常磐線土浦駅の旧線跡と土浦の町並み〔丸井土浦店跡、小網屋解体〕

常磐線土浦駅の旧線跡と土浦の町並み〔丸井土浦店跡、小網屋解体〕_びっくりガード

茨城県土浦市県南):2004年01月31日(土)取材

土浦駅周辺をぶらりとしてきました

土浦駅に訪問し、土浦駅周辺をぶらりとした後に向かった先は、つくばエクスプレス(TX)の車両がよく停まっている、JR貨物の線路です。

あの線路って一体何なんでしょうか? 線路を追ってたどり着いたのは「びっくりガード」でした。さらに進んでいくと、まだ線路の続きがあります。しかし、線路はドコモ土浦店〔茨城県土浦市小松〕の駐車場辺りで無くなってしまいました。きれいに話が収まらない、ぶらり土浦訪問記です。

 


予定の無い休みなので土浦へ行ってみる

08時に起床。休みの日にこんなに早く起きられるなんて、奇跡に近いです(^^;)。
昨晩23時頃寝れば、これくらいの時間に起きられるものでしょうか・・・。こういう日に限って、特にどこに行く予定がありません・・・。

13時30分頃、家を出ます。
最近、新松戸駅の駅そばを食べていない気がしたので、天ぷらうどんを食べます。汁の味もおいしく、うどんも美味。ここの駅そばは本当においしいニャ~(´-ω-`)ゴロゴロ。

新松戸駅の駅そば 天ぷらうどん<br>新松戸駅ホームにある駅そば屋さん。汁が美味しい。コシのないうどんうどんも、茨城(千葉?)流です。

新松戸駅の駅そば 天ぷらうどん
新松戸駅ホームにある駅そば屋さん。汁が美味しい。コシのないうどんうどんも、茨城(千葉?)流です。

食べ終わった後、電車が来たので、そのまま滑り乗って、柏駅まで行きます。
柏駅で乗り換えの常磐線を少し待ちます。入線してきたのは、ロングシートタイプ・・・(´・ω・`)。うーん、常磐線はやっぱりボックスシートが一番似合うし、旅情がわくのに、ロングシートか~。来年の2005年夏には新型車両も導入されるって話ですけど、ぜひともボックスシート席も用意してほしいものです・・・。

 

土浦駅前を眺める

そんな常磐線の新型車両への妄想を抱いていたら、いつの間にか次は土浦駅です。

乗っていた電車は土浦駅で前方4両を切り離します。電車を降り、土浦駅ホームから丸井方面を眺めます。すると、閉店した丸井の丸い塔の部分から、丸井のマークが取り外されていました・・・。

土浦駅ホームから眺める<br>丸井(写真中央右手)の丸い塔から、丸井のマークが消えていました・・・(TT)。

土浦駅ホームから眺める
丸井(写真中央右手)の丸い塔から、丸井のマークが消えていました・・・(TT)。

またひとつ、土浦駅周辺の建物に、無印の建物が増えてしまいました・・・(TT)。

 

丸井土浦店 跡

丸井土浦店 跡<br>すでに営業業務は終了しており、丸井に関する看板などは取り払われています。

丸井土浦店
2004年01月12日に営業業務は終了しており、丸井に関する看板などは取り払われています。

丸井 きもの館 跡<br>建物左手が「きもの館」。きもの館跡地では工事が行なわれています。

丸井 きもの館 跡
建物左手が「きもの館」。きもの館跡地では工事が行なわれています。

丸井本館はシャッター<br>閉じられたシャッターには、楽しげなイラスト・・・。余計に寂しいかも!?

丸井本館はシャッター
閉じられたシャッターには、楽しげなイラスト・・・。余計に寂しいかも!?

 

土浦東武ホテル 跡

土浦駅前通り(目抜き通り)をまっすぐ亀城公園方向へ歩き出すと、丸井と同じ道沿いに閉じられたホテルがあります。営業を中止している土浦東武ホテル〔茨城県土浦市大和町〕。

土浦東武ホテル 跡<br>写真右手が、閉鎖されている土浦東武ホテル。学習塾が入居する、という話しもあるようです。

土浦東武ホテル 跡
写真右手が、閉鎖されている土浦東武ホテル。学習塾が入居する、という話しもあるようです。

土浦東武ホテル入口に貼られたビラ<br>長いこと入口はベニヤで塞がれており、そのベニヤには今まで貼られていなかった「警告」のビラ。今後、ホテルから既在の搬出が行なわれるようです。

土浦東武ホテル入口に貼られたビラ
長いこと入口はベニヤで塞がれており、そのベニヤには今まで貼られていなかった「警告」のビラ。今後、ホテルから既在の搬出が行なわれるようです。

