神立駅の珍来で餃子定食を食べ、高浜駅で霞ヶ浦を確認した後、常磐線で再び、土浦駅に戻ってきます。
今日は、「土浦八坂神社神輿巡幸」を追っていくのです。
土浦八坂神社の神輿を探す
15時30分頃、常磐線で土浦駅に到着。駅東口から続く高架デッキ(ペイデストリアンデッキ)を歩き、ウララ横の階段から降ります。御輿などのイベントの時間でないためか、道路は歩行者天国になっていません。
モール505から続く高架道路(土浦ニューウェイ)下には、祭りの御仮殿が設置されています。
そのまま中央大通り商店街をまっすぐに歩きます。
桜橋のところまで歩くと警備の人がいます。その交差点を左折すると、土浦まちかど蔵がありました。ああー、まちかど蔵ってWebなどで見たことがありましたけど、ここにあったんですね~ってちょっと感動。これはこれで観光名所です。
さらに歩いていくと、人が多くなってきました。
ちょうど先ほどまで御輿は市内を巡業していたようで、ここに戻ってきたばかりとのこと。
御輿はただいま休憩時間。つぎは17時20分に再び動きがあるようです。それまで時間をつぶさなければなりません。
寂しい土浦の町並み
土浦駅周辺を歩きます。旧土浦京成百貨店跡地の駐車場は無人駐車場になっていました。青い建物の「パチンコ&スロット ドットデル」はテナント募集の看板。つぶれたようです。旧小網屋もあいかわらずベニヤでふさがれています。旧土浦東武ホテルも7時50分で時間が止まったままです。旧西友土浦店もベニヤ。
見上げると雨が止んでいました。
利用されるモール505
モール505イベント広場では、バンドがコンサートを開いていました。
関心をもって聴いている人もいれば、祭りの休憩で身を休めている人もいます。モール505がこういう使われ方をするのって、良いと思います。
まだ時間があったので、携帯ショップ脇の自動販売機で茨城新聞と常陽新聞を購入。ドトールでちょっとだけ休憩します。その後、イトーヨーカドーの本屋で雑誌を購入。まもなく時間になるので、先ほどの御輿があった場所に向かいました。
土浦祇園祭 神輿巡幸
土浦まちかど蔵の前では、太鼓を乗せた山車、女御輿、大御輿が待っています。まだ調整中のようで、台座を置いて御輿を休ませています。これらを率いているのは礎会(いしずえかい)だそうです。
出発前に拍子木をひとつ。気合が入ります。
大通り前に山車と女御輿と大御輿が集結。出発のあいさつが行なわれました。
スポンサーへの挨拶
八坂神社奉賛会の役員を先頭に、土浦駅方面に進み始めます。
ところどころでお店に数人の男たちがあいさつに行きます。これはお金を納めたスポンサーにお礼参りをしているそうなのです。気合が入っていてかっこいい~(^^)。
土浦の山車との合流
高架下前(土浦ニューウェイ下前)まで来ると、山車が集合しています。
山車は桜町一丁目、桜町二丁目、桜町三丁目、桜町四丁目と4基あります。特に一丁目の獅子舞がついた山車は面白いです。スポンサーのお店にあいさつ回りするところが良さげ。
二丁目は「将門(まさかど)囃子杜中」。狐の踊りを披露しています(途中でおかめの踊りと入れ替わります)。
三丁目は「大和囃子杜中」。ひょっとこの踊り。
四丁目は「新川囃子新友組」でおかめが踊りを繰り広げています。
八坂神社祭礼 土浦祇園祭 神輿と山車の競演
これら2基の御輿と、4基の山車が駅前大通りを進み、ウララの広場に集結します。しばらくばらばらに魅せていましたが、ステージであいさつが始まると一時休止。
あいさつが終わると御輿と山車の競演が始まりました。祭りは一気に盛り上がります。
こうして茨城土浦の夏が始まります。
この後、御仮殿に移動して祭りが終わっていくのですが、自分の持ち時間が無くなってきたのでここで帰ることにしました。
祭りはヒートアップしていくのに、まだちょっと肌寒い、梅雨寒な土浦です。
≪この項、おしまい≫
【 水戸街道とは知らなかった 】
八坂神社祭礼 土浦祇園祭 へ訪問したのは、この2003年で2回目。
土浦駅前大通り(目抜き通り)をまっすぐ進み、桜橋がある通りが「水戸街道」であることは、このときはまだ知りませんでした。。この道に、土浦まちかど蔵 大徳や野村、山口薬局、矢口家住宅(矢口酒店)など古い建物があることは理解していましたが、なぜこの通りにそんな古い建物が残っているのか? そんなことも知らずに訪問しています(^^;)。
ちょっと知識のある人ならば、建物を見てこの通りが「旧街道」とか「旧道」とか思いつくんでしょうね。後年になって「旧街道」、「旧道」を意識するようになりました。
で、意識して訪問しているレポートの一部抜粋が以下です。
↓ 水戸街道 土浦宿
水户交通干线。
从日本桥(东京都)连接到水户(茨城县)之间的地方。叫土浦宿。#水戸街道 。
日本橋 から水戸をつないだ途中の場所です。 #土浦宿 と言います。#土浦きららまつりの旅181 pic.twitter.com/gXL15ifAz3— 中国語と日本語でつぶやきます (@koujinn_t) 2018年8月4日
↓ 水戸街道 若柴宿(龍ヶ崎)の手前
旧水戸街道の道標。龍ケ崎の道標として、有名らしい。#綱火高岡流の旅18 pic.twitter.com/Nu39AvhuQH
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) 2018年8月26日
↓ 水戸街道 稲吉宿
稲吉宿本陣。#水戸街道 で現存する本陣3つ(取手宿、中貫宿)の内のひとつ。#かすみがうら祭の旅18 pic.twitter.com/omsZmrQ6Vm
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) 2018年11月4日
↓ 水戸街道 終着/起点
ここが江戸東京 日本橋と水戸をつなぐ #水戸街道 の起点だったんだな。#ロード鹿島神宮提灯まち18 #備前掘 pic.twitter.com/e5D9aOVCX4
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) 2018年9月1日
自分はあまり、知識を先に詰め込んでから行動に移すことは好きではありません。まずまっさらな状態で素直に見たまま、感じたままを大事にして旅をしています。
ただ、さすがに何度も同じ土地に行くわけにもいかないので、複数回訪問した後はある程度、情報を押えてから訪問するようにしています。
このページは、2003年07月21日に取材した内容に基づき、2003年12月22日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。