鵜の岬 ウミウ捕獲場 見学

鵜の岬 ウミウ捕獲場 見学

鵜の岬 ウミウ捕獲場 見学

鵜飼の鵜(ウミウ)は昭和22年に狩猟鳥獣(狩猟鳥獣)から外され、一般保護鳥となり、捕獲制限を受けることになりました。

「鵜飼」の文化は約1300年の歴史があり、全国12箇所の川で今も鵜飼は行われています。捕獲制限を受けた鵜は、全国でもここ茨城県日立市の「ウミウ捕獲場」でのみ捕獲が続けられています。

ウミウ捕獲場 〔茨城県日立市十王町〕

ウミウ捕獲場 〔茨城県日立市十王町〕

現在では、この捕獲技術は日立市の無形民俗文化財として指定され、捕獲事業は日立市の事業として行われています。

 

アクセス:ウミウ捕獲場

名称:ウミウ捕獲場
住所:茨城県日立市十王町伊師640

常磐線 JR十王駅 駅名標

常磐線 JR十王駅 駅名標

常磐線 JR十王駅 駅舎。

常磐線 JR十王駅 駅舎。

 

伊師浜海岸

伊師浜海岸は、全国唯一のウミウ捕獲場。
ウミウ捕獲場の一般公開は、ウミウの捕獲に支障の無い1月~3月、7月~9月。

伊師浜海岸。

伊師浜海岸。

茨城県指定 海鵜 天然記念物の碑。

茨城県指定 海鵜 天然記念物の碑。

 

捕獲場が見学できる期間、時間があります。

捕獲場が見学できる期間、時間があります。

ウミウ捕獲場 入口。

ウミウ捕獲場 入口。

伊師海岸の特色
●ウミウの飛来地
伊師海岸の南側断崖に位置する碁石浦赤見台は、ウミウの飛来地として、日立市小貝浜と共に、茨城県指定を受けています。断崖に面した所に、鳥屋(とや)と呼ばれる柱とコモで覆われた小屋が設置されます。ウミウは渡鳥で、生息地の千島列島付近より、越冬のために南下し(10月~12月)、温かくなる春(4月~6月)に生息地に向け北上します。太平洋側に突き出た地点となる伊師海岸に多く飛来します。また、近年では、寒暖の差が少なくなったために、それらの期間外にも大海原で戯れる留鳥が見うけられます。ウミウの飛来は、矢印の先端のような形で群れをなしているので、容易に目撃することができます。
この地で捕獲されたウミウは、1千有余年の歴史を刻む、全国の鵜飼観光地に日本唯一供給されています。鳥屋など捕獲現場については、野生種の特性から人間に敏感に反応し、捕獲に支障を与えることや危険区域であることなどから、残念ながら立ち入り禁止区域となっています。
碁石浦の地名は、日本武尊が「麗しい碁石を産する浜」と呼んだことから名づけられており、近年では、ウミウが飛来するために通称「鵜の岬」と呼ばれています。

 

茨城百景

茨城百景 018 川尻海岸

 

ウミウ捕獲場へのトンネル

ウミウ捕獲場へはトンネルを進んでいきます。
通路にはウミウに関する説明板。また、「ウかご」や「かぎ棒」などを見学できます。

ウミウ捕獲場へ続くトンネル。

ウミウ捕獲場へ続くトンネル。

ウかご:全国にウミウを送るためのかご。

ウかご:全国にウミウを送るためのかご。

かぎ棒:ウミウの足首にひっかけて引きずりこむ。

かぎ棒:ウミウの足首にひっかけて引きずりこむ。

ウミウ捕獲場
~鵜飼文化を支えるウミウ捕獲~
1300年の歴史を誇る「鵜飼」。その鵜飼を支える「ワザ」がここ茨城県日立市にはあります。
白砂青松日本100選のひとつである伊師浜海岸は、白く続く砂浜から20mを超える断崖絶壁へと変化に富んだ河岸線が続きます。この断崖がウミウにとっては格好の休憩地点となり、毎年40羽ほどのウミウを捕獲し、全国の鵜飼地へ供給している日本唯一の場所となっています。

●ウミウ
ウ(鵜)はペリカン目ウ科の鳥の総称です。この仲間は、潜水遊泳が巧みな中型ないし大型の水鳥です。日本には4種(カワウ・ウミウ・ヒメウ・チシマウガラス)が生息しています。
渡り鳥であるウミウは、春には繁殖のため千島列島や北海道沿岸方面に向かい、秋には越冬のため本州沿岸や九州方面に向かいます。集団で飛行する際はV字や一直線になりながら、時には100羽以上の群れを連ね飛んでいきます。

