常磐線車窓からJRバスの車両基地が見える
常磐線で取手から土浦を目指します。取手まで来てしまったら、土浦までは後ほんの少し。左手にJRバスの基地が見えてきたら、土浦に来たな~って感じがしますねー(^^)。
昨日のキララまつり「七夕おどり」授賞式
土浦駅の改札を抜け高架デッキを渡り、ウララ広場に出るとすでに人だかりです。昨日の「七夕おどり」の授賞式を行なっているようです。去年優勝(?)の霞ヶ浦カッパ連は、選考外らしいです。
どこが優勝したかを確認せずに、歩きます。歩行者天国になっている会場は、一通りの仕事を終えた山車が休んでいます。とりあえず撮影。暗くなってからでは、詳細な部分が撮影できなくなるので、動いていようが止まっていようが、撮影しておいたほうが後々楽なのです。
土浦キララまつり 会場、駅前通りを確認していく
ウララ前から高架橋下(土浦ニューウェイ)にあるまつり本部前を通り、中央商店街も通り抜け、桜橋の交差点まで歩きました(詳細は下記を参照)。道の途中には、土浦各町の山車があります。先日の土浦祇園祭でも、これほどの山車は無かったぞ。感動です。いつもの土浦では見かけることの少ない若者も多く見受けられます。こんなに土浦に若者がいたんですねー。
今まであまりよく山車を見ていませんでした。今回のキララまつりでは山車の観察をメインに行ないたいと思っています。山車は10基くらいあります。山車は前面につけられた2本のロープで引っ張られ、進みます。山車自体には車輪がつけられていますが、方向転換するためのハンドルが無いので、棒などで向きを変えてやらなければなりません。山車の前面では、ひょっとこやおかめ、狐などの面をつけた者が祭囃子にあわせ踊っています。おそらくこの辺りにもストーリーがある気がしますが、それは次回までに調査することにします。
じっくりと土浦の山車をチェックする
ウララ広場前にある山車は、土浦観光協会(櫻はやし連)。山車は大きく、重量感があります。
ウララ脇に停まっているのは「立田町」の山車です。白い獅子が特徴。比較的新しい感じがする山車です。
ファミコンショップの前に止まっているのは「東崎町」。赤い獅子が乗っかっています。
さらに左手には「新川囃子 なみき組」。この山車も重量感がありますねー。
モール505入り口(中央通り側)に止められている「中央2丁目 中丸囃子」。
高架橋沿いに獅子が伸びているのは「千束町」。
大会本部前で踊りを繰り広げているのは「真鍋3丁目 明神囃子」です。ちょうど赤い着物を着たおかめが踊っています。
その真鍋3丁目の山車の手前でスタンバイしているのは「真鍋台連合」。
中央通り商店街(ナカタカメラ、ファミリーマート)の十字路では「田中2丁目」の白狐が踊りを披露しています。山車がぐるぐる回っています。
商店街通りを歩いていくと、移動中の「小松1・2・3丁目」の山車。
桜橋交差点では「真鍋新町 親友組」の山車です。上に桃太郎の人形が乗っています。この山車もまた重量感があり、歴史のありそうな山車ですなー。
本町通りには、市内小学校の生徒が作成した行灯が飾られています。こういうのもまた、市民がつくる祭りといった感じがして好きです(^^)。
そのまま駅前通を歩き続けて、亀城公園前に出ました。
「富士崎1・2丁目 お囃子会」の山車があり、ひょっとこが踊っています。
しばらくすると、「城北町 新城組」の山車が引っ張られてきました。3人のかわいらしいひょっとこが踊っています(^^)。
続いては「沖宿町」の山車。
亀城公園前では「東真鍋町」の山車がスタンバっています。
山車の競演
中央通り商店街では「新川囃子 なみき組」と「富士崎町」の山車が競演しています。
このお祭りで楽しいところは、山車と山車が出会うとき、お互いが山車を向かい合わせて踊りを競演するのです。あおっているようで、しかし競っているような感じは、観ていてとても面白い(^^)。
こういった風景は祭り会場を歩き回っていると、いたるところで見ることができます。同じ山車でも、踊っているのがひょっとこだったり、白狐だったり、おかめだったり。一台の山車を追っかけているだけでも面白いかも(^^)。
しばらくすると、審査員席前に「沖宿町」の山車が入ってきました。山車の上には赤い振袖のおかめが踊っています(^^)。わたし、おかめのあの踊り、好きなんですよ~。