土浦東武ホテル 裏手<br>モール505側の土浦東武ホテル。

土浦東武ホテル 裏手
モール505側の土浦東武ホテル。

土浦東武ホテルから小網屋(写真奥)を眺める<br>土浦東武ホテルには地下駐車場があり、ホテル裏手から利用できます。写真奥は解体中の小網屋。

土浦東武ホテルから小網屋(写真奥)を眺める
土浦東武ホテルには地下駐車場があり、ホテル裏手から利用できます。写真奥は解体中の小網屋。

 

西友土浦店 跡

西友土浦店 跡<br>店舗跡地を自転車置き場として利用している人も多いはず。ひさしのガラスが割れています。

西友土浦店
店舗跡地を自転車置き場として利用している人も多いはず。ひさしのガラスが割れています。

パティオと西友の外観<br>商業施設パティオ(左)と、西友土浦店(右)の外観は、シンメトリーなデザインです。

パティオと西友の外観
商業施設パティオ(左)と、西友土浦店(右)の外観は、シンメトリーなデザインです。

龍の子薬局などの店舗<br>西友から土浦駅方面へパティオ沿いに歩くと、龍の子薬局〔茨城県土浦市大和町〕など、数店舗のお店が並びます。

龍の子薬局などの店舗
西友から土浦駅方面へパティオ沿いに歩くと、龍の子薬局〔茨城県土浦市大和町〕など、数店舗のお店が並びます。

ZERO FIRST<br>丸井土浦店に変わり、このゼロファーストというキャッシュコーナーが営業を開始しました。

ZERO FIRST
丸井土浦店に変わり、このゼロファーストというキャッシュコーナーが営業を開始しました。

 

小網屋解体中、オレンジこあみや跡地に蔵

小網屋(閉店)の解体現場を正面から確認。その足で、中央通り商店街を通り抜け、生活雑貨オレンジこあみやの跡地に現れた、古めかしい蔵を撮影します。

小網屋 解体中<br>去年(2003年)の12月13日に訪問したときよりも、若干高さが低くなっているでしょうか。少しずつ、上階から解体されているのですね・・・。

小網屋 解体中
去年(2003年)の12月13日に訪問したときよりも、若干高さが低くなっているでしょうか。少しずつ、上階から解体されているのですね・・・。

土浦 中央通り商店街を進む<br>小学生のころの夏休み、中央通り商店街はおまつりのような賑やかさだったことを思い出します。

土浦 中央通り商店街を進む
小学生のころの夏休み、中央通り商店街はおまつりのような賑やかさだったことを思い出します。

生活雑貨 オレンジこあみや の裏手に存在した蔵<br>去年(2003年)10月05日に訪問した際は、まだオレンジこあみやの建物がありました。同年11月03日訪問の際はすでにこの状態になっていました。

生活雑貨 オレンジこあみや の裏手に存在した蔵
去年(2003年)10月05日に訪問した際は、まだオレンジこあみやの建物がありました。同年11月03日訪問の際はすでにこの状態になっていました。

土浦の蔵が建ち並びます。

土浦銘菓 ぶらりひょうたん最中<br>建物の側面にはかつて、家があったようで、屋根の勾配跡がくっきり残っています。下には頑丈そうな扉も見えます。

土浦銘菓 ぶらりひょうたん最中
建物の側面にはかつて、家があったようで、屋根の勾配跡がくっきり残っています。下には頑丈そうな扉も見えます。

土浦 まちかど蔵 大徳

土浦 まちかど蔵 大徳

土浦 まちかど蔵 野村

土浦 まちかど蔵 野村

矢口酒店

矢口酒店

小網屋の裏口に来ました。警備の方がいらっしゃったので、撮影をお願いし、解体現場の内部をちょとだけ撮影させていただきました。

小網屋 建物全体を裏側から眺める<br>去年(2003年)12月にはあった、“○に小”の小網屋のシンボルマークは無くなっています。

小網屋 建物全体を裏側から眺める
去年(2003年)12月にはあった、“○に小”の小網屋のシンボルマークは無くなっています。

小網屋 裏口<br>裏口にはまだ、小網屋の「KOAMIYA」の文字が確認できます。

小網屋 裏口
裏口にはまだ、小網屋の「KOAMIYA」の文字が確認できます。

解体作業中の小網屋 裏口内部<br>警備の方にお願いして、内部を撮影させていただきました。

解体作業中の小網屋 裏口内部
警備の方にお願いして、内部を撮影させていただきました。

 


 

