科学万博-つくば’85(国際科学技術博覧会/EXPO’85)の政府館(テーマ館)にて出展されたWASBOT(ワスボット)君。
科学万博終了後は、つくばエキスポセンター(茨城県つくば市)に常設展示されていましたが今回、新宿タカシマヤタイムズスクエア(東京都渋谷区)の展示展『鉄腕アトムの軌跡展』で科学万博-つくば’85の代表として展示されていると聞きました。
つくばエキスポセンターでWASBOT君とは何度も逢っていますが、たまには違う場所で逢うのも粋。
そこで、新宿タカシマヤタイムズスクエアまで足を延ばすことにしました。
新宿タカシマヤタイムズスクエアに行く
新宿タカシマヤタイムズスクエアは、JR新宿駅の新南口から出るのが一番近いです。
前の職場が新宿にあったこともあり、この辺りは庭みたいなものです(笑)。
『鉄腕アトムの軌跡展』 パンフレットと入場券
鉄腕アトム展の展示会場は10階。エスカレータを上がったフロアの真ん前が展示会場となっていました。
入場券を購入し、早速中に入ります。
(パンフレットはかばんに入れておいたので、しわくちゃになってしまいました・・・。)
場所:新宿タカシマヤタイムズスクエア 10階
期間:(2002年)04月24日(水)~05月06日(日)
WASBOT(ワスボット)?
展示会場に入り、いくつかのブースに分かれた会場を見て回ります。
自分としては、WASBOT(ワスボット)君に逢うことが目的なので、それ以外の展示は軽く流す感じで見ていきます。
4つ目のブースに入ったところでしょうか?。
オルガンを目の前にした、WASBOT(ワスボット)君をやっと見つけることができました。
ところが、なんだかちょっと違うような気がします・・・。
この違和感は、なんなんでしょう・・・。
せっかく再会したWASBOT(ワスボット)君なのに、違和感を感じます。
これまで何度もつくばエキスポセンターでWASBOT(ワスボット)君には逢っていますので、見間違うわけはありません!!。
まさか、偽者!?。
WASBOT君では無い!!
つくばエキスポセンターに行ったときの写真があるので確認して欲しいのですが、ここに展示されているのは、WASBOT(ワスボット)君ではありません。
パネルがあったので読んでみると、この機械はWASBOT(ワスボット)君の前身である、WABOT-2(ワボット-2)という試作機らしいです。これを元に、WASBOT(ワスボット)君が作られたと書いてあります。
早稲田大学ヒューマノイド研究所 で研究が続けられている
1972年頃から「ヒューマノイド・ロボット」の研究が行なわれており、WABOT-1は二足歩行のロボットでした。
1984年には視覚的に楽譜を判断し、ピアノを演奏するロボット、WABOT-2が完成。1985年の科学万博-つくば’85で展示されたWASBOTに引き継がれました。(パネルより編集、引用)
科学万博のWASBOTにも、こんな歴史があったんですねー。
さらに現在も、研究は続けられているそうです。
新宿でWASBOT君には逢えなかったけど、違う満足感
結局、新宿タカシマヤタイムズスクエアで展示されていたロボットは、WASBOT君ではありませんでした。しかし、WASBOT君の歴史を学ぶことができましたし、その前身であるWABOT-2という存在を知ることができ、見ることができたのは、良い収穫だったと思います。
満足、満足♪。
撮影禁止
そう言えば、この新宿タカシマヤタイムズスクエア 『鉄腕アトムの軌跡展』の展示会場は「撮影禁止」です。なので、写真を撮ることができなかったのは、非常に残念です。
え?、ここにある写真はどうしたんだ?ですって?。
それは私の祈り、想いが通じたのでしょう。
家に帰ってきて、デジカメのスマートメディアを調べたら、データが焼きついているではないですか!?。
いやー、科学で解明できないことって、あるんですねー・・・。
このページは、2002年05月05日に取材した内容に基づいて書かれています。
また、本文は当時の原稿を加筆修正している関係で、初出典時と写真や表現が異なる場合がございます。
初出展時のタイトル
06 新宿でWABOT2(ワボット2)に逢いました