そうこうしているうちに、「城北町」の山車も入ってきました。
中城通りのイベント
ここで一旦、中城通りに行ってみます。
碧筒杯(へきとうはい)
土浦まちかど蔵の前では、はすの茎を使ってお酒を振舞っています。
はすの茎を通してお酒を飲むと、長寿になるとの言い伝えがあるそうです。「碧■杯(へきとうはい)」と言うそうです。(■=「筒」の字の古い書体で書かれていました)
ネットで調べてみると、長寿を願うというよりは、“遊び”の要素が強いようです。
桜橋駐車場では「ふるさと芸能の競演」と称して、イベントが行なわれています。
再び大通りに戻ります。
審査員席前まで行くと、「富士崎1・2丁目お囃子会」の山車が移動しています。
山車の上には淡いピンクの着物を着たおかめと、淡いブルーの着物を着たおかめが踊っています。振り付けがかわいいですね~(^^)。
しばらくすると、山車は所定の場所に引き上げて行きます。
どうやら一旦、休憩に入るようです。
お祭り 再始動
休憩が終わったようです。
関東つくば銀行本店前に置かれていた御輿が担ぎ出されました。ゆっくりと出て行ったのは「櫻神睦會」の御輿のようです。
つづいてもう一基出て行った御輿は「荒川沖西区連合志祭会」のようです。
2基の神輿は、本町通りと中城通りのUFJ銀行交差点のところで停まり、拍子木で締めを行ないます。
2基の御輿はゆっくりと、中央通商店街の通りを土浦駅方面に練り歩きます。
その後には「真鍋新町 新友組」の山車がゆっくりとついてきます。
さらに「城北町 新城組」の山車。その後に「中央2丁目 中丸囃子」。続いて「新川囃子 なみき組」。
しばらくすると「真鍋3丁目 明神囃子」の山車も入ってきます。
山車や御輿が大会本部前に集結しつつある
この『市民山車等巡行』のイベントは、20時15分ころ、大会本部前にて「解散式競演」が行なわれます。そのためか、各所に散らばっていた山車がだんだんと、ウララ広場前の大会本部方面に集結しつつあります。
山車たちがスタンバイを始め、そして山車の競演が始まる
山車たちが本部を囲うようにして、スタンバイを始めます。
大会本部から、「競演開始」の掛け声がかかると、祭り会場は一気に祭囃子につつまれ、ヒートアップして行きます。
これだけのお囃子に囲まれると、観ている方もかなり興奮してきます。
『土浦キララまつり』が終わる
お祭りは21時まで。
時間が来ると、お囃子は終わりを告げます。
そして、あれだけ賑やかだった会場からは、1基、また1基と山車や御輿が帰って行きます。
少しずつ、あたりは日常の風景に戻って行きます。
まもなく歩行者天国も解かれることでしょう。
この『土浦キララまつり』を境に、土浦の夏は折り返していくような、そんな気持ちになりました。
【 動画をネットにあげられるなんて、15年前は想像もしなかった 】
この『土浦きららまつり2003』訪問の旅はテーマを決めていて、「すべての山車(神輿)を追いかける」事を目標に取材していました。たくさん写真を撮影しました。2003年当時はまだネット回線が貧弱で、やっと家にISDN(ADSL?)が来るかどうか?の時代だったように記憶しています。なので、撮影した写真も低解像度ながら、さらに画素数(画質)を落して軽くし、ネット上にあげていました。
だけどそんな15年前の、2003年。わたくし幸甚は、動画を一応撮影していたのでした。カメラの解像度的な性能もアレですが、当時は記録媒体も貧弱でした。256KBとか、4MB、8MBくらいのスマートメディアなどを使用していたような記憶があります。よって、カメラも貧弱なら、メモリーも貧弱で、今の時代から考えると、そんな環境で撮影した動画は、とても観られたものではありません。
踏まえてここに、今年2018年の『土浦きららまつり2018』で撮影した動画がございます。2003年撮影の動画と併せてご覧いただき、この15年の年月の、カメラの技術力の差をご確認いただければ幸いです。
このページは、2003年08月03日に取材した内容に基づき、2004年01月10日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。