秩父神社(埼玉県秩父市番場町)の秩父夜祭では、毎年12月02日を「宵宮」、03日を「大祭」として祭が行なわれます。2日の「宵宮」では3基、3日の「大祭」では全6基の屋台・笠鉾が、秩父市街地を巡行します。
秩父夜祭の会場となるエリアは徒歩で回れる広さですが、無計画にあちこちふらついても時間が無駄になってしまいます。特に、屋台・笠鉾を撮影したいプロカメラマン、セミプロ、趣味で写真、動画を撮影される方、スマホで写真撮影したい方たちに置かれては、効率よく回りたいところ。
秩父夜祭会場では、以下の3種類の案内図、パンフレットなどを入手することができます。
「秩父夜祭 交通案内図」
西武秩父駅 駅前にある秩父観光情報館では、A3二つ折りの「交通案内図」が無料で配布されています。表面が2日「宵宮」、裏面が3日「大祭」の道路規制をふくめた情報が掲載されています。屋台や笠鉾の説明なども記載されているので、入手しておきたい。
「秩父祭 屋台・笠鉾 巡行予定時刻表」
屋台を熱心に撮影していると、祭の関係者が「秩父祭 屋台・笠鉾 巡行予定時刻表」を配布しています。A4両面印刷の用紙が2枚。
- 1枚目:表面「12月02日時刻表」、裏面「秩父祭 屋台・笠鉾 巡行路 略図」
- 2枚目:表面「12月03日 昼の時刻表」、裏面「03日 お山の時刻表」
※「お山」とは、「団子坂の曳き上げ」を意味しているらしい
「時刻表」はダイヤグラムでの表現
この時刻表は「ダイヤグラム」という表現方法で記載されたもので、屋台や笠鉾がアクセスポイントと時間で移動する様を表したものです。ダイヤグラムの読み方に最初は戸惑うかもしれませんが、現地の大まかな地図と併せて確認すると、屋台・笠鉾の巡行ルートが分かるようになります。
撮影するときに、屋台や笠鉾がどの位置にいるのかが分かるので、効率よい訪問ができます。
写真愛好家の方は秩父夜祭に訪問したらまず、祭関係者からこの「時刻表」をいただくようにしてください。おそらく、普通に撮影していたら、祭関係者が声をかけてくださって、この「時刻表」を渡してくれるはずです。
「所作・曳き踊り」
祭関係者や、各町の會所で配布されているのが、A3サイズの「所作・曳き踊り」のパンフレット。令和04年度版はピンク色の紙でした。
この用紙には、各町の屋台上で披露される「所作・曳き踊り」の地方(長唄を演奏する人)、立方(踊り手)の解説が記載されています。歌舞伎はなかなか理解するのが難しいかもしれませんが、曳き踊りを観賞した後に、この解説を読むことで理解が深まることもあります。
秩父夜祭とは
秩父夜祭りは、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられます。秩父の総社、秩父神社の例大祭で、300年あまりの歴史を誇ります。豪華絢爛な笠鉾(かさほこ、かさぼこ)や屋台が秩父屋台囃子の調べに乗り、曳き回される祭です。
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記載している内容は、令和04年度(2022)の秩父夜祭での体験に基づいて記載しております。次年度以降とは、内容が異なる場合がありますことを、あらかじめご了承のほど、お願い致します。
最初、この表(時刻表)を見たとき何のことやら?と思いました。これは鉄道などでも使われる「ダイヤグラム」ですね! 表の縦軸が「場所」になっていて、横軸が「時間の経過」を表しているのです!