北条米スクリーム ~北条米アイスクリームじゃなく、北条マイスクリームだ
筑波山麓に在する、つくば市北条地区。
北条地区はかつて、筑波鉄道〔土浦駅-筑波駅-岩瀬駅〕が開通する前後は、筑波山の登山道入口として、今の筑波山口駅(筑波駅)駅前、それ以上に栄えていました。
2012年(平成24年)05月には、竜巻により北条地区の一部の建物に被害が出て、ニュースになったことは記憶に新しいです。
路線バスでも自転車(ロードバイク)でも、何度も通り、訪れたことのある北条地域。
今回は、アトレが運営する常磐線JR土浦駅構内の『 PLAYatre TSUCHIURA(プレイアトレ土浦)』が、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」をフィールドとしたイベント「弱虫ペダル デジタルスタンプラリー ウォーク&ライド in 茨城」(以下、「弱虫ペダル企画」)を催しており、筑波小田地域に訪れるために北条地区へ立ち寄りました。〔 #弱虫つくば霞ヶ浦りんりんロード 〕
筑波小田から筑波山口駅方面へ自転車で移動する際、北条地区の町並みを眺めます。
時おり、横を自家用車が通過していく中、ひとつの旗が気になりました。
北条米スクリーム の北条ふれあい館
「北条米スクリーム」。
北条ふれあい館の建物前には看板が出ており、カップアイスの写真。
建物中から係の方が出てこられ説明を受けるところ、このアイスクリームを店内でいただけるとのこと。
お値段も300円と、お手頃。
建物前の敷地に自転車を停めるよう促され、建物に入りました。
旧 田村呉服店 / 北条ふれあい館
この建物、北条ふれあい館は「田村呉服店」をそのまま利用しています。
その名の通り、かつて「呉服店」を営んでいました。茨城県内で、呉服店発祥の建物は非常に多い。
水戸にあった伊勢甚(ボンベルタ伊勢甚)も発祥は呉服店だし、水戸京成百貨店も、大元を辿れば常陸太田市の京成百貨店が呉服店でした。
常陸太田市内に、京成百貨店跡地がある。我が土浦市にも京成百貨店(霞百貨店が元。後のカスミストアーに繋がる。)があった。
京成は、ここ常陸太田が発祥らしく、創業時は呉服問屋だったらしい。
※創業の地が、この場所かは未確認。#常陸太田の旅17 pic.twitter.com/wCyRLGDL5b— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) August 26, 2017
建物の維持、管理(費)もたいへんですね、的な話をすると、どうやら中の方達は「北条ふれあい館」としておもてなしをする、北条街づくり振興会の方たちです。建物の直接のオーナーではないとのこと。
登録有形文化財(平成27年11月)
北条米スクリーム? 北条米アイスクリーム??
ぱっと文字を見たとき、「北条米(ほうじょうまい)」、「北条アイスクリーム」と空目してしまいますが、じっくり読むと『北条米スクリーム』となります。「北条米アイスクリーム」ではありません!
読みかたは、「ほうじょうまいすくりーむ」です。
その名のとおり、地域で収穫される「筑波北条米」をベースに作られた、アイスクリームです。
通常時、アイスのフレーバー(味)は、「プレーン」と「抹茶」から選択します。
※時期限定で「さくら味」、「ブルーベリー味」「梅味」なども提供されるようです
今(令和02年/2020年)から13年前の2007年(平成19年)の夏、当時の筑波大学の学生により、北条米を使ったアイスが誕生しました。
アイスクリームには北条米が約30%含まれており、もちもちした食感が特徴。
ただし、販売時にはカチカチに硬いので、係の方が”魔法(=電子レンジ)”をかけてくれます。
魔法をかけないと、時期によっては1時間くらいお預けを食らうとか。。。
「カタイアイス」を彷彿させます
「カチカチの堅さ」は、東海道新幹線の車内販売で買うことができる、あの「カタイアイス」な感じです。
特急ひたちで、一気に水戸まで。
ひたちには車内販売がある(ときわには無い)。新幹線だけだと思っていた #スジャータ のアイスが特急ひたちで売られている!?😳🍨。#氷瀑袋田の旅18 pic.twitter.com/wTBggHJ7cy— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) February 2, 2018
プラスワンの食べ方
北条ふれあい館ではテーブル上に「きなこ」と「黒蜜」が無償で用意されています。
これらのトッピングをアイスに足すことによって、おいしさがプラスされます。
北条地区でしか食べられない!
この「北条米スクリーム」、北条地区の下記の店舗でしか原則食べられません。
- 北条ふれあい館
- 生井酒店
- 近江屋酒店
- 住谷ストア
原則、通販なども行なっていません。
食べられる場所を北条地区に限定する、マーケティング手法を採用しています。
多くの地域にばらまいて広めるのも正しい方法だし、ここでしか手に入れられない!と商圏を絞るのも正しい方法です。
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… #つくば市ID
2007年という年は、つくばエクスプレスが開業した2005年の2年後です。TXによる経済効果が一段落した時期でもありました。地域活性化のてこ入れの時期、と見ることもできます。
開業!つくばエクスプレス(2005年08月24日更新)