失われし高戸小浜海岸_行けそで行けない茨城百景
常磐線JR高萩駅〔茨城県高萩市〕東口から東へ約600メートル。
太平洋に沿って、白く長い砂浜が約2キロにわたって続きます。
高萩海水浴場――。
アクセス:高萩海水浴場
常磐線 JR高萩駅東口より東へ約600メートル。
高戸前浜海岸
高萩海水浴場の北側に位置するのが「高戸前浜海岸」です。
商業施設「高萩ビーチガーデン」跡地
この場所には「ソーラーパネル」がびっしりと設置されています。
地元の方にこのソーラーパネルの敷地について伺うと、かつてここには「商業施設(=ボーリング場など)」があったとのこと。
室伏勇先生の茨城百景のバイブル、「茨城百景巡歴」を改めて確認すると、以下のような記述を確認できます。
昭和41年にレジャーセンターの「高萩ビーチガーデン」が誕生、大小のプールやレストラン、ホテルなどがあり賑わっている。
「茨城百景巡歴」(室伏勇 著)暁印書館 出版 P66より引用
「茨城百景巡歴」(P66)には、当時の「高萩ビーチガーデン」らしき建物の写真も掲載されており、昭和の賑わいを感じ取ることができます。
訪問できない「茨城百景 高萩高戸浜」
木々が生い茂る先には「茨城百景 021 高萩高戸浜」の碑があるのですが、令和02年現在、ヤブが生い茂っており、茨城百景碑にアクセスすることができません。。。
高戸小浜海岸
木々、ヤブが生い茂る高戸前浜海岸のさらに北側には、「日本の渚百選」、「松岡八景 高戸の帰帆」、「子どもいきいき自然体験フィールド100選 No.62 高戸小浜海岸」に認定、制定された『高戸小浜海岸』があります。
何やら選別者ものが多すぎる😵。#茨城紅葉登山旅20 #高萩市 pic.twitter.com/AIkDIo0Bcp
— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) November 21, 2020
津波被害(3.11 東日本大震災)に強かった
両側にせり出した岩(岬)は、3.11の東日本大震災のとき、津波被害を緩衝させました。構造のよく似る「013 平潟港」でも、津波を緩衝させた話は聞いたことがあります。
かつては「砂浜」が広がっていた
波が強く、人工的に作り替えられたこの場所は、地元の方に伺うと「ここは昔は砂浜が広がり、子どものころはここで遊んだ。沖に出て魚を捕ったりしたが、今は砂浜も波に持って行かれ、コンクリ(タイル)で埋め立てられ、波も荒くなり、子ども達も沖であそぶことはできなくなった」とおっしゃっていました。
メモ:高浜の高戸小浜海岸
•昔はここが砂浜。地元の方は子供のころ泳ぎに来た。砂は波に持って行かれた。
•あの四角い穴は、海から塩を取る際に利用した。
•あの離れ島には祠があるが、震災で移動させているはず。
・地面のコンクリを張る前は、地面のかさが低かった。#茨城紅葉登山旅20 #高萩市 pic.twitter.com/CYg4kq4zd0— 旅人幸甚 @新治郡千代田村 (@brand_kas) November 21, 2020
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参考にさせていただいています。私も茨城大好きで、昨日は大子町、今日は磯原にいます。今日は波が荒いので、写真を撮っておしまいですが、波の静かな時、高戸小浜に再び訪れたいと思います。