科学万博つくば’85(国際科学技術博覧会/EXPO’85)で、国鉄常磐線に臨時に設置された万博中央駅。
万博終了後、壊されてしまった駅舎跡には「記念碑」が設置されました。
科学万博閉幕の1985年(昭和60年)から13年後の1998年(平成10年)、万博中央駅とほぼ同じ場所にひたち野うしく駅が建てられた時、その「記念碑」の行方が分からなくなってしまいました。
念願の茨城県立図書館に行く
2ヶ月くらい前から予定しては中止になっていた水戸の茨城県立図書館(茨城県水戸市)行きの話。
やっとのことで訪問することができそうです。
目的は科学万博つくば’85、および国鉄 常磐線 万博中央駅関連の資料を探してくることです。
掲示板に書き込んでいただいた、国鉄太郎さんの「交通新聞」(交通新聞社)の「常磐線開業100周年記念特集」の記事には万博中央駅のことを深く取り上げているそうで、この件も要注意です。
常磐線 水戸駅に到着
水戸駅 北口を出て
茨城 常磐線の主要駅は土浦駅くらいしか知らないので、その延長で水戸駅も考えていましたら、大違い。水戸駅には若い人があふれ返り、たいへん元気のある街です。
駅前は高架化(ペイデストリアンデッキ)されていて、人と車の導線を完全に分離させています。
水戸駅北口周辺のモニュメント群
水戸駅周辺のだいたいの地図は頭に入れているものの、茨城県立図書館の位置は正確には覚えていません。
「駅を出て左斜め前方くらい」のアバウトな知識だけで辺りを見回すと、それらしき道(銀杏坂通り)があります。
とりあえずはこの道を進んでみますか・・・
お堀があり、木々を抜けると、そこは図書館だった
いよいよ茨城県立図書館の中へ
時間はまだ13時を回ったところ。
これまで科学万博つくば’85への核心になかなか迫れませんでした。
しかし、さまざまな情報は「茨城県立」である、この図書館に存在するに違いありません!
もしここで情報が見つからないと、今後の展開にかなり影響してきます。
かなりの期待と、しかし気負うことなく、茨城県立図書館に入っていくのでした・・・
このページは、2001年06月02日に取材した内容に基づいて書かれています。
また、本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。
初出展時のタイトル
04 常磐線 万博中央駅の跡地に置かれていた記念碑の行方