科学万博つくば’85(国際科学技術博覧会/EXPO’85)で、国鉄常磐線に臨時に設置された万博中央駅。
万博終了後、壊されてしまった駅舎跡には「記念碑」が設置されました。
科学万博閉幕の1985年(昭和60年)から13年後の1998年(平成10年)、万博中央駅とほぼ同じ場所にひたち野うしく駅が建てられた時、その「記念碑」の行方が分からなくなってしまいました。
牛久中央図書館(茨城県牛久市)へ向かう
(2001年)04月14日(土)に万博中央駅の関連資料を探しに、水戸にある茨城県立図書館(茨城県水戸市)へ向かう予定でした。
地元駅から乗り換え、常磐線柏駅に降り立ちました。
しかしここ柏まで来て、水戸駅までの乗車時間がさらに1時間半もかかることが判明しました。現在14時45分。水戸駅に着くのは単純計算でも16時を回ってしまいます。これではまずいと急遽訪問先を変更。ひたち野うしく駅のひとつ手前である牛久駅の牛久中央図書館(茨城県牛久市)に向かうことにしました。
常磐線牛久駅に到着
牛久駅の改札を出ると、目の前に牛久駅周辺の案内MAPが。
どうやら「牛久中央図書館」は駅東口を出てまっすぐ進み、左手方面にあるようです。
牛久市役所
とぼとぼ歩いていきますと、「カスミ」の看板がありました。そして「牛久市役所」も発見しました。
牛久市からの返事のメールに「記念碑は牛久市で保管しています」との回答があったことを思い出し、市役所もちょこっと見ていきました。
牛久中央図書館に到着
牛久市役所からさらに歩いて行きますと、「牛久中央図書館」に到着しました。
大失敗
ここまで来て、失敗に気がつきました・・・。
牛久市役所の方に紹介していただいた資料名を、控えてくるのを忘れてしまっていたのです・・・(涙)
仕方無しに、2階にある郷土資料のコーナーをしらみつぶしに調べていきました。
見つかった資料(コピーした)のは2つだけ
万博中央駅の「記念碑」の写真、資料を見つけることはできなかったのですが、科学万博つくば’85に関する面白そうな記事を2つほど見つけました。
タイトル名のひとつが「筑波万博に活躍した常磐線」(原文ママ)。もうひとつが「会場までの交通ガイド-1.鉄道を利用する場合」です。
が、どちらも本の題名を控えてくるのを忘れてしまいました。。
牛久市役所にアタック!
図書館の閉館時間になったので、撤収することにしました。
写真を見つけることができませんでしたが、次回来るときは教えてもらった本の題名を控えてくれば何とかなりそうですし、今回はあきらめましょう。
それよりも牛久市役所にもう一度、寄ってみることにしました。
市役所の回答では「記念碑を保管している」とのことでしたが、意外と敷地の隅にでも野ざらしにしているかもしれません。
建物の間だとか、駐車場の端だとか、物置の裏手とか色々捜しましたが、「記念碑」らしきものは見つかりませんでした。いくつか鍵のかかった物置がありましたので、もしかするといずれかの物置の中に「保管」してあるのでしょう。
見られるところすべてを調べたので、満足しました。
今日は牛久市役所は休みだし帰ろうか、と思っていたら、休日来所者用の出入り口を見つけてしまいました。
ついでですから、休日来社用入口から中に入っていきました。
扉を開けると警備員室があり、そこに警備員さんがいました。
「記念碑」のことについて調べているので、分かる方はいませんか、みたいなことを質問しましたが、土曜日なので所員はいませんとの事。
当然ですよねー。
もう一度「牛久中央図書館」?、それとも「茨城県立図書館」?
今回も科学万博つくば’85の「記念碑」の情報に近づきましたが、写真なり実物なりを見つけることができませんでした。
残念ですが、仕方がありません。
まだまだ打つ手はありそうですし、次回に持ち越しましょう。
次回はどこに訪問するか。
牛久市立中央図書館? それとも、茨城県立図書館?
このページは、2001年04月14日に取材した内容に基づいて書かれています。
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