●ウミウ捕獲
ウミウの捕獲は、岸壁に設置された鳥屋(トリヤ・丸太とコモで作られた小屋)の中で行われます。鳥屋の外には、5羽ほどのおとりのウミウを配置し、群れを離れて休もうとするウミウや波間で遊ぶウミウが、おとりの姿に誘われ、鳥屋の前に舞い降りたところを捕獲者が「かぎ棒」を足首にかけ、鳥屋内に引きずりこみます。「かぎ棒」は、篠竹の先端に「Uの字型に曲げた丈夫な針金を取り付けてあり、ウミウがとまる位置によりその道具の長さを変えるため、長さの異なる「かぎ棒」が作られています。
以前は篠竹の先端に「とりもち」を巻きつけた棒を使用していましたが、「とりもち」はガム状で粘着力があり、羽根に付着するとなかなか取れないことから、次第に「かぎ棒」に変わりました。かぎ棒による捕獲は、若くて大きなウミウを選んで捕獲できること羽などを痛めずに捕獲できる利点があり、全国の鵜飼地からも高い評価を受けています。
昭和22年、それまでは狩猟鳥獣(しゅりょうちょうじゅう)として捕獲されてきたウミウが狩猟鳥獣からはずされ、一般保護鳥として捕獲制限を受けることになり、それに伴い、ウミウの捕獲者が減少しましたが、当地でのウミウ捕獲は、鵜飼地への供給という背景から捕獲が続けられ、現在に至っています。

 

ウミウ捕獲場

ウミウ捕獲場の見学時期は、ウミウの捕獲は行っていません。

ウミウ捕獲場 全景。

ウミウ捕獲場 全景。

鵜を固定しておく台(おもり)。

鵜を固定しておく台(おもり)。

鵜をおびき寄せる場所。

鵜をおびき寄せる場所。

 

●ウミウ捕獲の歴史
捕獲のシーズンは4月~6月と10月~12月の年2回。江戸時代の書物に伊師浜での鵜捕りの様子が書かれてあり、捕獲にも古い歴史があります。
食料や、自ら行う漁法(徒歩(かち)鵜漁)の一つとして利用されていました。長良川をはじめとした各鵜飼地への供給は大正以降行われたようです。
捕獲技術は平成4年に市の無形民俗文化財として指定され、捕獲場再築後は捕獲事業を市の事業として行っています。

●各地の鵜飼
鵜飼は全国で12箇所の川で行われています。その方法は、歩きながら紐を付けたウミウを操る「徒歩(かち)鵜飼」。船に乗って紐をつけた鵜を操る「つなぎ鵜飼」または「船鵜飼」と呼ばれる種類があります。
開催期間は、その鵜飼地によって様々ですが概ね夏場の夜に行い、主に鮎を取っています。鵜ののどは大きく膨らむので、捕った魚がのどで停まるように紐を結わえて、そこに魚をためておきます。

●鵜のパラダイス
ここ伊師浜国民休養地内には、おとり用のウミウを飼育し一般の方にご覧いただく、ウミウの観覧飼育施設「鵜のパラダイス」があります。生きたウミウを間近に見ることができますので、捕獲場の見学と合わせてぜひご覧ください。

●捕獲場の公開
捕獲場へ続くトンネルは、周辺の自然景観を損なわず捕獲場を造成するために作られたもので、7月~9月及び1月3月の午前9時30分から午後2時まで一般の方へも公開されます。

※雨天や強風、高波時には公開を中止します

 

ウミウ捕獲場 / 丸太とコモで作られている。

ウミウ捕獲場 / 丸太とコモで作られている。

ウミウ捕獲場 / トンネルへの出入り口。

ウミウ捕獲場 / トンネルへの出入り口。

 

 

茨城県立国民宿舎 鵜の岬

国民宿舎鵜の岬には、太平洋が一望できる温泉(日帰り入浴)があります。
また、国民宿舎鵜の岬は運営状況が良く、たびたびテレビや雑誌などに取り上げられます。

いらっしゃいませ!国民宿舎鵜の岬。

いらっしゃいませ!国民宿舎鵜の岬。

タオルも売っている。鵜来来の湯 十王。

タオルも売っている。鵜来来の湯 十王。

日帰り入浴でも、レストランで食事ができます。

日帰り入浴でも、レストランで食事ができます。「雨情の里牛 すき焼き定食」。

 

 

このページについて

このページは、2009年01月18日に取材した内容に基づいて書かれています。

また現在(令和03年02月)、新型コロナウイルス(Covid-19)の影響により、提供されているサービスが異なる場合がございます。

 

いばらきだいすき セカンドシーズン

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〔 この項おしまい 〕

 

関連項目

茨城百景 018 川尻海岸

ウミウ捕獲場公開 090118 ※外部サイトです

 

 

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