ちょうど「梅」の季節。
偕楽園の水戸の梅まつりの訪問と合わせて、科学万博の資料展を見学しに行きました。
茨城県立図書館 訪問
常磐線 水戸駅(茨城県水戸市)から歩いて10分ほどのところにある、茨城県立図書館(茨城県水戸市)。
インターネットで『国際科学技術博覧会「科学万博-つくば’85」資料展』が茨城県立図書館で行なわれていることを知りました。
水戸の偕楽園で水戸の梅まつりを鑑賞した後、県立図書館に訪問することにしました。
国際科学技術博覧会「科学万博-つくば’85」資料展
会期 : 2003年02月18日(火)から03月02日(日)まで
目的 : 茨城県立図書館が所蔵する、「科学万博-つくば’85」の資料を一堂に集めた展示。
展示展 あいさつパネル
ごあいさつ
旧科学技術庁が1978年に国際科学技術博覧会開催プロジェクトのコンセプトを発表し、日本における科学万博開催が発想されてから、今年はちょうど25年になります。この発想が実を結び、日本で3番目の国際博覧会「科学万博―つくば‘85」が1985年茨城県つくば研究学園都市で開催され、「人間・居住・環境と科学技術」のテーマのもと、会期中2千万人を超える人々が訪れました。その開催から15年後の2000年にノーベル化学賞、2001年にノーベル化学賞、2002年には、2人の日本人がノーベル物理学賞・化学賞の同時受賞を成し遂げました。
一方2年後の2005年には、日本において4番目の開催となる「愛知万博」が予定されています。
科学万博が発想された25年前は、人間は科学に不信感を持ちかねない社会状況にありました。そして今は、科学は人間の生活にとって欠くことのできないものとして、節度ある信頼関係が醸成されつつあるように思います。
そこで本県で開催された「科学万博―つくば‘85」にスポットを当て、当館が所蔵している当時の関係資料を振り返り閲覧する中で改めて科学技術の進歩を見つめなおす機会とするため本展示会を開催いたします。
茨城県立図書館
(『ごあいさつ』の文章は展示パネルより引用)
科学万博つくば’85の ポスター、書籍、グッズなどを展示
一般向けに制作され、販売された書籍から、関係者が使ったであろう「手引書」、皇室関係者のスケジュールが詳細に書かれた資料など、普段では探そうにも探せない資料がたくさんあります。
資料展告知ポスター
図書館の柱には、今回の資料展の告知ポスター(カラー)が貼られています。
資料展と上映会の告知チラシ
国際技術博覧会 科学万博-つくば’85 EXPO’85 関連書籍
ショーケース
ショーケースの中には「万博会場の地図」、「ワッペン(バッチ)」、「メダル」、「シール」、「紙製の帽子」などが展示されています。
2000年夏に、つくばエキスポセンター(茨城県つくば市)で行なわれた『科学万博15周年記念 特別展示展(つくば訪問道中記14)』でも展示されていたような資料がたくさん並べられています。
行政資料(皇室関係)/行政記録写真
科学万博会場の白黒写真
会場写真アルバムの中には、こうした「パビリオンのイラスト」が貼られています。
科学万博 公式ポスター(額縁入り)
このページは、2003年02月22日に取材した内容に基づいて、2003年03月11日に書かれています。
本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。