鼈甲(べっ甲) -刈部鼈甲-
鼈甲(べっ甲)とは
鼈甲(べっ甲、ベッコウ)とは、「亀の甲羅(こうら)」のことです。
亀の甲羅を削ったり、磨く
亀の甲羅をプレスして、平べったくして加工したものを削ったり、磨いたりして、ぴかぴかな鼈甲細工にしていきます。このように黄色い状態になってから、かたちを整形・加工して商品にしていきます。
亀の甲羅、一つ一つを見ると、それほど大きいものではありません。
職人の刈部さん曰く、「鼈甲自体に“癒着性”があり、鼈甲どうしをつなげていくことで『大きい鼈甲』を作ることができます」とのこと。だた、現在ではこの「鼈甲をくっつける技術」などを受け継いでいく人がいないそうで、自分の代でこの技術が途絶えてしまうのではないだろうか?と嘆いておられました。
刈部鼈甲 : 桜川市真壁町
刈部鼈甲 の刈部さんは、現在の東京都新宿区で生まれ、6歳まで新宿に住んでおられたそうです。昭和20年の空襲で下館付近に疎開し、今日に至るそうです。
俺っちがあまりに熱心に質問をするので、イベント関係者は俺っちのことを「茨城県庁の方ですか?」とか、「新聞記者の方ですか?」と聞かれてしまいました。。「いや、あの、違うんですっ!!」と、説明?ごまかしながら?取材させていただきました。
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取材元:第2回 茨城の物産と観光展 〔2006年01月ころ開催〕
取材場所:上野松坂屋 〔東京都台東区〕
取材時期:2006年01月30日
カテゴリー「職人茨城」は、茨城県内の名工、名人、職人たち、およびその作品を取り上げます。
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細長いかんざしや、メガネ(のフレーム)を作るとなると、『大きい鼈甲』が必要になるんじゃないかな~?どうやって『大きい鼈甲』を調達するのだろう?