今宵は茨城県取手市の利根川河川敷で、「とりで利根川大花火」が催されるそうです。
一度は行ってみたい花火大会。
コンパクトデジカメ オリンパスのC21を携え、常磐線 取手駅を目指します。
新松戸駅の立ち食いそば
いつもどおりに新松戸駅の立ち食いそばにて、たぬきうどん+ゆでたまごを食します。
区画整理の進む取手駅西口
取手駅西口に出てみます。
取手駅西口周辺は、区画整理のまっただ中のようです。
とりで利根川大花火の会場を探す
取手駅西口と、東口とをつなぐ地下通路「ギャラリーロード」を通過し、花火会場が行なわれるであろう東口に出ます。
取手の花火大会がどこで行なわれるか、場所を下調べをしてこなかったので、あたりを適当に歩きます。「車両通行止め」の看板を見つけました♪ 花火会場は近いはずです。
やるの? やらないの? とりで利根川花火大会
時刻は17時を回りました。
大会本部近くに行くと、幾人の関係者が集まっているのが見えます。無線で入ってくる話や、関係者の話しているのを聞いていると、どうやら「強風」のため、花火大会を「決行」するか「順延(中止)」するかでもめているようです。
その中で、市長らしき人が到着。関係者の輪の中に入って行きました。
しばらくしてから話を盗み聞きすると、警察や消防は「順延(中止)」を勧めていて、市長が「決行」を押している様子。
しばらくすると放送があり、今日の花火大会は18時に改めて「決行」か「順延」の協議決定をするとのこと。
時間もまだまだあるし、取手駅方面に行くことにしました。
駅前のデパートの3Fのダイソーにて買い物。ウエットティッシュやお茶を購入しました。
利根川花火会場周辺を散策する
18時ころに再び花火会場へ。
まだ花火を開催するか、中止にするかの放送は無いようです。
放送では「せっかくお越しいただいたお客様には申し訳ございません。私も開催の実行を祈っております」とか、「皆さんで花火大会の決行をお祈りしましょう」とか「こんなにたくさんの方が集まってくれたのですから、決行して欲しいです」などと、アナウンスの女性の私語とも思える発言に不思議な感情がこみ上げてきます。。
とりで利根川大花火の開催が決まる
18時15分になってもまだ決定が下されません。本当ならば花火大会は「順延(延期、中止)」するのが筋なのでしょうけれど、市長が無理を言って「決行(開催)」を押しているみたいです。がんばれ、市長!。
で、「決行」することに決定。会場にアナウンスが流れました。
ただ、風によっては途中でも「中断」したり、場合によっては「中止」することもありますと、放送されました。仕方の無いことです。
取手市長 あいさつ
取手市長の挨拶から始まります。
「早く打ち上げてくれ~」と思いました。さらに、市長の挨拶の中に、「来年は50回を迎える記念すべき大会なので、今年よりももっと盛大に行ないたいと思います」と、今年の花火が始まってもいないのに、どうなんだろーか?と感じる発言がありました。
そんな中、花火大会が始まりました・・・。
とりで利根川大花火 開始!
しかし予定の19時を過ぎましたが、まだ花火は始まりません。これは「開催」か「中止」かではっきりしなかったため、花火そのものの準備があまり進んでいなかったことに由来するようです。
やっとのことで花火が打ちあがりました。
風に流され見学席(大会本部/桟敷席)の上まで来る花火もあり、迫力があります。途中何度か、強風のため中断することもあります。一部の花火(大玉)が中止されることもありました。しかし、最後まで花火を打ち上げてくれました。
とりで利根川花火大会が終わる
花火終了後、放送で「この強風の中、打ち上げてくれた花火師さんに拍手をお願いします」と流れました。
拍手をすると、遠くにおられるであろう花火師さんたちが、手持ちの懐中電灯をくるくる回してくれて返事をしてくれます。
それを放送で「花火師さんが返事をしてくれています」と流れ、ちょっと感動。
その後も出店で食べ物を買ったりして、お祭りの雰囲気を楽しみました。
常磐線に乗り、家に着いたのは23時過ぎでした。
【 寛容だった10数年前の花火大会 】
この文章を書いているのが、2018年10月07,08日になります。
昨日一昨日の、10月06日(金)に茨城県土浦市の桜川河川敷で平成最後の 土浦全国花火競技大会 が催されました。
ご存じの通り?台風25号接近の中、この土浦の花火大会は始まりました。花火打ち上げ競技の途中、岐阜県の花火業者が打ち上げたスターマインの花火の一部が強風で桟敷席に流れ、10数名の軽傷者を出してしまいました。そして土浦の花火大会はそのまま中断、中止となってしまいました。
この取手市で2002年に行なわれた「第49回 とりで利根川大花火」の模様を再アップ(Re.ぶらり茨城)するに辺り、現在(2018年)の安全に対する考え方の部分で不適切に当たる表現があるかもしれない!?と躊躇する部分がありました。
しかし、15年以上前の、まだ時代が寛容だった頃の話として、また、わたくしKoujinn(旅人)が“勝手に聞き間違えたんじゃないの?”、“演出なんじゃないの?”くらいに受け止めていただけると幸いです。
このページは、2002年08月10日に取材した内容に基づき、2002年08月10日に書かれています。本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。