常磐線_新型車両E531試運転と2階建て旧車両を同じ日に見かけた E531系とクハ415-1901
2005年(平成17年)04月01日。
昨晩03月31日は、日立電鉄線が72年間の歴史に終止符を打った日です。
俺は日立電鉄線の最終列車に乗車したため、さいたまの家に帰ることができませんでした。
勝田のカプセルホテル〔茨城県ひたちなか市〕に宿泊し、翌朝を迎えたのでした。
常磐線 旧2階建て車両 クハ415-1901
JR水戸駅に戻ると、4番線に普段は見慣れぬ顔。
あれは、常磐線の2階建て車両「クハ415-1901」ではありませんか!?
常磐線の車両で1編成だけ存在する「クハ415-1901」は、下り水戸方面の先頭1両だけが“2階建て”という、へんな車両なのです。たまーに常磐線で見かけることがあります。
この2階建て車両は、通常の乗車券のみで乗車することができます。
車両の出入り口が2カ所しかないことから、乗り降りに時間が掛かってしまいます。
よって、通勤ラッシュ時の運用からは、外されているそうです。
常磐線 新型車両 E531系
午後、JR日立駅に移動すると、今度は常磐線の最新車両である「E531系」が停車しています。
こちらは「試運転」と表示されており、お客さんを乗せての運行ではありません。
E531系は従来から運用されている常磐線車両と比較して、車両のスピードをアップさせるなど、改良を施してあります。2005年に開通する、つくばエクスプレス(TX)の対抗車両として開発されました。
廃線となった日立電鉄線の翌日の出来事でした
常磐線の珍車両である2階建て車両 クハ415-1901と、今年(2005年)から新しく投入される常磐線の最新車両E531系。
これら二つの車両を同日に見かけるのも、なかなかの確立ですが、その前日(2005年03月31日)が「日立電鉄線」の営業最終日!。この3つの条件が揃う確率論は、ほとんどあり得ない出来事であった、と思いました。