移設された茨城百景 稲田御坊西念寺
昭和25年(1950)05月10日、茨城観光審議会が茨城県内の100の景勝地を制定しました。
該当する場所には茨城百景碑が設置されました。
茨城百景碑が建立されてから今年2020年(令和02年)で、70年の年月が経過したことになります。この70年間の間に消失した碑もあれば、何らかの事情で移設(移動)した碑も存在します。
今回は、茨城百景 054 稲田御坊西念寺を取り上げます。
現在の茨城百景 054 稲田御坊西念寺
現在
2013年(平成23年度)、JR稲田駅前から稲田御坊西念寺〔茨城県笠間市稲田〕の駐車場に移設されています。
場所 / アクセス
JR稲田駅から国道50号を南西に約1キロ。徒歩で30分程度の、稲田御坊西念寺の駐車場に茨城百景碑があります。
茨城百景碑の見え方
稲田御坊西念寺は、国道50号から少し入った場所にありますが、周囲が田んぼのため視認性があります。
移設理由
茨城百景 054 稲田御坊西念寺がJR稲田駅前から稲田御坊西念寺の駐車場に移設されたのは、稲田駅前に「石の百年館」を移設することが目的でした。
以前(2005年当時)の茨城百景 054 稲田御坊西念寺
以前
水戸線 稲田駅前にありました。
以前(2005年当時)、茨城百景碑があった場所
JR稲田駅 駅舎が改修されています
2013年(平成23年)03月06日、JR稲田駅駅舎が新しくなったことを記念し、記念式典が行なわれました。
駅舎の建材には、笠間市稲田地場産の稲田石(稲田御影)が採用されています。
稲田御影 / 石切山脈
水戸線稲田駅から北西に1キロ、花崗岩の採掘場「石切山脈」〔茨城県笠間市稲田〕があります。
明治以来、「稲田みかげ」と呼ばれ、東京を中心に建築材料として使われてきました。
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