茨城百景 桃浦
茨城百景 名称 | 桃浦 |
読み方 | ももうら |
包含風景 | 桃浦遊園地,箱根の見晴 |
地域 | 茨城県行方市 |
碑の現存 | 現存する |
実際の碑への記載 | ももうら |
説明 | |
関連リンク | 鹿島鉄道 鉾田線 041229 外部サイト #ロード潮来17 170617-18 Twitter更新 |
注釈 | |
茨城百景 桃浦
鹿島鉄道 鉾田線 (廃線)
かつて鹿島鉄道鉾田線が走った桃浦も、平成19年(2007)04月に廃線となってから10年の月日が流れました。かつて、ここ桃浦の地に鉄道が走っていたことを知らない層も出てきていることでしょう。
桃浦駅の木造駅舎があった場所も土台だけを残し、線路跡(廃線跡)は太陽光パネルが敷き詰められています。
鹿島鉄道 鉾田線 主な年表
大正13年(1924) 鹿島参宮鉄道 として開業。
大正15年(1926) 桃浦駅開業
昭和40年(1965) 常総筑波鉄道と合併し、関東鉄道(鉾田線)となる。
昭和54年(1979) 鉾田線が鹿島鉄道に分離され、鹿島鉄道線となる。
平成19年(2007) 鉾田線 廃止
— 豆日刊茨城 ツイッター ver. (@_ibaraki_news_) 2018年11月26日
現在(2017年)の鹿島鉄道 旧桃浦駅 跡地です。
霞ヶ浦の漁業や、桃浦水泳場で賑わう
桃浦は霞ヶ浦のワカサギやシラウオ、シジミ漁を生業とした漁村でした。
また、旧桃浦駅の北側には水泳場あり、訪れる観光客、水泳客で賑わった駅でした。
昭和中期(30~40年代)には、すでに霞ヶ浦の汚染問題が深刻化していました。よって、桃浦水泳場の風景は、茨城百景が制定された昭和25年前後の風景であろうと推測されます。
泳げなくなった霞ヶ浦により、海水浴客として訪れる人も少なくなりました。
→ #ロード潮来17 で訪問
茨城百景 包含風景 桃浦遊園地
遊園地と聞くと、いまは東京ディズニーランドや、後楽園ゆうえんち、廃園となった小山遊園地のような、大型アトラクションがある場所を想像します。しかし、小山遊園地でさえ昭和30年代の開園です。茨城百景が制定された昭和25年の桃浦に、そんな立派な”遊園地”が存在するのでしょうか?
そう考えて、桃浦地区を眺めてみたとき、「沖洲の遊園地」(茨城県行方市沖洲)の存在が気になりました。名称に「遊園地」が使われていることや、地域の規模から考えると、この公園を「桃浦遊園地」と呼ぶにふさわしいように思われます。
【 追記 】(2019/09/30)
鹿島鉄道鉾田線 桃浦駅跡から徒歩数分、「沖洲の遊園地」と呼ばれる児童公園があります。地元の方にこの公園のことをお伺いすると、この公園は昭和時代から存在し、「桃浦遊園地」と呼ばれていた。とのこと。よって、この公園を「茨城百景 包含風景 桃浦遊園地」とします。
茨城百景 包含風景 箱根の見晴
誠意調査中。