常磐線 土浦駅の旧線跡

土浦駅前まで戻り、桜川方面に向かいます。

桜川に架かる常磐線の鉄橋<br>手前から奥(霞ヶ浦)に掛けて、3本の線路が架かっています。

桜川に架かる常磐線の鉄橋
手前から奥(霞ヶ浦)に掛けて、3本の線路が架かっています。

桜川には、常磐線の橋梁が3つ掛けられています。そのうちの霞ケ浦側にある橋梁は、現在常磐線では使われていません。

一番奥の橋<br>霞ヶ浦寄りの鉄橋が、常磐線旧線(廃線?)と思われるJRの橋です。

一番奥の橋
霞ヶ浦寄りの鉄橋が、常磐線旧線(廃線?)と思われるJRの橋です。

枕木は「木製」<br>鉄橋を見上げると枕木が見えます。最近の真倉気はコンクリート製ですが、こちらは木製。古さを感じさせます。

枕木は「木製」
鉄橋を見上げると枕木が見えます。最近の枕木はコンクリート製ですが、こちらは木製。古さを感じさせます。

橋梁のプレート<br>正確には「第1桜川“橋”りょう」。竣工は昭和37年02月20年。熊谷組が施行。

橋梁のプレート
正確には「第1桜川“橋”りょう」。竣工は昭和37年02月20年。熊谷組が施行。

線路の高さまで上がって確認<br>橋上に上がってみます。手前(霞ヶ浦側)が旧線の線路。奥、真ん中が原稿使われている線路。

線路の高さまで上がって確認
橋上に上がってみます。写真の手前(霞ヶ浦側)にある線路が旧線。真ん中、奥の線路が現行で使われている線路です。

旧線路は使われていないにもかかわらず、先日(01月12日)土浦に来たとき、この線路(待機線)に、つくばエクスプレス(TX)の車両が置かれていました。使われていない線路に、これから使われていくであろう、つくばエクスプレスの車両とは、何か因果めいたものを感じます・・・。

県道263号側の水郷橋を渡って、旧線を追ってみようと思います。上野駅方面に向かいます。

フレッシュひたちが桜川を通過<br>県道263号の水郷大橋を渡り、桜川の反対側に回ってきました。

フレッシュひたちが桜川を通過
県道263号の水郷大橋を渡り、桜川の反対側に回ってきました。

旧線のある小高い丘を登り、追っていくと、行き止まりのストッパーが設置されていました。よく見るとストッパーは比較的新しい感じがします。

旧線跡の丘に上がってみる<br>現行の線路(藪の向こう側)より高さ(LV.)が低い位置にあります。

旧線跡の丘に上がってみる
現行の線路(藪の向こう側)より、旧線路の方が高さ(LV.)が低い位置にあります。

旧線跡を上野方面に歩いていくとストッパー<br>旧線跡は程なくしてストッパーにより終了してしまいました。しかし、その先には。。。

旧線跡を上野方面に歩いていくとストッパー
旧線跡は程なくしてストッパーによって終了してしまいました。しかし、その先には。。。

しかし、ストッパーのさらに進行方向にはまだ、線路跡が見て取れます・・・。橋の下には車道が通っています。

 

通称:びっくりガード

通称「びっくりガード」 跡<br>旧線は橋げたの高さが低く、橋の下の空間を狭めていました。新線路(現行)を高い位置に作り、旧線の橋げたを撤去することで、橋下の高さ制限を3Mにすることができました。

通称「びっくりガード」 跡
旧線は橋げたの高さが低く、橋の下の空間を狭めていました。新しい線路(現行)を高い位置に作り、旧線の橋げたを撤去することで、橋下の高さ制限を3Mにすることができました。写真左手が上の方向。右手が土浦駅方向。

途切れた線路跡を降りて、道路に回りこみます。
するとそこは通称「びっくりガード」と呼ばれている橋があった場所だったのです!(@@)。旧線は現行の線路より高さが低く、橋げたも低く設置されていました。よって道路から橋げたの高さが当時、1.7m程度で、普通乗用車が何とか通れる状態でした。

それがつい最近、旧線跡が撤去され、道路から橋げたまでの高さが3mに拡張されました。

橋げた跡 (上野駅寄り)<br>上野方面への線路跡自体は、まだ続くようです。

橋げた跡 (上野駅寄り)
上野方面への線路跡自体は、まだ続くようです。

橋げた(土浦駅寄り)<br>こちら方面から、歩いてきました。

橋げた(土浦駅寄り)
こちら方面から、歩いてきました。

 

