科学万博つくば’85(国際科学技術博覧会/EXPO’85)で、国鉄常磐線に臨時に設置された万博中央駅。
万博終了後、壊されてしまった駅舎跡には「記念碑」が設置されました。
科学万博閉幕の1985年(昭和60年)から13年後の1998年(平成10年)、万博中央駅とほぼ同じ場所にひたち野うしく駅が建てられた時、その「記念碑」の行方が分からなくなってしまいました。
牛久市からの返事のメール
- 「ひたち野うしく駅」の「記念碑」はどこに行ったのか?
>解体されたとの噂がありますが・・・
Ans.記念碑はひたち野うしく駅及び周辺工事の際に障害となったため、いったん解体して、現在牛久市役所で保管しています。数年後にひたち野西の公園に再度設置される予定です。 - 「記念碑」の写真は牛久市などの図書館等で見ることはできるのか?
Ans.記念碑の写真は、牛久市が発行している「牛久市史資料石造物編」(牛久市史編さん委員会編)に碑文とともに掲載しています。「牛久市史資料石造物編」は牛久市の図書館で閲覧できます。 - 「ひたち野うしく駅」は「万博中央駅」の土浦寄り100mに位置しているのは本当か?
Ans.ひたち野うしく駅は、万博中央駅とほぼ同じ位置にありますが、万博中央駅から何メートル離れているかという詳細な資料は残念ながら無いようです。 - 「万博中央駅」等の資料は公営機関で調べることはできるのか?
もしできるのなら、どういった場所を紹介していただけるのか?
Ans.万博中央駅についての資料は、現在牛久市ではほとんど残っていません。JR東日本で保管していないということでしたら、他に可能性のあるのは、茨城県や文部科学省かもしれません。
1)「記念碑」は牛久市役所にある!?
「記念碑が解体された」との「噂」は本当のことでした。
しかし、有力な情報。解体された碑そのものは、牛久市役所で保管されているとのことです。
さらに数年後には「ひたち野西の公園」で再設置されるとは!!。
今までずっと「記念碑」は「解体」=「破棄」のイメージが付きまとっていましたので、何だかホッとしました。
2)「記念碑」の写真は牛久市の図書館にある!?
インターネットで検索してもなかなか見つからなかった「記念碑」の写真は牛久市の図書館にあるそうです。それも書籍名(牛久市史資料石造物編)まで親切に教えてくれるとは・・・。
牛久市ありがとう、って感じです。
3)「ひたち野うしく駅」の位置
4)「万博中央駅」の資料は何処!?
牛久市では残っていないようです。
考えられるのは『JR東日本』か『茨城県』、『文部科学省』ではないか?、とのコメント。
これも一つ一つ当たるしかなさそうです・・・。
このページは、2001年04月頃に取材した内容に基づいて書かれています。
また、本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。
初出展時のタイトル
04 常磐線 万博中央駅の跡地に置かれていた記念碑の行方