附属病院(岐阜県岐阜市日野東)をつなぐ、「清流ライナー」と呼ばれる連節バスが導入されています。
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