筑波山大御堂が新しくなった~明治維新の廃仏毀釈
筑波山神社に参詣すると、筑波山神社本殿の南西側に「筑波山 大御堂」があります。
筑波山 大御堂
かつて大御堂は、現在の筑波山神社の位置にありました。
水戸藩による「尊王攘夷」の運動から、時代が明治維新を迎えると、廃仏毀釈により筑波山の大御堂は破壊されました。仏像、仏具などは大半が破棄されました。その中で楼門や御神橋、境内社などは残りました。破壊された大御堂の跡地には、筑波山神社が再興されます。
延暦年間(782-806)、法相宗 徳一が筑波山寺を開山。寺名を「中禅寺」と称するようになったとされています。筑波山は古くより、山岳修行の場とされ、本尊は千手観音。板東三十三箇所第25番札所でした。
筑波山大御堂 昭和35年Ver.
知足院中禅寺の名跡を継いだ大御堂(真言宗)は、昭和35年(1960)筑波山神社の南西側に再建されます。
平成13年(2001)年には、鐘楼も復元されました。
千寿観世音を本尊とし、坂東三十三観音の25番札所となっています。
大御堂 本堂・客殿 新築工事 / 2018年
2018年(平成30年)訪問時、大御堂は、本堂と客殿の新築工事を行っていました。
完成した 筑波山 大御堂 本殿 / 2020年
アクセス 筑波山大御堂
名称:大御堂 (真言宗)
住所:茨城県つくば市筑波748
※便宜上、筑波山口駅(旧筑波駅)からのアクセスを掲載しています
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