常磐線 最後の行商台が土浦駅から撤去される

常磐線 最後の行商台が土浦駅から撤去される

常磐線 最後の行商台が土浦駅から撤去される

今の若い人に「行商」と言って伝わるのか!?

その昔、まだ昭和時代、平成時代初期に、常磐線沿線で収穫された農作物を背負い、常磐線に乗って都内に出て農作物を売る商売の習慣がありました。それを「行商(ぎょうしょう)」と言いました。

大きな荷物はときに60キロくらいの重さになり、それを布に包んで背負い、常磐線の車両に乗り込んだのです。主に行商人は女性が多かったのですが、一部男性もいたとのこと。

その重い荷物を下ろさずに、行商人が休めるようにしたのが『行商台』でした。

写真:土浦駅ホームに設置された「行商台」

常磐線 JR土浦駅2,3番線ホームにあった「行商台」。(2002年撮影)

常磐線 JR土浦駅2,3番線ホームにあった「行商台」。(2002年撮影)

先の「行商台」の説明で、「荷物を下ろさずに休めるようにしたもの」と記しましたが、この土浦駅ホームにある行商台は、設計寸法的には一般のイスとあまり変わりがありません。

土浦駅の行商台は、上り2,3番線ホームの水戸駅寄りにありました。(2002年撮影)

土浦駅の行商台は、上り2,3番線ホームの水戸駅寄りにありました。(2002年撮影)

 

令和03年11月16日に撤去される

この常磐線JR土浦駅ホームの「行商台」が、「令和03年(2021)11月16日に撤去される」 と言うニュースが流れました。記事によると、常磐線沿線(日暮里駅-岩沼駅間)では「最後の行商台」であった、とのこと。

土浦駅から撤去された行商台は、補修後、鉄道博物館〔埼玉県さいたま市〕に寄贈されることになりました。将来的には鉄道博物館にて、土浦駅にあった行商台の「展示を検討」する、ともあります。

鉄道博物館 1F 全景 〔埼玉県さいたま市大宮区〕

鉄道博物館 1F 全景 〔埼玉県さいたま市大宮区〕

 

撮影データー

常磐線 JR土浦駅 駅舎 西口(2021年08月撮影)

常磐線 JR土浦駅 駅舎 西口(2021年08月撮影)

 

撮影日 2002年(平成14年)07月27日
撮影場所 常磐線 JR土浦駅 2,3番線 下りホーム
(行商台は撤去されたため、存在しません)
住所 〒300-0035 茨城県土浦市有明町1

 

地図

 

解説 / 撮影の意図

旧筑波鉄道の1番線ホームがあった

この「行商台」を撮影した2000年初頭の土浦駅には、多くの昭和的要素、国鉄的要素が残っていました。当時はまだ、廃線となった筑波鉄道のホームが存在しており、このホームを「1番線」と称していました。常磐線の下り水戸行きは「2番線」。常磐線上りの島式ホームは「3,4番線」と呼んでいました。

2001年03月04日の土浦駅 1番線ホーム

2001年03月04日の土浦駅 1番線ホーム

その後の2004年に、旧筑波鉄道1番線ホームの番号を廃しました。
ホーム番号の割り付け変更のため、下りホームは「3,4番線」から「2、3番線」になりました。

〔土浦駅〕 変更前 変更後(2004年以後)
筑波鉄道 1番線 2004年 廃止
2017年 ホーム跡にアルカス土浦が誕生。
常磐線 2番線 →1番線 ※ホーム番号の割り付け変更
常磐線(島式ホーム) 3番線
4番線
→2番線 ※ホーム番号の割り付け変更
→3番線 ※ホーム番号の割り付け変更

 

幸甚
昭和、国鉄時代の香りが残る土浦駅の上りホームの片隅に、『行商台』が設置されていたのでした。俺っちはこのイスの存在は気づいていましたが、このイスが『行商台』であることは、今回の「撤去のニュース」で初めて知ったことでした。
常磐線 JR土浦駅の行商台に座って、上り電車を待つ。(2003年撮影)

常磐線 JR土浦駅の行商台に座って、上り電車を待つ。(2003年撮影)

 

 

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