十王駅になったばかり
常磐線の佐貫駅が、龍ケ崎市駅になってまもなく一年。
(令和02年03月14日に、佐貫駅が龍ケ崎市駅に駅名変更されました)
動画「常磐線 龍ケ崎市駅からの高輪ゲートウェイ駅 / これが、高輪ゲートウェイ駅だ!」をUPしました!
常磐線で駅名が変更されたのは、龍ケ崎市駅(旧 佐貫駅)が最初ではありません。
万博中央駅 → ひたち野うしく駅 (新駅)
科学万博-つくば’85で臨時駅として作られた「万博中央駅」は閉鎖されました。その後「ひたち野うしく駅」として新しく駅ができましたが、これは「駅名変更」ではない。
つくば訪問道中記から20年。~ひたち野うしく駅から無くなったもの
常磐線 JR十王駅
俺っちが言いたいのは、十王駅だ。
十王駅は、常磐線の小木津駅と高萩駅の間にある駅です。
十王駅の現在の住所は日立市です。しかしもともとは(旧)十王町であり、2004年(平成16年)の「平成の大合併」に(旧)十王町は日立市に編入されたのでした。
(旧)十王町が「平成の大合併」で日立に編入されたのは2004年11月。
それよりも半年ほど前の2004年03月13日に、「川尻駅」から「十王駅」に駅名が変更されたのでした。
川尻駅の「尻」って、Kawaii !?
駅名が変更された理由として、当初俺っちが聞いていたのは「「川尻(駅)」の「かわじり→尻」がかっこ悪い」という理由でした。
川尻駅なのに(旧)川尻町に設置されなかった
また、川尻駅の線路敷設計画の際に「汽車が海の近く(旧 川尻町側)を走ると、海の魚が逃げて漁ができなくなる」だから、山側(旧 十王町側)に線路を敷け!といことで川尻駅は山側・旧十王町に設置計画されました。
この件に関しては、地図を遠目に見れば、常磐線の線路が川尻駅(現 十王駅)に対してなだらかではない曲線を描いていることで理解することができるでしょう。
↑ 「高萩駅-川尻駅(現 十王駅)-小木津駅」の線路のラインが、ボコッと山側に変曲しているのが分かると思います。
日立電鉄線 久慈浜駅 も同じ理由だった!?
「汽車の振動、騒音で魚が獲れなくなる。(だから山側に線路を通せ)」という理由で線路が海から離れる話しは、日立電鉄線(廃線)の久慈浜駅(廃駅)でも、同様の話しを聞いたことがあります。
(旧)十王町にあるから、十王駅
魚が捕れなくなるということで、川尻駅の設置場所が山側(旧 十王町側)に計画変更されました。
しかし、当初の川尻駅設置場所だった「川尻町」の名前がそのまま残り、旧十王町に駅舎が作られても駅名は「川尻駅」となりました。
「駅自体が(旧)十王町にあるのに川尻駅はおかしい」ということで、(旧)十王町が日立市に編入される前に、川尻駅が十王駅に駅名変更された。ということです。
そんな川尻駅/十王駅ですが、駅名が変更されるタイミングで、駅ホーム、および駅舎が整備されました。
2004年に行われた 十王駅 駅ホーム改修工事
十王駅(旧 川尻駅)周辺は常磐線の駅舎、線路により、東口、西口が分断されていました。駅名変更のタイミングで駅(線路、ホーム、駅舎)にも改修工事が入ります。「東西地下通路」の設置により、東西に分かれていた十王町の分断を解消することになります。
十王駅 駅ホーム
十王駅 弧線橋
十王駅 駅舎側ホーム
十王駅 仮駅舎
十王駅 駅前およびロータリー
十王駅 駅名改称のチラシ
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… #日立市ID
〔 この項おしまい 〕
俺っちは、旧「川尻(かわじり)駅」の「かわじり」ってかわいいと思っていました。