真壁のたいまつの旅20(初日)~つくば霞ヶ浦りんりんロード 岩瀬駅から
茨城県桜川市真壁町では毎年07月23日から26日までの4日間、『真壁祇園祭』が行なわれます。
今年令和02年(2020)の真壁祇園祭に訪問しようと決めていました。
春03月、桜川市真壁町では「真壁のひなまつり」が催されました。このとき、新型コロナウイルスの感染が始まったころでしたが、今よりはそれほど深刻ではありませんでした。
真壁のひなまつりで真壁に訪問した際、伊勢屋旅館さんに出向き、真壁祇園祭中の予約を入れました。
しかし、春から感染が始まった新型コロナウイルスは収まるところを知らず、真壁祇園祭は中止に。伊勢屋旅館さんへの宿泊も中止となってしまいました。
伊勢屋旅館の女将さんは、「8月の終わりに、五所駒瀧神社でたいまつを燃やすおまつりがあり、こちらは規模を縮小して行なうようです。こちらにお越しになってはいかがですか」とのこと。
予定を変更し、08月のおわりに真壁に訪問することになりました。
輪行で水戸線 JR岩瀬駅まで
最寄り駅で輪行準備完了。
目指すは、つくば霞ヶ浦りんりんロードの起点である、水戸線JR岩瀬駅。
東北線(10番線)の小山駅で水戸線(15番線)に乗り換え。
乗り換え時間は5分も無く、輪行自転車をかついで跨線橋を渡ります。
正午12時前に岩瀬駅に到着。
改札にSuicaを通し、フェードアウト(輪行解除)します。
岩瀬駅 万寿園のニラレバ定食
岩瀬駅に到着したばかりですが、時刻はお昼どき。
ニラレバが美味しいという、万寿園〔茨城県桜川市岩瀬〕にて昼食。
オイスターソースと油の感じがおいしい。
ニラとレバーだけで作る、ニラレバ。大きめのニンニクも入っている。定食で1000円。
筑波鉄道 廃線跡の『つくば霞ヶ浦りんりんロード』
水戸線JR岩瀬駅と常磐線JR土浦駅をつないでいた筑波鉄道線は、科学万博が終了したあとの昭和62年に廃線となりました。廃線跡を利用したサイクリングロードは年月をかけて、“ナショナルサイクルルート”に指定されました。
茨城県を飛び越して、国レベルで持ち上げられるサイクリングロードです。
今日の目的地は、旧真壁駅〔茨城県桜川市真壁町〕。
岩瀬駅からはサイクリングロードで10km程度の距離です。
途中、サイクリングロードを外れて、雨引観音/雨引山をクライムする予定です。
道のりは20キロくらいに変更となります。
雨引駅 雨引山クライムはDNF・・・
最初の駅は、雨引駅。
上っている途中、「車は通り抜けできません」のルートを強引に進んでしまい、階段が目の前に現れゲームオーバー。体力を大幅に奪われてしまい、コースチェンジで雨引山クライムを試みるも、DNFです。。。
また挑戦しに来ます。雨引山。。。
旧雨引駅ホームには、茨城百景雨引観音。

茨城百景 088 雨引観音
コスモ星丸のイラストが描かれたコンテナも、星丸が消えかかっている。
東飯田駅の廃業となった商店
東飯田駅。
東飯田駅前にはボロボロになった、商店があります。
オレが15年以上前に、この東飯田駅に来た頃はまだ、このお店は営業していたんだよなぁ~。と感慨に浸ります。
東飯田駅-樺穂駅間の一部が、路面工事中で迂回。
樺穂駅
樺穂駅。
ホームには、茨城百景足尾山 加波山。

茨城百景 加波山 足尾山 / 087 伝正寺と加波足尾
真壁駅
14:30ころ、真壁駅に到着。
旅館のチェックインまでにはまだ時間があるので、本日のおまつりの舞台である五所駒瀧神社に行ってみることにします。
五所駒瀧神社 に行ってみる
五所駒瀧神社は真壁祇園祭の起点となる神社であるにもかかわらず、一度も行ったことがありません。
上曽峠につながる県道7号を登った入口に、五所駒瀧神社の参道入口がありました。
駐車場にロードバイクを固定し、拝殿方面に向かいます。
拝殿前に出ると、「かったて祭」の幕を発見。このおまつりは「かったて祭」と言うことが判明しました。
本日の宿 伊勢屋旅館さんにチェックイン
15時過ぎに真壁の町中に戻り、伊勢屋旅館さんにチェックインします。
五所駒瀧神社でたいまつの行事の後、奉納花火が上がるそうで、その花火の順番表を見せていただきました。
五所駒瀧神社 「かったて祭り」に訪問
17時ころ、再び出発。
五所駒瀧神社へは、今度は正面の入口からアクセスすることにします。
旅館の女将が言うには、「消防署のところから入る」そうですが、「わかりにくいかもしれません」と言われました。
鳥居脇にサイクルラックがあったので、自転車を停めます。
18時から神事が始まります。
拝殿内で、このお祭りで使用する火を起こしています。
富士権現山の頂上に鎮座する浅間神社に神火を奉納する。神社の氏子である山尾地区120戸が中心となり、晴雨にかかわらず毎年行なわれてきた。
「かったて」の起源については記録はないが、伝承口碑によると、平将門とその祖父良兼が戦った承平の乱での羽鳥・弓袋の戦いの火攻めの山狩りが起因となっている。(茨城の神事 茨城新聞社刊 P114,115)
“晴雨にかかわらず毎年行なわれてきた” 『かったて祭り』 ですが、今年の新型ウイルスには逆らえませんでした。
本来であればたいまつを持って権現山を30分ほどかけて駆け上ったそうですが、今年は境内でたいまつの火を移し替えるだけの簡素な行事にアレンジされました。
奉納花火で「かったて祭り」は終わります
19時からは奉納花火が打ち上げられるため、危険地域内である境内からは早めに退出するように促されます。
ウワサでは、今年の花火大会はどこも中止になってしまったため、花火師さん達も余裕があるそうです。例年は花火師さんがひとりで作業をされるそうですが、今年は“余裕”があるため、4名ほど来られているとのこと。
伊勢屋旅館に戻り、明日に備えます
旅館に戻り、お風呂をいただき、夕食となります。
軽い日射病の感じもしたため、早めに就寝します。
本日(08/31)のロードバイクルート
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翌日「真壁のたいまつの旅20(2日目)~つくば霞ヶ浦りんりんロード 真壁駅から筑波山口、新治村、神立駅へ」に続く>>
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