生瀬富士登山 標高406m/茨城県久慈郡大子町
生瀬富士。
茨城県久慈郡大子町の観光スポット『袋田の滝』は、多くの方がご存じだと思います。袋田の滝がある場所は「盆地」(山に囲まれた場所)です。その周囲にある山は、登山することができます。
今回登山する山は、『生瀬富士』。
「なませふじ」と読みます。
場所は、国道118号方面から「袋田の滝」に向かう際に、左手に見える山が「生瀬富士」になります。
生瀬富士 登山口
JR袋田駅から徒歩で、袋田の滝方面に向かいます。
袋田駅から約30分ほど歩くと、右手にそば屋さんが連なる通りになり、その裏手が「町営第一無料駐車場」になります。
この道を駐車場のある「右手」に曲がらず、左手に入っていきます。
注意を凝らして歩いていると、通りに「生瀬富士」と書かれた手作りの案内板があることに気づきます。
旧道側に入っていくと、文字の消えかかった看板があり、「生瀬富士→」と書かれています。実は、最初この登山口を見つけられず、地元の方に質問をし、場所を教えていただきました。
10:50 登山口から登山開始!
比較的緩い勾配から、登山は始まります。
踏み跡もしっかりあり、コースを外すことはないかも。始まってすぐに、個人のお墓への階段があるので、間違えないように。
ただ、筑波山登山のように、誰それも入ってくる山じゃなさそうで、時折厳しい顔を見せてきます。
11:10
だんだんと勾配が出てきます。一部、ロープが張られた登り場もあり、登るのに両手を使う場面が出てきます。
ルートは生瀬富士の北側を歩いているため、遠く福島県側の山々が見えていることになります。よって、袋田の滝への道は、この時点では見えないことになります。
ちょっと撮影していると、後ろから新たな登山者さん。
水戸からいらしたそうです。
先に進んでいただきます。
11:50 生瀬富士山頂へ
山頂付近はかなり岩が露出している部分があり、「これを登るのか!」と思います。
山頂に先客がおられます。
先に進むルート(下りるルート)が断崖でロープが張られており、「このコースが正解なのか?」と検討されています。
俺っちも持ってきた地図データーを参照しますが、この「断崖」を下りるのが正解のようで、「ここを下りるみたいです」と話をします。
12:15 立神山頂
生瀬富士山頂からいったん下がり、また上がっていくと「立神山」。
さらに進んでいきます。
生瀬富士、立神山を越えると、眼下に袋田の町並みが見えるようになります。
しかし袋田の町並みは見えますが、ここからあそこにサクッと下りるルートはなく、山の中を進みます。
分岐点「かずま」が見つからない!
次のポイントが「かずま」と呼ばれる分岐点なのですが、見つからない。
「生瀬富士」とうっすら読める看板を見つけるも、この先に「かずま」があるのか、手前にあった「かずま」を見逃してしまったのか。。
自分自身に自信がなくなってしまい、一度コースを戻ります。「まだ「かずま」には出会っていない!」。そう信じて進みます。
もしかしたら、踏み跡が見えなくなっているだけかも!?と訳の分からない解釈をして、感で未知のルートを歩いてみましたが、断崖に出てしまったため、元のコースに戻ります。。
事前の地図によると、「立神山頂」から「分岐点 かずま」の間にはポイントがなく、この区間は「50分」歩くことになっています。この区間は現地では立て看板がまったく無く、歩いていてとても不安になりました。
分岐点 「かずま」を発見!
立神山頂から1時間歩いたところで、木の看板を発見!
「かずま」と書かれています!思わず声に出して喜んでしまいます。
この「かずま」分岐点で山道をまっすぐに進むと、袋田の滝方面に行けます。
今回は、この分岐点を右に曲がり、本日宿泊予約をしている「滝美館」〔茨城県久慈郡大子町大字袋田〕の横の登山口に下りることを目標としているため、曲がります。
分岐点「かずま」から滝美館までは急勾配だった
事前の地図によれば、この分岐点「かずま」から滝美館までは「20分」で下山できるようです。ただ、下り道は小岩がゴロゴロ落ちていて、大小の木、落ち枝などが散乱して荒れています。勾配は、めっちゃきつい部分もあります。
ツイートで「この坂、45度くらいあるんじゃない?」と言いましたが、本当にそれくらい角度がある!
この坂、45度くらいあるんじゃない!?_:(´ཀ`」 ∠):#袋田の山の旅20 #生瀬富士 #大子町 pic.twitter.com/BZvdcBL6fr
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) December 19, 2020
滝美館横(登山口/ゴール)に到着!
結果的に「かずま分岐点」から30分で下山してきました。
後から聞いた話だと、このルート(かずま-滝美館横)は先の台風(台風19号のことと思われる)でかなり荒らされたそうです。確かに落ち木がたくさんあって、歩きづらかった。勾配もきつかった。。
また、「滝美館横」と呼ばれる登山口は、後から見ると、「一般人の住居敷地」みたいで、ここが「登山口」とはとても思えませんでした。。。
自然感満載の、生瀬富士登山でした。
実際のルート:生瀬富士 登山ルート
【スタート】町営第一無料駐車場 側の登山口 → 生瀬富士 山頂(標高 406m)→ 滝美館 横【ゴール】
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