さくら交通公園にあった、筑波鉄道車両 キハ048

さくら交通公園にあった、筑波鉄道車両 キハ048

 

廃線となった筑波鉄道の気動車キハ048

昭和62年(1987)。筑波鉄道〔常磐線JR土浦駅と筑波駅、水戸線JR岩瀬駅をつないでいたローカル鉄道〕が廃線となりました。

筑波鉄道で使用されていた気動車のひとつ、キハ083。筑波鉄道の廃線後に、団体(後の「キハ048保存会」)がキハ048を譲り受けました。キハ048保存会は交渉の上、キハ048をさくら交通公園(茨城県つくば市)に設置したのでした。

さくら交通公園に展示されていた時代の、キハ048 (2002年撮影)

さくら交通公園に展示されていた時代の、キハ048 (2002年撮影)

旧国鉄気動車標準色に塗装されるキハ048 (2002年撮影)

旧国鉄気動車標準色に塗装されるキハ048 (2002年撮影)

屋根の雨漏りが深刻だった、キハ048 (2002年撮影)

屋根の雨漏りが深刻だった、キハ048 (2002年撮影)

保存会によりキハ048は適宜メンテナンスを受けるものの、車両の老朽化問題がありました。そんな中、2007年(平成19年)に開館する、鉄道博物館(埼玉県さいたま市大宮区)への移設が決まりました。

鉄道博物館移設後のさくら交通公園(2020年撮影)

鉄道博物館移設後のさくら交通公園(2020年撮影)

幸甚
2020年(令和02年)にさくら交通公園に訪問したら、気動車キハ048がいないことに初めて気づきました(汗。その後の調査で、キハ048は2007年に鉄道博物館に移設されていることを知ったのです!!

 

鉄道博物館での展示 2022

筑波鉄道では「キハ048」として運用されていましたが、国鉄時代は「キハ41300」として運用されていたことが分かっていました。鉄道博物館では「キハ41307」(1955年ころの塗装)として展示されています。

気動車 キハ41307 (鉄道博物館にて 2022年撮影)

気動車 キハ41307 (鉄道博物館にて 2022年撮影)

気動車側面に「キハ41307」と表記(2022年撮影)

気動車側面に「キハ41307」と表記(2022年撮影)

キハ41300の説明板(2022年撮影)

キハ41300の説明板(2022年撮影)

  • 形式:キハ41300
  • 製造年:1934年(昭和09年)
  • 番号:41307
  • 製造所:川崎車輌
  • 全長:16.2m
  • 定員:109人

 

気動車キハ41307 車輌内部

気動車キハ41307 車両前方(2022年撮影)

気動車キハ41307 車両前方(2022年撮影)

気動車キハ41307 運転室(2022年撮影)

気動車キハ41307 運転室(2022年撮影)

気動車キハ41307 ボックス型シート(2022年撮影)

気動車キハ41307 ボックス型シート(2022年撮影)

気動車キハ41307 天井と照明(2022年撮影)

気動車キハ41307 天井と照明(2022年撮影)

 

鉄道博物館 / アクセス

名称:鉄道博物館 – THE RAILWAY MUSEUM –(外部サイト)
住所:埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
営業時間:休館日を除く10:00~17:00

 

 

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