再び上野寄りの橋げたを上ると、線路跡が続きます。

線路跡が続く<br>びっくりガードの橋げたを再び上ると、線路跡がまだ続きます。最近枕木が撤去されたようで、その跡はくっきりと残っています。

線路跡が続く
びっくりガードの橋げたを再び上ると、線路跡がまだ続きます。最近枕木が撤去されたようで、その跡はくっきりと残っています。

こちらの線路跡の枕木は、すでに撤去されていてありません。つい最近まで枕木があったような跡を発見することができました。

橋の跡<br>さらに上野方面へ歩いていくと、古い橋の跡がありました。レールはありません。下には備前川が流れます。

橋の跡
さらに上野方面へ歩いていくと、古い橋の跡がありました。レールはありません。下には備前川が流れます。

犬釘 を発見!<br>足下を確認すると、犬釘が落ちています。別の場所でももう一本見つけました。

犬釘 を発見!
足下を確認すると、犬釘が落ちています。別の場所でももう一本見つけました。

線路へは入らないように<br>線路内に立ち入ってはいけません。そうです。いけないのです・・・(´=ω=`)。

線路へは入らないように
線路内に立ち入ってはいけません。そうです。いけないのです・・・(´=ω=`)。

備前川を回り込む<br>先ほどの「鉄の橋」の下に行くため、備前川を回り込みます。自転車が通れる程度の細い道。

備前川を回り込む
先ほどの「鉄の橋」の下に行くため、備前川を回り込みます。自転車が通れる程度の細い道。

旧線跡:備前川橋りょう<br>先ほどの「びっくりカードでは旧線の橋は撤去されていましたが、こちらの備前川橋梁は遺されています。

旧線跡:備前川橋りょう
先ほどの「びっくりカード」では旧線のガードは撤去されていましたが、こちらの備前川橋梁は遺されています。左が上野方面で、右が土浦方面。

備前川橋を反対側から見てみる<br>現行の線路(手前の緑色の橋)から見比べると、旧線の橋が意外と離れていることが分かります。

備前川橋を反対側から見てみる
現行の線路(手前の緑色の橋)から見比べると、旧線の橋(奥のグレーの橋)が意外と離れていることが分かります。

ドコモショップの場所まで歩くと、旧線跡は無くなってしまいました。

ドコモショップの場所まで歩くと、旧線跡は無くなってしまいました。

追っていくと、ドコモショップのビルの駐車場のところで線路跡はなくなってしまいました。うーん、常磐線は昔はこの線路を使っていたんですかね~(??)。

線路跡を探索している最中、犬釘を2つ見つけました(^^)。お土産ですね~。

 

土浦駅に戻り、帰宅

土浦駅に戻り、今週行く北海道の帰りの北斗星のきっぷを手配します。前から乗りたかった北斗星(JR北海道管理車両)の2階ソロを確保することができました(^O^)。

土浦駅までもどってくる<br>土浦駅の跨線橋(自由通路)。来月02月からは、筑波山で梅まつり。土浦駅から筑波山まで快速臨時バスが運行されます。

土浦駅までもどってくる
土浦駅の跨線橋(自由通路)。来月02月からは、筑波山で梅まつり。土浦駅から筑波山まで快速臨時バスが運行されます。

 

円喜門にて軽く食事をします。土浦駅のドトールでコーヒー。

土浦駅ビルのドトールでお茶<br>土浦駅の改札脇にあるドトールで、ミルクレープとホットコーヒーをいただきます。

土浦駅ビルのドトールでお茶
土浦駅の改札脇にあるドトールで、ミルクレープとホットコーヒーをいただきます。

柏まで行った後、珍来でチャーハンを食します。柏駅周辺をふらふらし、帰宅の徒につくのでした。

 

 


Re:ぶらり茨城(2019年01月18日記載)

【 2004年の土浦駅周辺の風景 】

特にイベントなどがない、土浦駅周辺の風景をまとめた作品になっています。
閉店直後の丸井土浦店や、解体中の小網屋。今は ベルズイン土浦として営業を再開している、閉鎖された 土浦東武ホテル の模様を綴っています。

今回のリニューアル更新に伴い、土浦の風景を追加しています。
土浦東武ホテルの裏口の写真や、西友、パティオの通りで営業していた龍の子薬局などが追加された写真です。

常磐線の土浦駅近くのびっくりガードはこの年(2004年)、ガードが撤去されて間もない時期でした。ガードがあった当時は、地上高さが1.7m程度しかありませんでした。(建築の本などで表記される)一般的な乗用車の高さが1.6mとされていますから、タクシーみたいな天井部分にランプなどがついた車は、この橋を通過したら持って行かれてしまう、そんな恐怖のガードでした。

このページについて

このページは、2004年01月31日に取材した内容に基づき、2004年10月11日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。